スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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硬水

2016-03-17 | スロバキア2016
ヨーロッパの水は硬水です。
はじめは洗濯になんで2時間も3時間もかかるのか、それも高温(白:基本的に60℃、時々95℃、色:40℃)で…洗濯物がいたむじゃない。日本の洗濯機なんて通常30分、短縮だと20分くらいで終わるのに、洗濯機の性能のせい?と思ったものですが、それも水が硬いからだそうです。柔軟剤を入れたって全く柔らかくはならないし、白いものはだんだん黒ずんできます。

この硬い水と付き合うため、特に家電ですが色々と対策を施しています。

まずは洗濯機
パイプの詰まりをさけるため、洗濯の際、洗濯機には通常の洗剤の他に錠剤をひとつ入れています。

私はもっと安いLidlのものを使っていますが…

これに加えて「炭酸ソーダ(炭酸塩)を入れると良いわよ」と先日義母に教わり、今週から更に炭酸ソーダも入れるようになりました。実感できるほどの効果はまだありませんが、洗濯物が黒ずむのもおさえてくれるのだそうです。

洗濯用の炭酸ソーダというものがあるそうです。


食器洗浄機
食洗機には洗剤の他、塩を入れます。理由は同じ、水を柔らかくし、機械の故障を防ぐためです。これまた食洗機用の塩があります。

湯沸かし電気ポット
こちらは使っているとポットの内側に石がこびりついてきます。含まれるミネラルの違いでしょうね、オーストリアでは白いものが、ここでは茶褐色のものが付着します。これを綺麗に除去するのはお酢。ときどきポットにお酢と水を入れて沸かすと綺麗になります。

その他以前書いたことがあったような…調理時間が長いのも硬水のせいだそうです。(トウモロコシなんて2時間近く茹でますから!)

みなさん結構この硬水に苦戦しているのでしょうね、硬水と入れてちょっと検索すると色々出てきます。

そうそう、その硬水のせいで肌も髪の毛もパサパサになってしまうのですが、こちらの女性、髪の毛は週に2回くらいしか洗わないという人が多いです。顔もそんなに洗わず、化粧水で拭くだけなんて話を聞いたこともあったのですが、これは私とは無関係とあまり気にもとめていませんでした。けれど今まで何気なく使っていたNIVEAの化粧水がなくなりかけ、先日またいつものものを買ったところ、ボトルを手にとってびっくりしました。敏感肌用の普通の化粧水と信じて使っていたのですがどうやらこれはその洗顔効果のあるものだったみたいです…。使い方はコットンに含ませて拭くだけ。もう何年も気づかずに(面倒がらずにちゃんと読まないとダメですね)使っていたことに軽くショックを受けました。肌にあっていると信じて使っていたのですが、今まで石鹸のようなものが肌にずっと付着している状態だったのでしょうか。特に肌に問題もないので、洗顔しない派を試してみるのも良いかもしれませんが、それにしてもまた新しい、今度は普通の化粧水を探さないとダメなようです。



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