もう黙ってられない! 原発なくせ! ちばアクション

原発再稼働阻止!原発輸出絶対反対!福島の子ども達を守ろう! chiba20110507@mail.goo.ne.jp

セシウム汚泥・焼却灰埋立(1日280トン)の処分場(新井総合)で水漏洩!千葉県の水が本当にやばい!!

2012-01-31 22:24:39 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

【速報】君津市、本日市内の産業廃棄物最終処分場にたいして県環境生活部廃棄物指導課より、観測井戸の塩化物イオン濃度が高い事から廃棄物の搬入を停止するよう勧告が出ました。これにより放射性物質を含む汚泥焼却灰等も一時搬入停止となる見込みです。

やはり即刻搬入停止・処分場は廃業です。営業を続ける限り、千葉県民の水道水が毎日危険と隣り合わせ!

森田知事!これでも千葉県民の命の水=水源地に放射性汚泥焼却灰を埋めることを認めるのですか!

原発事故以来、毎日280トンのセシウム汚泥・焼却灰を埋め立てているんだぞ!


君津の処分場で水漏洩か 県が搬入停止勧告(千葉テレビ31日)

 君津市にある産業廃棄物の最終処分場で水が外部に漏れた可能性があるとして、県は31日この処分場への廃棄物の搬入停止を勧告しました。

 勧告を受けたのは君津市にある新井総合施設の管理型最終処分場で、県が今月20日に立ち入り調査したところ、処分場の脇にある水質調査用の井戸2か所から、前の月の測定値を大きく上回る塩化物イオンが検出されました。県は処分場に敷かれている遮断シートの不具合で処分場内の水が外部に流れ出し、井戸に混入した恐れがあるとして、31日原因の究明と流出防止措置が取られるまで廃棄物の搬入を停止するよう事業者に勧告しました。また、この処分場では県の水道局や県内の市町村など13団体から1日およそ280トンの焼却灰や汚泥を受け入れているため、県は搬入元の市町村などに対しても、処分場の搬入停止に伴う対策を検討するよう要請しました。

 なお、県によりますと、塩化物イオンそのものは人体に有害ではなく、井戸水から放射性物質は検出されていないということです。

君津・廃棄物最終処分場から水漏洩の可能性 搬入停止を勧告 県

2012.1.31 22:13 サンケイ

 県は31日、廃棄物を埋め立てている君津市怒田の最終処分場から水分が地下水に漏れ出している可能性が高いと発表した。地下水や土壌が汚染されるおそれもあることから、県は処分場を管理する「新井総合施設」に対し、3月末までに原因を解明し対策を講じるよう求め、同日付で廃棄物の搬入停止を勧告した。

 同施設には、我孫子市や君津市、佐倉市酒々井町清掃組合など9市3団体や県水道局などから1日当たり計約280トンの廃棄物が運び込まれている。県は、から各市・団体に廃棄物搬入停止に伴う対策を検討するよう要請した。

 県廃棄物指導課によると、放射性物質測定検査と併せて1月20日に地下水の水質調査を実施したところ、放射性物質は検出されなかったが、地下水の塩化物イオン濃度が1リットル当たり250~580ミリグラムあった。同社による前月の調査結果(1リットル当たり26~31ミリグラム)と比べ、急激に高くなっていた。

 塩化物イオンは有害物質ではないが、廃棄物に多く含まれる。同課は廃棄物を包む遮水シートが破れた可能性があるみて、鉛など有害物質の漏出がないかについても調べている。


2月 ちばアクションの行動方針

2012-01-30 16:46:29 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

(1)1・26千葉県庁への申し入れ行動の報告 

●ちばアクションの「セシウム汚泥搬入中止を求める申し入れ」 
 千葉県として対応した千葉県産業廃棄物指導課は「今現在の県としての対応は安全だ」と対応しました。この意見に対して、千葉県各地より集まった参加者から追及の意見が殺到。 
このやりとりの中で、「千葉県では、3月11日から6月までの期間、どのくらいの放射性廃棄物が埋め立てられているかを測定しておらず、県として把握できていないという事実」「県に提出された埋め立て反対の1万2千筆の署名用紙が、報告だけ森田県知事にあげられ、実際に知事の手元に渡っていない」という新たな事実が発覚しました。このことに参加者の怒りが爆発しました。

