China 2049―秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」
ピルズベリー,マイケル【著】〈Pillsbury,Michael〉/野中 香方子【訳】
価格 \2,160(本体\2,000)
日経BP社(2015/09発売)
序 章 希望的観測
第1章 中国の夢
第2章 争う国々
第3章 アプローチしたのは中国
第4章 ミスター・ホワイトとミズ・グリーン
第5章 アメリカという巨大な悪魔
第6章 中国のメッセージポリス
第7章 シャショウジィエン
第8章 資本主義者の欺瞞
第9章 2049年の中国の世界秩序
第10章 威嚇射撃
第11章 戦国としてのアメリカ
解説 ピルズベリー博士の警告を日本はどう受け止めるべきか
──森本敏(拓殖大学特任教授・元防衛大臣)
いやぁ、初めて読んだ気がしない。
というのは、この春、「今、こういう本が出て話題になっておる」というニュースをきっかけに、本書の書評などをもとに、ちょっとしたメモを・・むにゃむにゃ・・・したのだった。
素早い邦訳出版に敬意。
英語で書いてある中国人の名前の漢字表記を確認するなど、手間のかかる作業あるしねぇ。
詳細な原注をしっかり掲載しているのも大切。
スヴァラ歯科。
中国に欺かれ続けてきた米国
米中国交回復の驚くべき真実を著書「China 2049」で明かしたM・ピルズベリー氏に聞く
予備
いいのかね、こういうの。
第2回 中国は2049年の覇権国を目指す
第3回 中国の国家資本主義の考案者は世界銀行
The Hundred-Year Marathon By Michael Pillsbury
著者は、大学院生の時に国連のある部門で働き始めたところ、CIAにお願いされて情報収集を始めた。
CIAに職員として勤務したわけではない?
わけではなくて、議会上院スタッフとか何とかの「経歴」は、カバーだったわけか。
著者語る。
The Hundred-Year Marathon: China’s Secret Strategy to Replace America as the Global Superpower Hudson's Michael Pillsbury on China's competition with the U.S.
Panda Hugger Turned Slugger
defensenews
Book Review: The Hundred-Year Marathon
Pillsbury makes one mistake that leads to Ms. Green's identification to the reader. Though he never mentions her name, he does give the date of her arrest for working as a double agent for China – April 9, 2003 – the same day that Katrina Leung (aka Parlor Maid) was arrested.
そうそう!
この項、読者は、「"Ms. Green"はパーラーメイドことカトリーナ・レオン(前日参照)に違いないぞ」と思って読むわけで、じつにその通りなのだった。
上掲defensenewsでWendell Minnickは、mistake と評しているが、完全にわざとだと思う。
読者が、「ははん、あの事件の二重スパイだな」と思うことを前提として、 "Mr. White"(こちらはヒミツ)と対照させるKatrina Leung=陳文英を登場させ、逮捕日を明記して、「そう、(貴方の推測は)正解ですよ」と答えを提示したのだと思う。
勢の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典
覇の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典
アメリカ人が崇敬してやまないリンカーンが、「中国では、冷厳で残忍な、アメリカの帝国主義者でしかない」(p161)というのは、米中の価値観の相違としてもっとアピールできないか。
周小川がのちに、「中国中央銀行の頭取」になる(p258)云々というのは、訳語の選択が素人くさい。
版元のイメージにそぐわない。
ピルズベリー,マイケル【著】〈Pillsbury,Michael〉/野中 香方子【訳】
価格 \2,160(本体\2,000)
日経BP社(2015/09発売)
序 章 希望的観測
第1章 中国の夢
第2章 争う国々
第3章 アプローチしたのは中国
第4章 ミスター・ホワイトとミズ・グリーン
第5章 アメリカという巨大な悪魔
第6章 中国のメッセージポリス
第7章 シャショウジィエン
第8章 資本主義者の欺瞞
第9章 2049年の中国の世界秩序
第10章 威嚇射撃
第11章 戦国としてのアメリカ
解説 ピルズベリー博士の警告を日本はどう受け止めるべきか
──森本敏(拓殖大学特任教授・元防衛大臣)
いやぁ、初めて読んだ気がしない。
というのは、この春、「今、こういう本が出て話題になっておる」というニュースをきっかけに、本書の書評などをもとに、ちょっとしたメモを・・むにゃむにゃ・・・したのだった。
素早い邦訳出版に敬意。
英語で書いてある中国人の名前の漢字表記を確認するなど、手間のかかる作業あるしねぇ。
詳細な原注をしっかり掲載しているのも大切。
スヴァラ歯科。
中国に欺かれ続けてきた米国
米中国交回復の驚くべき真実を著書「China 2049」で明かしたM・ピルズベリー氏に聞く
予備
いいのかね、こういうの。
第2回 中国は2049年の覇権国を目指す
第3回 中国の国家資本主義の考案者は世界銀行
The Hundred-Year Marathon By Michael Pillsbury
著者は、大学院生の時に国連のある部門で働き始めたところ、CIAにお願いされて情報収集を始めた。
CIAに職員として勤務したわけではない?
わけではなくて、議会上院スタッフとか何とかの「経歴」は、カバーだったわけか。
著者語る。
The Hundred-Year Marathon: China’s Secret Strategy to Replace America as the Global Superpower Hudson's Michael Pillsbury on China's competition with the U.S.
Panda Hugger Turned Slugger
defensenews
Book Review: The Hundred-Year Marathon
Pillsbury makes one mistake that leads to Ms. Green's identification to the reader. Though he never mentions her name, he does give the date of her arrest for working as a double agent for China – April 9, 2003 – the same day that Katrina Leung (aka Parlor Maid) was arrested.
そうそう!
この項、読者は、「"Ms. Green"はパーラーメイドことカトリーナ・レオン(前日参照)に違いないぞ」と思って読むわけで、じつにその通りなのだった。
上掲defensenewsでWendell Minnickは、mistake と評しているが、完全にわざとだと思う。
読者が、「ははん、あの事件の二重スパイだな」と思うことを前提として、 "Mr. White"(こちらはヒミツ)と対照させるKatrina Leung=陳文英を登場させ、逮捕日を明記して、「そう、(貴方の推測は)正解ですよ」と答えを提示したのだと思う。
勢の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典
覇の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典
アメリカ人が崇敬してやまないリンカーンが、「中国では、冷厳で残忍な、アメリカの帝国主義者でしかない」(p161)というのは、米中の価値観の相違としてもっとアピールできないか。
周小川がのちに、「中国中央銀行の頭取」になる(p258)云々というのは、訳語の選択が素人くさい。
版元のイメージにそぐわない。