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柏市の土壌5万ベクレル検出 異例の高濃度に市も調査

2011-08-03 17:30:41 | 千葉県ニュース

 

柏市の土壌5万ベクレル検出 異例の高濃度に市も調査に乗り出す

2011/8/ 1 19:43

 住宅地が広がる千葉県1 件市で、子どもが浴びる放射線限度を超える高濃度の土壌汚染が見つかったと週刊誌に報じられ、市が調査に乗り出す事態になっている。「放射線ホットスポット」では、そんなに汚染が進んでいるのか。

   報じたのは、週刊現代の2011年7月25日発売号だ。

地上50センチの高さで1.04~1.06マイクロシーベルト

汚染はどこまでなのか
汚染はどこまでなのか

   その記事によると、子ども2人がいる柏市の会社員女性が7月のある日、自宅近くの道路脇で5センチほど盛り上がった土の上にガイガーカウンターを置いて測った。すると、子どもが浴びる放射線限度の目安である毎時3.8マイクロシーベルトを倍近く上回る、7マイクロシーベルトにも跳ね上がった。この場所は、通学路になっており、すぐ近くには農園もあったという。

   そこで、土壌などの放射線測定をしているアレルギー食品検査センター(群馬県)に調べてもらった。その結果、この場所の土1キログラム中に、5万ベクレル強もの高濃度の放射性セシウムが検出された。土壌そのものの一般的な規制値はないが、この数字は、米の作付禁止基準に当たる5000ベクレルの10倍にもなっている。

   ホットスポットの1つに1 件市は挙げられているが、首都圏でもこんなに高濃度の土壌汚染があるのか。

   柏市では、土壌そのものは放射線量を測っていないものの、学校などの校庭の上では限度を下回る測定値しか出ていない。しかし、市の環境保全課では、報道を受けて、7月28日に女性が測った場所での調査を行った。

   市は、取材に対し、8月1日にその調査結果を明らかにした。女性本人に電話で聞き、地元の人にシールで示されていた場所を教えてもらって測ったところ、地上50センチの高さで1.04~1.06マイクロシーベルトあった。雨水のたまりやすい市道の側溝上の土だった。3.8マイクロシーベルトより低かったが、環境保全課では、それでも「線量は高い」異例のケースだとして、道路担当課に対応してもらうように情報提供したという。

   7マイクロシーベルトほどには達しなかったのは、土壌の一部が測定に出されたための可能性があるが、市では、測定器や測り方によっても違うのではないかとしている。

雨水蒸発繰り返し濃縮した可能性

   女性の依頼で測ったセシウム線量について、アレルギー食品検査センターの担当者は、個人データの数字そのものについては答えられないとしながらも、こんな高濃度はまずないと明かす。

「柏市やその周辺からは、家庭菜園や学校の土が心配だとして、個人的に測定を依頼する方は多いです。しかし、高くてもせいぜい数千ベクレルまでで、場所によっては不検出のところもあります。今回のは、特別高い数字だったので、正直びっくりしました」

とはいえ、ホットスポットと呼ばれる地域の線量は、総じて高い傾向にあるという。アレルギー食品検査センターの担当者は、風向きで放射性物質が流されたとみており、雨水がたまりやすい場所では、数百ベクレルの線量になることも多いそうだ。これは、野菜などの規制値500ベクレルに引っかかりかねない値だ。

   柏市で測定された土がとりわけ高濃度になったのは、汚染された腐葉土が持ち込まれたりしていた可能性はある。しかし、人為的なものではないこともありうると、この担当者はみる。

「水はけが悪い場所で、雨水が溜まって蒸発するのを繰り返すことでセシウムが濃縮したのではないでしょうか。いわば、浄水場の汚泥などに濃縮される仕組みと同じようなことが自然界でも起こっているのではないか、ということです」

   柏市の清掃工場では、2011年6月24日に採取された焼却灰から7万ベクレル強ものセシウムが検出されている。これは、刈り取られた草やせん定された枝葉が燃えて灰になり、セシウムが濃縮されたのが原因とみられている。住宅地でも自然に濃縮されうるなら、土はほこりになって舞い上がる可能性もあるだけに、今後さらなる調査が求められそうだ。

 

以下週刊現代の記事要約

 

 

【チェルノブイリの強制退去レベル超え】

5万2547ベクレル。千葉県、JR駅西口から約1.2キロの高級住宅街で1キロ5万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたと、週刊現代8月6日号が報じました。内訳は、土1キロ当たり放射性セシウム134が2万3663ベクレル、放射性セシウム137が2万884ベクレルであったということです。

週刊現代によれば、1キロ5万ベクレル超という数字は、1平方メートルに換算すると340万ベクレルという途方もない数値になるとしています。一方、チェルノブイリ原発事故の際、ベラルーシは、1平方メートル55万5000ベクレル以上で強制避難区域に指定しています。

なお、土の測定については、株式会社アレルギー食品検査センターが行ったということです。


【年間88ミリシーベルト】

この5万ベクレルをシーベルトに換算すると、週刊現代によれば、毎時10マイクロシーベルトほどになるとのこと。で、年間では88ミリシーベルト、福島県では避難区域になってしまいます。


市は速やかな対応を】

局所的とはいっても、極めて高い放射線区域がに存在するのはまぎれもない事実です。家庭単位で除染が行われた結果、ゴミ置き場なども高い放射線量になっていると聞きます。福島県内であれば、表土の除去や洗浄など、除染のための措置が講じられなくてはなりません。しかし、週刊現代の取材では、市は、土壌の調査はまだ行っていないという返答であったそうです。

福島原発の事故からすでに4か月以上たつのに、「調査もまだ」というのは何とも心もとない。セシウム・放射能汚染への対応は早ければ早いほどいいと言われます。行政には、対応の速度アップを期待したいところです。

 



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