申し入れ行動の最後に、

「①千葉県は情報公開すること、
②森田健作知事の署名に対する県民への回答、
③直接知事と対話のできる説明会を開催させること」

の3つを要求し、「2週間以内までに千葉県として回答する」ことを約束させました。

(2)ちばアクションの行動方針です 

●2・4千葉駅前、大街頭宣伝 

 もっと広くこの問題を知ってもらうために、千葉駅前にて街頭宣伝を行いたいと思います。 
 2月4日(土)13時~15時 千葉駅前クリスタルドーム前集合 
 パネルなどを使っての大宣伝活動、アピール、チラシ撒きを行います。 
 寒いですので1時間でも参加だけでも結構です。 

●2・9県庁行動 

回答期限の2月9日、森田県知事への「面会」「説明会」を求めて、第2回の千葉県庁申し入れ行動を予定しています

●2・12ティーチインちばにお集まりを! 
 千葉の汚染を学習するための討論集会、意見交換のための集会です。ぜひご参加ください。 
「原発なくせ! 千葉の命の水を守れ! 」 
 2・12ティーチ・イン ちば  
 日時:2月12日(日)14時~  
 場所:菜の花プラザ3階 大会議室(千葉市中央区長洲1-8-1) 


「鬼は外!」 森田県知事による落花生撒きが突然の中止!印西

2012-01-29 10:33:11 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

知事定例記者会見(平成24年1月26日)概要

森田知事 

最後に、「ちばが旬!販売促進月間」の取組みについてお話をいたします。

これから房総の花や、なばな・キャベツなどの春野菜の出荷が最盛期を迎えます。そこで、千葉県産の農林水産物の魅力を県内外の消費者の皆様に楽しんでいただくため、販売促進キャンペーンを集中的に展開いたします。このキャンペーンの主な内容をご紹介いたします。

初めに、今週の土曜日にイオン千葉ニュータウン店で「落花生の豆まきイベント」を開催いたします。来月3日の「節分の日」を迎えるに当たり、千葉県の特産品であり、全国の4分の3の生産量を誇る落花生を活用した豆まきを行います。当日は、私も参加し、千葉のおいしい落花生をPRさせていただきます。

 印西の子どもたちから「鬼は外!」ってやられたら“青春スター”がカッコつかないと思ったのか急遽中止!

落花生で豆まきPR 千葉・印西

2012.1.28 21:31 サンケイ
千葉県落花生で福を願う豆まきイベント

千葉県落花生で福を願う豆まきイベント

 節分を前に、県特産の落花生で豆まきをして福を願うセレモニーが28日、千葉県印西市中央北のイオンモール千葉ニュータウンで行われた。

 落花生を使った節分の豆まきは北海道や東北地方では定着しているが、全国一の生産量を誇る千葉県でもこの風習を広めようと、イオンリテールが昨年に続き開催したイベント。会場では、県落花生協会の根本実会長や双子の姉妹「ちばピーナッツ大使」らが集まった約200人の買い物客に落花生をまいてPRした。

 同社では、関東エリアのイオン約100店舗で、節分コーナーに県産落花生を並べている。


森田知事!私たちの訴えを聞いてください。

2012-01-27 19:31:33 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

この、県民の声が聞こえないのだろうか?森田知事は!!

