福島から避難することにした児童に「あなたは日本国民ではありまん、裏切りものです」
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-11176958651.html
より転載
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福島では小学校教育でまるで戦前に戻ったかと思う教育関係者の発言が見られる。
ある小学校では、福島から避難することを口にした児童を教諭がみんなの前で
名前をよび、「あなたは日本国民ではありません、裏切り者です」と言った。
さらにある小学校(特定しています)では登校時にマスクをした児童に対して、
こんなことが今の時代にあるのか?!とビックリするが、これに類したことは原発
事故以来、かなり多く、私も直接(校長先生からのメールなど)、間接(読者の方から
のご連絡)に接してきた。戦後、「日の丸、君が代」も拒否し、ひたすら「民主教育」、
「個人の尊厳」を中心にしてきた学校はどうなってしまったのだろうか?
また、朝日新聞をはじめとしたマスコミもおおかたは「個人の尊厳、民主的教育」を支持してきたのではなかったか?
今回の原発事故は、そのものが「原子力安全審査における不誠実」が一つの原因になったのは間違いない。
どんな場合でも誠実な日本人であること」が求められており、さらに教育、医学、
行政などの分野でより強く意識しなければならないのは当然でもある。
福島の汚染地帯にいる子供たちは「違法に滞在している状態」である。子供たちは
法律を知らないが、教師は法律や規則を勉強して子供たちを守る立場にある。
ここに上げた二つの例は、いずれも土壌汚染が1平方メートルあたり4万
ベクレルを超える地域であり、学校の先生は法律の規定に従い、学校の
放射性物質を除去することを東電に求めて子供を守る必要がある。
法律の制限を約40倍超える外部被曝をさせた文科省、法律の制限を約40倍
超える被曝をさせた給食担当者、短い期間だから問題ないといって汚染された
地域へ生徒を修学旅行に連れて行った校長先生・・・今回の福島原発事故は
教育界の腐敗を示したとも言える.
「原発は危険だから東京には作れない」といって、東京の電気を福島で作っていた。
なぜ、福島の人がそれを受け入れたのだろうか?
この先生方の言葉を聞いて、私は福島の先生が子供たちに「被曝は受け
入れなさい。ご主人様のご命令だよ」と言っているように聞こえる。「絆」
という字がいかにも欺瞞に聞こえるのはその所為だろう。
被曝を避ける子供に「裏切り者、非国民、風評被害」となじる先生の姿は
鬼にしかみえない。政府、マスコミも野蛮人に見えたが、実は福島の先生も
野蛮人で、被曝を良しとするなら、仕方が無い。
しかし、残念だ。そんな日本に住んでいると思うと残念だ。今まで、なんで
先生の言うことを聞き、新聞を読んできたのだろう
昨日、「医師と被曝の限度」について記事を書いた.記事に対するご意見を
医師の方からいただき、今、また深く考えている.医師、教師など社会的に
尊敬され、また尊敬されなければいけない職業が危機に瀕していることは確かだ.
福島の保護者も先生も児童を被曝させたいなら、それもそれでよいのだろうか?
今、教育の本を執筆している.どう考えるべきだろうか? 何が起こって、
また起ころうとしているのだろうか? 拝金主義の蔓延というそれだけだろうか?
このことについて深い考察をすることもまた、将来の日本社会にとって
必要なことだろうと思う
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まさに戦時中と思われるようなショッキングな話ですが
こうしたことは表面化、つまりニュースとしては中々国民に対して
伝わないものです。いやあえてマスコミは伝えないのです。
歴史は繰り返されているのです。
かつて現代ビジネス のインタービューで福島の郡山市の高校生が
こう答えいています。
「学校で君たちは実験台の世代と言われたのがショックでした。
がん発症率やどんな子供が産まれるかなどが調査 されてるんですよね。
私たちは何もしてないのに、こんなバチが当たったんでしょう。」
震災から1年が経とうとしてますが、原発事故がもたらした傷跡は
建物の損壊や資産を失うなど、目にみえるものだけでなく、
住んでる人はバラバラに分断させる、対立させる、子ども達の
希望を奪うなどとどまるところがありません。
ある地元の方から聞いた話では、校長向けに放射能は
安全だという勉強会が開かれているとの話しも聞きました。
市民に対して講習会で安全プロパガンダ、教育者にも
そして放射能を危険といえば、非国民と言われる。
まさに太平洋戦争に向けて、日本は神の国と言って
戦争に負けないと言ったように、放射能にも負けないと。。
2/25の新聞に現地ではこうした全面広告が展開されたそうです。
福島県から出されてる広告です。
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ありがとう、
ふくしまは
忘れない。
「僕が苦しいのは、たった一時間ちょっと。
ふくしまの人たちに比べたら、全然きつくなかった。」
箱根の山を走り切ったとき、
柏原竜二選手はそう語ってくれました。
東日本大震災からまもなく一年、
ふくしまには全国からたくさんの応援をいただきました。
ほんとうにありがとうございます。
いただきました励ましのひとつひとつが
いま、希望となり力となっています。
大震災という体験は、私たち自身に
ふるさとを見つめ直す大切なきっかけを
与えてくれました。そしてこの地に住むみんなが
あらためてふくしまを大好きになりました。
豊かな自然、歴史の香り、そして人の絆、
その多くは震災前と変わらず
いまも魅力に満ちあふれています。
もっともっと多くの方にふくしまのよさを
お伝えできればと願うばかりです。
これからも感謝の気持ちを胸に、
ふくしまは前を向いて走っていきます。
どうぞ見守ってください。
あたらしいふくしまが、
走り出す。
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こうした広告からもわかるとおり、福島の原発災害はなかったことにして
もう終わったことにしたいのです。
しかし原発からいまだ放射能をいまだ垂流しにしてる、
多くの地域がチェルノブイリ並み、いやそれ以上の土壌汚染であるのです。
TVメディアの露出がなくなれば被災地は忘れ去られていきます。
でも決して忘れてはいけないのは、福島で起きてる厳しい現実と共に
放射能を垂流してる東電や国が賠償問題を疎かにして
原発を再稼働しようとしていることです。
そして真実を伝えないマスコミがいまだに存在することなどを
苦い経験として私たちは忘れてはいけないのです。
どうやったら福島で起きる不条理を解決できるのか、国民全体の議論として
問題を考えていかなければいけないのではないでしょうか。
●原発いらない! 3・11 福島県民大集会
3月11日(日)13時 福島県郡山市・開成山球場
郡山駅西口よりバス「郡山市役所」下車徒歩2分