序章 「戦略のロジック」で中国を見る
第1章 最悪の選択「チャイナ4・0」
第2章 米中対決 勝者はどっちだ?
第3章 習近平を「つまずかせる」には
第4章 軍事テクノロジーの逆説
第5章 軍事テクノロジーの逆説 エアパワー編
第6章 戦略のパラドキシカル・ロジック
大笑いなどもしながら読めてスヴァラしいこと。
ルトワック節というか、奥山節というか・・・
名言の澎湖、ちゃう宝庫
強硬外交を反省したはずなんだけど、
『強硬外交を反省する中国』(宮本 雄二さん 2017年) - 真似屋南面堂はね~述而不作
「チャイナ4.0」~チャイナ2.0の対外強硬路線に戻ったばかりか、さらに劣化して「全方位強硬路線」
下記の次というわけで
『中国(チャイナ)4・0―暴発する中華帝国』 (エドワード・ルトワック 奥山真司訳 2016年) - 真似屋南面堂はね~述而不作
戦略的に成功した「チャイナ1.0」=平和的台頭
中国2.0-対外強硬路線
中国3.0-選択的攻撃
「チャイナ4.0」
(本書に戻る)
第6章 戦略のパラドキシカル・ロジック
p194 中国の指導者たちの「危機」への過剰反応は、自分たちの正統性(レジティマシー)の欠如に気づいているからだろう。
①選挙によって選ばれていないため、国民の支持という正統性をえられないこと
②社会主義を投げ捨ててしまったことで、イデオロギー的な正統性をも失ってしまったこと
ははは、言ってしまった感。
習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想 - Wikipedia
「社会主義思想」を唱えて取り繕おうとしているものの、苦しい苦しい。
自分たちの
illegitimate
さを認識していながら、なんとか取り繕おうとしている?
バブル期の昔だけど、某所にお世話になっていたのだが、世界の某地域ではさかんにlegitimacyについての議論がなされていることを知り、「20世紀後半の日本ではlegitimacyの取り合い/主張し合いのような世界はイメージすることが難しいかもだけど、世界ではそれこそが重要なのだわね」と思ったことだったん。
legitimacyの意味・使い方・読み方