「元青春スターで、みんなの心をつかんだ森田さん! 目を覚ましてください。知事になったのは、名誉欲のためじゃないですよね。
どうして県民の声を聞かないのか!」(山本太郎さんの訴え)

http://www.youtube.com/watch?v=gIJfgTlIbDE&feature=youtu.be

以下転載

 

子ども達を放射能から守るネットワーク@ちば

1.26 「千葉の水を守れ!」千葉県庁申入れ行





昨日千葉県庁で行なわれました、「千葉の水を守れ!」
申入れ交渉に参加してきました!
水源地に放射性セシウム埋め立てに対して、即時停止、またしっかりした
情報公開などを申入れました。
職業や年齢や立場など様ざまな方50名弱の方に
お集まりいただき、真剣にこの問題を訴えました。
交渉前半の30分間を録画してましたので興味がある方は
動画を是非ともご覧ください。
雰囲気や内容などがわかると思います。

【動画】千葉県庁 申入れ交渉1
http://youtu.be/8iN0ut7cGjI

【動画】千葉県庁 申入れ交渉2
http://youtu.be/Q_BuOS8MBU4

【動画】千葉県庁 申入れ交渉3
http://youtu.be/8O4SYcLQhYc

実はこの30分以降が今回の交渉の山場でした。
しかしながら手が疲れて、交渉に参加したいと思い撮影をやめてしまいました。。汗

以上で転載終わり。
近々、後半の交渉記録をアップしたいと思います。

 


「山本太郎が森田健作知事に宣戦布告!」

2012-01-27 14:21:24 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

http://www.youtube.com/watch?v=ffaf4oHAbJk

 

山本太郎が森田健作知事に宣戦布告!

日刊スポーツ

山本太郎(右)は千葉県庁前で森田健作知事との直接対面を要求する(撮影・柴田寛人)
山本太郎(右)は千葉県庁前で森田健作知事との直接対面を要求する(撮影・柴田寛人)

 反原発活動を続ける俳優山本太郎(37)が26日、森田健作千葉県知事(62)に“宣戦布告”した。県庁前で、放射性廃棄物の県内搬入中止を求める市民団体の会合に途中参加。申し入れ書の提出に森田知事が立ち会わなかったことを聞き、拡声機のマイクを通じて森田知事に訴えた。

 「元青春スターで、みんなの心をつかんだ森田さん! 目を覚ましてください。知事になったのは、名誉欲のためじゃないですよね。どうして県民の声を聞かないのか!」

 放射性廃棄物の処理場が水源地に近く、地震や津波などの影響で放射性セシウムが漏れ出せば、水道水が汚染される危険性を指摘。「水源地に処理場があるなんて、あり得ない話。県民の命を守らなければ、知事としてのその先はない!」。モリケンコールを自ら始め、「モリケン、出てこい、モリケン、仕事しろ」と直談判を要求した。

 反原発の各種活動に参加してきたが、俳優の大先輩へのアピールは今回が初めて。「一緒にお仕事をしたことはありませんが、正義感の象徴。時代のカリスマだった方です。若いころのように熱く働いてほしい」。宣戦布告が森田知事に届くかどうか。県民の期待を集めている。【柴田寛人】

 [2012年1月27日9時17分 紙面から]

 

東京新聞 千葉日報 毎日新聞

 


「1月26日の“千葉の命の水を守れ”県庁行動は、始まりです」 千葉県庁への申し入れ行動の報告

2012-01-26 19:54:10 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

1・26ちばアクション千葉県庁一日行動お疲れさまでした。

 参加いただいたみなさんありがとうございます。60名を越える参加者で千葉県庁に対する申し入れ行動、抗議アクションが成功しました。

● 千葉県庁への申し入れ行動の報告

 まず、ちばアクションから「セシウム汚泥搬入中止を求める申し入れ行動」をやりました。
千葉県として対応した千葉県産業廃棄物指導課は「今現在の県としての対応は安全だ」と対応しました。この意見に対して、千葉県各地より集まった参加者から追及の意見が殺到。

 新たな事実が発覚 !

このやりとりの中で、「千葉県では、3月11日から6月までの期間、どのくらいの放射性廃棄物が埋め立てられているかを測定しておらず、県として把握できていないという事実」

「県に提出された埋め立て反対の1万2千筆の署名用紙が、報告だけ森田県知事にあげられ、実際に知事の手元に渡っていない」という新たな事実が発覚しました。

このことに参加者の怒りが爆発しました。申し入れ行動の最後に、「①千葉県は情報公開すること、②森田健作知事の署名に対する県民への回答、③直接知事と対話のできる説明会を開催させること」の3つを要求し、「2週間以内までに千葉県として回答する」ことを約束させました。

●山本太郎氏もアクションに参加!

