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真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

ラストエンペラー習近平 エドワード・ルトワック 奥山真司 2021/07

2024-05-07 | 読書-現代社会

文春新書『ラストエンペラー習近平』エドワード・ルトワック 奥山真司 | 新書

世界的戦略家が徹底分析 ますます緊張を高める米中関係。「習近平は、完全に全方位敵対路線に入った」と著者は語る。「最後の皇帝」習近平は何を目指すのか?

文藝春秋BOOKS

 


序章 「戦略のロジック」で中国を見る
第1章 最悪の選択「チャイナ4・0」
第2章 米中対決 勝者はどっちだ?
第3章 習近平を「つまずかせる」には
第4章 軍事テクノロジーの逆説
第5章 軍事テクノロジーの逆説 エアパワー編
第6章 戦略のパラドキシカル・ロジック

父は16年間の投獄、姉は餓死…文化大革命で苦痛を味わった“習近平”がそれでも“毛沢東”の背中を追う異常な理由 | 文春オンライン

独裁体制の傾向を強め、他国に対する強硬な外交体制「チャイナ4.0」を推し進める“皇帝”習近平。同氏は中国建国に貢献し、国務院副総理(副首相)習中勲を父に持っていたた...

文春オンライン

 


大笑いなどもしながら読めてスヴァラしいこと。
ルトワック節というか、奥山節というか・・・

「ラストエンペラー習近平」エドワード・ルトワック:本ナビ

【私の評価】★★★★★(93点) 要約と感想レビュー 対中包囲網であるクアッド 最近ヨーロッパの軍...

【本ナビ】本のソムリエの一日一冊書評

 

名言の澎湖、ちゃう宝庫

強硬外交を反省したはずなんだけど、
『強硬外交を反省する中国』(宮本 雄二さん 2017年) - 真似屋南面堂はね~述而不作
「チャイナ4.0」~チャイナ2.0の対外強硬路線に戻ったばかりか、さらに劣化して「全方位強硬路線」

下記の次というわけで
『中国(チャイナ)4・0―暴発する中華帝国』 (エドワード・ルトワック 奥山真司訳 2016年) - 真似屋南面堂はね~述而不作
戦略的に成功した「チャイナ1.0」=平和的台頭
中国2.0-対外強硬路線
中国3.0-選択的攻撃
「チャイナ4.0」

文春新書『中国4.0 暴発する中華帝国』エドワード・ルトワック 奥山真司 | 新書

地政学・戦略論の大家による最新の中国分析! 中国は今後どうなるのか? 暴発する中国という問題にどう向き合うべきなのか? 切れ味抜群の中国分析。日本オリジナル版。

文藝春秋BOOKS

 


(本書に戻る)
第6章 戦略のパラドキシカル・ロジック
p194 中国の指導者たちの「危機」への過剰反応は、自分たちの正統性(レジティマシー)の欠如に気づいているからだろう。
①選挙によって選ばれていないため、国民の支持という正統性をえられないこと
②社会主義を投げ捨ててしまったことで、イデオロギー的な正統性をも失ってしまったこと

ははは、言ってしまった感。
習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想 - Wikipedia
「社会主義思想」を唱えて取り繕おうとしているものの、苦しい苦しい。

自分たちの
illegitimate
さを認識していながら、なんとか取り繕おうとしている?

バブル期の昔だけど、某所にお世話になっていたのだが、世界の某地域ではさかんにlegitimacyについての議論がなされていることを知り、「20世紀後半の日本ではlegitimacyの取り合い/主張し合いのような世界はイメージすることが難しいかもだけど、世界ではそれこそが重要なのだわね」と思ったことだったん。
legitimacyの意味・使い方・読み方

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