冬時間

先週末から冬時間になりました。日本との時差は８時間です。

冬時間に関する最近の話題といえばヨーロッパではサマータイム制度が廃止になるかもしれないそうで（２０２０年か２１年見込み）、そうなると気になるのは冬時間をとるのか、夏時間をとるのかということです。２週間ほど前、スロバキアでは冬時間を採用するとの発表がありました。隣国は皆夏時間採用です。隣の国と時差があるのも不便ですし、何よりEUの中でも東に位置する（日の出が早い）スロバキアが冬時間を採用すると、夏の一番日の長い日の日の出は午前３時半です。最近日が短くなってやっと朝寝ができるようになったと思ったのに、朝３時半に目が覚めるかも知れないなんてひどい話です。「役人は何を考えているんだ（何も考えていないんじゃないか。）」とFB上で憤慨する投稿を目にしました。

あまりに馬鹿げたニュースともなると色々な見解があり、妙に納得してしまったのは、今年初め、スロバキアで政界と犯罪組織の癒着を取材していたジャーナリストとそのフィアンセが殺害される事件がありました。最近この事件真相を明かす調査報告書が提出され、国民の感心を他へそらすために「冬時間を採用」なんてニュースを流したのではないかというものです。いずれにせよ、おそらく多くの国民が疑問に思う中、そして近隣諸国が夏時間を採用する中、一国だけ逆らって冬時間を採用するのも変な話なので夏時間に変わるのではないかと踏んで（願って）いますが。

２週間ほど前、デンマークからのインターン生と東へ５０キロほど行った、Stara Lubovnaのお城とスカンゼン（屋外博物館）へ行ってきました。今はもう紅葉もほとんど終わってしまい、すっかり裸んぼうの木が目立ちますが、この頃はちょうど紅葉真っ盛り、暖かく穏やかで、行楽日和でした。


城から見下ろすスカンゼン