 昼休みには、千葉県庁前にて千葉の各地から集まった仲間で抗議の声を上げました。
「千葉の命の水を守れ」と書かれたプラカードに注目が集まりました!
 俳優の山本太郎氏も駆けつけていただきました。
「県民の命を守らなければ、その先なんてないんです。知事がやるべきことは県民の命を守ることです!これは、全国の問題です。本気で1万人集めましょう!」と訴えられました。

●ちばアクションの行動が全国ネットでテレビに!

このちばアクションの行動が、テレ朝をはじめテレビやユーストリームで全国放送されました。
「千葉の命の水を守って!」というちばアクションの1000枚を越えるチラシが、県の職員や通行人に手渡されました。
1月26日の県庁行動は、始まりです。
全国で放射性廃棄物質が拡散され、日本中が汚染されようとしています。関東、全国の「放射性排気物拡散反対」の声と一つになって、千葉県を動かしていきましょう。

●2・12ティーチインにお集まりを!

参加いただいたみな様ありがとうございました。これからもがんばっていきましょう。平日ですが、参加できなかったみなさん。ちばアクションは、「原発なくせ!千葉の水を守ろう!2・12ティーチインちば」を2月12日に企画しています。

千葉の汚染を学習するための討論集会、意見交換のための集会です。ぜひご参加ください。

●原発なくせ! 千葉の命の水を守れ! 
 2・12ティーチ・イン ちば 
 日時:2月12日(日)14時~ 
 場所:菜の花プラザ3階 大会議室(千葉市中央区長洲1-8-1) 


鈴木栄治千葉県知事殿  産廃処理場への汚泥や焼却灰の搬入を即刻中止すること。

2012-01-26 13:07:07 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

鈴木栄治千葉県知事殿

 

申入書

原発なくせ! ちばアクション

千葉市中央区要町2-8DC会館1F

TEL 043-202-7820

 

 ちばアクションは、福島原発事故以来、千葉県内で反原発の行動を行ってまいりました。いま、千葉県の産業廃棄物処理場に、高濃度の放射性廃棄物が大量に搬入されています。水源地にある産廃処理場からセシウムが漏れ出せば、県民の命と健康に重大な影響がでてきます。産廃業者に放射性廃棄物が、何十年も管理できるのか、と県民の中で不安が広がっています。私たちは千葉県に対して、放射性廃棄物質の即時搬入の中止を強く求めます。

千葉県は、環境省が「埋め立てをしてよい」とする8000ベクレル/kgの基準値をそのまま使い、君津市の新井総合施設では拡張建設工事が着工されています。環境省がこの基準値を設けたのが2011年5月です。それ以前の放射能ごみは最高2万ベクレルぐらいあるはずですが、ノーチェックでそのまま埋めたてられています。すでに、千葉では「基準値」を上回る高濃度の放射性廃棄物質が埋め立てられているのです。

山形県や横浜市の場合は、自主的基準値を設定したので、もっと低いのです。新潟県や広島県、神奈川県は、原子炉等規制法で定めている放射性廃棄物かどうかを区別するクリアランスレベルの100ベクレル/kg基準以上は認めていません。千葉県が、8000ベクレル/kgならよいと決めつけ、大量に埋め立てていることは、絶対に許せません。

廃棄物に含まれる放射能の総量規制がないため、8000ベクレル/kgの基準さえクリアできれば何トン埋め立ててもいいのでしょうか。処分場の地下に敷いてある遮水シートは15年補償、期待寿命は50年、だいたい15年ぐらい持つだろうというのが一般的な見方だと言われています。セシウムの半減期にも足りていません。だいたい無害になるには200年かかると言われています。千葉県は、200年間安全に管理できる保障があるのでしょうか。

