テレビで観て、著者名で検索して、本を出されていることを知り、さっそく図書館で借りたわけよ。
参りました。
地下鉄サリン事件はね、南面堂の長いサラリーマン生活で2番目に危機的だったのでね、印象深いわけよ。
「地下鉄サリン事件 27年目の“真実”」アナザーストーリーズ 運命の分岐点 - 真似屋南面堂はね~述而不作
人形町駅で、八丁堀駅、霞ヶ関駅でも、築地駅でも・・・
という当日朝の情報錯綜は、通信社電でもそんな感じだったの。
科学捜査を切り開いた捜査官の極秘ファイル『警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル』服藤恵三 | 文春文庫
第1章 オウムの科学を解明せよ―地下鉄サリン事件
第2章 憧れの科学捜査研究所へ
第3章 真の科学捜査とは何か―和歌山カレー事件
第4章 続発する薬物犯罪―ルーシー・ブラックマン事件
第5章 現場の捜査に科学を生かす―歌舞伎町ビル火災
第6章 犯罪捜査支援室の初代室長となる―東京駅コンビニ店長刺殺事件
第7章 警察庁出向から副署長へ―大阪幼児死体遺棄・殺人事件
第8章 生き甲斐を求めて―名張毒ぶどう酒事件再審請求
単行本刊行時に記事にもなってたのね。知らなかった。
【聞きたい。】服藤恵三さん 『警視庁科学捜査官』 技術駆使した捜査支援戦記
それにしても、オウム事件で共闘した幹部警察官たちが、次々に要職について、著者が困難に直面した際などに手を回して突破口を開いてくれたりするのがすごい。
幹部たちは、著者の実力を認めていたとともに、人柄等々にも敬意を持っていたからこそ、その提言の価値を認め、捜査の近代化を進めるカギだと理解して後押ししたわけよね。
理解者ばかりではなかったことが折に触れて示されるけど、それはまあ組織だから。