スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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ちょうど良い ~葛藤2~

2018-10-06 | スロバキア2018
長くなりそうだったので記事を分けて更新しています。

英会話のレッスンを引き受けずに断りの返事をしてやっぱり良かった、そう思った数週間後、今度は別の友人から「知り合いの子供に日本語を教えてもらえないか」と相談がありました。もう何年もそんな声はかからなかったのですが、どうしたんでしょうね。こういうときって重なるものなんですね。

これ以上忙しくなることに反対のマルツェルはあまり良い顔をしません。私も今ですら会社のお昼休みに買い物をし、仕事が終わったら急いで子供たちを迎えに行き、家に帰ったらすぐにネルカの宿題、夕飯、お風呂、子供たちの翌日の準備をして寝かしつける、9時までに寝かしつけたいけれど、過ぎてしまうこともしょっちゅうです。これに新たな仕事が加わったら、子供たちにますます負担がかかりかねません。日本語を習いたいという青年とそのお母様と電話で話をし、少し家族と相談させてくださいと返事をしました。

家族に負担をかけるのは避けたい、でも本当は日本語は特別、例外とも思うのです。せっかくこんな環境にいるのだから、微力ながらもスロバキアと日本の懸け橋になることをしたいという気持ちが私にはずっとあります。ブログはそんな思いを形にしたもののひとつ、そしてそういう機会が巡ってきたらできる限り引き受けたいとも思っています。テレビもラジオもそんな気持ちがあり引き受けました。そして現れた日本語を習いたいという青年、だから日本語もできることなら教えてあげたい。

時間のやりくりの他にどうやって教えるか、個人的にレッスン料はポケットに入れて教えるか、きちんと公に教えるか、という問題もあり(これについてはまたの機会に)悩みに悩んで、引き受けることにしました。

現在高校3年生、大学で日本語・文化を専攻したいのだそうです。その受験準備ということでかなり責任重大ですが、これも経験、頑張りたいです。

来週からレッスン開始です!
(レッスンの内容を充実させつつ、ちょうど良いを維持するのが当面の目標です。)


追伸。どなたか大学受験準備(チェコの大学へ進学希望)の日本語指導経験のある方いらしたら、アドバイスいただけないでしょうか。


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