なお、産廃処理場の排水処理装置はセシウムを除去することは想定していません。すでに、群馬県伊勢崎市にある処分場では、排水から基準値以上の放射性物質が検出されています。また産廃処理場を即日覆土しなければ、風が吹いたら舞い上がり、放射能汚染が拡散する恐れがあります。

埋め立て終了後も、産廃に雨が降れば汚水が出るので、これを浄化して放流しなければいけません。20年間の水処理費用はおよそ10億円です。これは県の積み立て維持管理積立金に積み立てています。万が一、遮水シートに穴が開いてしまった時に、メンテナンス用に積み立てた財源を超える環境汚染が発生したらどうするのでしょうか。

また、大地震や大規模な土砂崩れなどで、大量の放射性物質が川に流れたら取り返しのつかないことになります。この大惨事に備えて、千葉県として対策を講じているのでしょうか。

また、焼却灰やごみの運送トラックはどのように管理されているのでしょうか。コンビニ駐車場では、廃棄物を満載した泥まみれのダンプが停まっているそばを、子連れの買い物客が歩いている。泥だらけということは除染も十分ではありません。放射能をばらまきながら、千葉県内を走りまわっています。これでは、千葉県に住む子どもの健康に影響がでるのではないでしょうか。

 これらの危険があるにも関わらずに、環境省は「8000ベクレル以下なら埋め立ててよい」という要請を全国の自治体に通達しています。千葉県にももちろんこの要請は来ているはずです。真実を明らかにしてください。

最後に、水源地が汚染されれば、小櫃川、湊川、養老川の水が汚染されます。一度、水源地が汚染されたら元に戻らないのです。水が汚染されると、飲み水はもちろん、医療や農業にまで影響します。小櫃川の水は、千葉市の住宅地帯にも広範囲に使われています。何十万人という県民の水が汚染される大問題です。いま千葉県では、汚染によって、取り返しのつかない事態が進行しているのです。

 すでに、東京湾一帯が放射能汚泥や瓦礫の埋め立てによって、広範囲に汚染されています。私たちは、千葉だけではなく、関東圏一体の環境を守るために、千葉の産廃処分場へ埋め立てないでください。

私たちは以下申し入れます。

 一、 産廃処理場への汚泥や焼却灰の搬入を即刻中止すること

二、 千葉県民の納得する説明責任を果たし、情報公開すること

三、 産廃処理場に埋め立てるのではなく、国と東電の責任をもって管理すること。

このことを県は要求すべきです

 

1月26日午前11時より千葉県庁に申しいれ。当日、山本太郎さんも県庁行動に駆けつけてくれる予定

2012-01-25 12:43:28 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

●千葉県に申しいれに参加する方は10時半に県庁1階ロビーに集まってください。
当日、山本太郎さんも県庁行動に駆けつけてくれる予定です

●のぼりが完成しました。



放射性物質の埋立の問題点の整理

 この産廃場に搬入される廃棄物は、最近は県内汚泥が全搬入量の半分ぐらいを占める。

問題は、環境省が「埋め立てをしてよい」とする8000ベクレル/kgの基準値をそのまま使ったこと。
山形県や横浜市の場合は、自主的基準値を設定したので、もっと低い。
新潟県や広島県、神奈川県は、原子炉等規制法で定めている放射性廃棄物かどうかを区別するクリアランスレベルの100ベクレル/kg基準以上は認めてない。

環境省がこの基準値を設けたのが2011年5月。
それ以前の放射能ごみは最高2万ベクレルぐらいあるはずなのだが、ノーチェックでそのまま埋めたようだ。

廃棄物に含まれる放射能の総量規制がないため、8000bq/kgの基準さえクリアできれば何トン埋め立ててもいい

処分場の地下に敷いてある遮水シート(たった1.5ミリ)は10年補償、期待寿命は50年。だいたい15年ぐらい持つだろうというのが一般的な見方。セシウムの半減期にもたりない。だいたい無害になる(100ベクレル/kg)には200年かかる

排水処理装置はセシウムを想定していない。群馬の伊勢崎にある処分場では、排水から基準値以上の放射性物質が検出された。

即日覆土(毎日、埋め立てたごみに土をかける)か最終覆土か(何か月かかかって埋め立てが終わってから土をかける)。即日覆土じゃないと、風が吹いたら舞い上がる。

埋め立て終了後も、産廃に雨が降れば汚水が出るので、これを浄化して放流しなければいけない。20年間の水処理費用はおよそ10億円、これは県の積み立て維持管理積立金に積み立てている。万が一、遮水シートに穴が開いてしまった時には、修復手当をする(一か所1000万円ぐらい見込む)。メンテナンス用に積み立てた財源を超える環境汚染が発生したらどうするのか?

大地震や大規模な土砂崩れなどで、大量の放射性物質が川に流れたら取り返しのつかないことになる。

運送時の問題。コンビニ駐車場では、廃棄物を満載した泥まみれのダンプが停まっているそばを、子連れの買い物客が歩いている。泥だらけということは除染も十分ではない。

 

(動画)千葉県水道水源地に放射性廃棄物を埋め立ての問題をわかりやすく!

 


放射性物質を満載したトラックがコンビニで休憩


8,000 Ba/kg以下という基準でも普通の埋立はダメ!その根拠は!(国立環境研究所研究員)

2012-01-25 12:39:18 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

必読! 
国立環境研究所  資源循環・廃棄物研究センター(廃棄物適正処理処分研究室)/室長   山田正人氏 の論文

誌「都市清掃」【特集 都市ごみと放射能】一時保管と最終処分 山田正人氏・遠藤和人氏の提起は重要。「セシウム濃度が10分の1にするには70年間、100分の1に減ずる約170年間の長期的な管理(封じ込め)が必要」

「私は国立環境研究所というところで廃棄物の研究をしている者です。専門は埋立処分術です。環境省が酷い要請をしているようです。再三、8,000 Ba/kg以下という基準では普通の埋立は無理です。だめだという根拠はこれです」
山田氏のツイッターより

全文


(映像)地震による「産業廃棄物処理場」での液状化

2012-01-25 12:04:27 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

宮城県柴田郡村田町の竹ノ内産廃場でおきたこと

 

もし、セシウム汚泥を水源地にある産廃場に埋め立てている千葉県の場合どうなるか、想像してみてください。
「大地震直後、家と、家族のヤヤの安全を確かめ、ともかくも竹の内に急ぎました。
  処分場周辺、場内、いたるところ盛大な液状化噴出中でした。
  噴出常襲孔#3はご覧の通り、ガス臭が立ち込めていました。
  いったんに家に帰って、カメラとガス検知器を持ち出してその濃度を確かめ
  周りの地権者たちに注意を促しました。(2011/3/11/15;20)」


 


千葉県の水源地 なんと昨年の3.11から「6月までは8000ベクレル/kg超も埋め立て」ていた!!

2012-01-24 10:54:19 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

 

全国自然保護連合のHPより

全国自然保護連合と「自然と環境を守る全国交流会」は、昨年(2011年)12月12日、放射性廃棄物が次々と埋め立てられている君津市の産廃処分場=「君津環境整備センター」を見学しました。その報告の記事を転載させてもらいました。そこで重大な事実が明らかになっています。

 

重要なのは、6月までは8000ベクレル/kgを超える放射性廃棄物も埋められていたと言うこと!

 「8000ベクレル/kgを超えるものは受け入れられない」となったのは6月になってから。

3月11日以降から6月まで、一体どれだけ高濃度の放射性汚泥や焼却灰が埋められたのだろうか。

以下のNHKの報道から推測すると、秋田に運び込まれようとした1キログラム当たり2万8100ベクレルと同じ高濃度放射性物質が、千葉の水源地に、すでに埋められている可能性はある。県は早急に調べるべきではないか。

秋田 最後に残った焼却灰返却 [Archive NHK1012.1.9]

この問題は、去年7月、千葉県流山市から秋田県に運び込まれることになっていた焼却灰から、埋め立て処分の目安の3.5倍に当たる1キログラム当たり2万8100ベクレルの放射性物資が検出されたことで明らかになりました。目安を超えた焼却灰は、すぐに返却されましたが、首都圏と静岡県の6つの県の合わせて10の焼却場からすでに運び込まれていた目安を下回る焼却灰およそ245トンは、大館市の施設などに保管されていました。しかし、住民からは、そのまま埋め立てるのに反対する意見が出て、会社がこれ以上保管するのは難しいとして、すべて送り返すことにしました。焼却灰は10日、貨車に積まれ、千葉県八街市に向けて大館駅を出発する予定で、これで、すべての焼却灰が送り返されることになります。

秋田県のHP参照

 


以下転載
http://www006.upp.so-net.ne.jp/junc/hokoku0083.html

■搬入量の半分以上は放射性汚染物

 処分場ではまず、廃棄物処分システムの概要をビデオで見せてもらったあと質疑応答です。そのあと現場を見学しました。

 処分場は、福島原発事故が起きた3月11日の直後から放射能廃棄物を次々と受けいれています。最近は、放射性セシウムに汚染された汚泥や焼却灰の受け入れが搬入量の半分以上を占めています。たとえば、この日の搬入量はダンプ30台で、そのうち21台は放射性廃棄物とのことです。

 ところが、行政と処分場運営会社は放射性廃棄物の搬入をひた隠しにしました。わかったのは7月です。

■遮水シートの耐用年数は不明

 質疑応答と現場見学で明らかになったのは、放射性廃棄物を扱うための特別な対策はなにひとつ講じていないことです。産廃処分の技術と設備をそのまま使って放射性廃棄物を埋め立てています。

 埋め立て地の底に敷いてある遮水シートは普通の産廃用のもので、耐用年数は不明です。遮水シートは、産廃に含まれる化学物質によっても劣化したり破れることがあります。

 処分場の浸出水と放流水は御腹川に流れ込んでいます。大雨が降れば処分場中の水があふれ、セシウムが御腹川に流出する可能性もあります。

 大地震による崩落も想定していないとのことです。

■作業員の被曝対策は

 現場で放射性廃棄物を扱う作業員の被曝対策もほとんど講じられていません。

 7月以降、場内従業員と運転手は線量計を携帯することになりました。また、場内作業員はマスクとゴム手袋をすることになりました。しかし、被曝防止の効果はゼロです。

 重要なのは、自治体が被曝防止策をいっさい指導していないことです。線量計の携帯やマスク・ゴム手袋の装着は会社が自主的に指示したとのことです。

■6月までは8000ベクレル/kg超も埋め立て

 さらに重要だと思うのは、福島原発事故の発生直後から6月までは、8000ベクレル/kgを超える汚泥や焼却灰も受け入れていたことです。「8000ベクレル/kgを超えるものは受け入れられない」となったのは6月になってからです。

■危機意識はゼロ

 ようするに、行政の対策はいい加減です。また、放射性廃棄物を受けいれている処分場も、特別な対策はなにも講じていません。

 35万人の貴重な水道水源(御腹川)に、処分場から浸出水と放流水が常時流れ込んでいます。処分場は月に1回、御腹川に放流する水の水質を測定しています。しかし、月に1回では少なすぎます。

 いったん放射性セシウムが御腹川に流れ込んだり、地下水に浸透したらアウトです。処分場から1.5km離れた福野地区では地下水を飲み水として利用しています。

 そんな危機感が、処分場からも、そして行政からもまったく感じられません。恐ろしいことです。

 

君津地域の放射性廃棄物埋め立て地

放射性廃棄物の埋め立て地 

2期埋め立て予定地 

調整池。堰(写真奥)の先は御腹川 

 

(動画)千葉県水道水源地に放射性廃棄物を埋め立ての問題をわかりやすく!


リンク

小出裕章 (京大) 非公式まとめ