スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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春休み

2019-02-22 | 育児
お元気ですか。
こちらは春休み真っ只中です。夫婦共働きの家庭が多いこちら、スロバキア中のおじいちゃん、おばあちゃんが孫の子守りに駆り出されているのでしょう。こちらの幼稚園は幼稚園兼保育園なので、普段も早朝から夕方4時半まで預かってくれ、春休み、夏休み中は、いくつかのクラス・幼稚園を合わせて希望者の子供を預かってくれます。我が家は助かることに義父は定年退職、義母は学校で働いているので、子供たちと休みが同じ、この制度を利用することなく過ごしています。

先日、義父がラジオで、子供を持つ親は春休みをどう乗り切るか悩むもの、「夫婦交代で休暇を取るか、祖父母を(軍隊のように)"召集"するのが多数」と聞き、まさに自分たちのことだと笑っていました。我が家に限ったことなく、どの親も娘・息子夫婦の育児に協力的で、サクルカの幼稚園の先生はオーストリアの息子のところへ子守りに行くと言っていましたし、どこどこの家はブラチスラバへ、プラハへ、イタリアへとよく聞きます。本当に家族の助けはありがたいですね。子供ができて、子育ては一人でするものじゃない、子供は自分一人のものじゃないと学びました。借りれる力は借りればいいんですよね。その一方で自分の好き勝手に子育てをするものではないとも学びましたが・・・。

マルツェルの職場には共働きの家族にはとても助かる制度があり、今年初めてネルカはその制度を利用しました。
マルツェルの職場では毎年春休みに社員の子供たちのためにスキー教室を企画してくれています。朝、マルツェルと一緒に出勤し、バスでスキー場へ、午前中スキーレッスンを受け、昼食は会社に戻ってきて社食を一緒に食べるのだそう。スキー場でもフライドポテトやピザなど軽食が出るようですし、社食のメニューもこの1週間はお子様メニューがあります。この期間中、会議室に子供の遊ぶ部屋を作ってくれていてレゴやらおもちゃ、映画などもあるそうです。(結局ネラはそこを抜けだし、マルツェルのオフィスでお絵描きをしていたそうですが)
私たちのように近くに頼れる家族(義父母)がいれば良いですが、そうでなければ学校の休みに合わせて休暇を取らなくてはならない、こんな制度はとても助かりますよね。

ネルカは今年初めてスキーをしました。(幼稚園ぐらいで始めている子も多いのでちょっと遅めのデビューです)今回のスキー教室の前に一度くらいは滑っておいた方がいいだろうと、かろうじて一回行っただけでこの教室に参加したのですが、スキー教室3日目に初級から中級グループへ移り、今日、最終日のレースでは2位のメダルまでもらい、このスキー教室を存分に楽しみました。ネルカにスキーやヘルメット一式を格安で譲ってくれたお隣さん様々、本当にありがたい存在です。レンタルよりも自前が主流のこちら、これがなければネルカはきっとスキーに行っていなかったでしょうから。
家族みんなでスキーに行けるよう、来年は私とマルツェルと、サクルカのスキーも買わないと思うのですが、家族全員のスキーをそろえるって結構な出費です。

スキーがないため、スキー教室に参加しなかったサクルカもそれはそれで楽しかったようで、毎日義父母のところへ行ったり、来てもらったり、お泊りしたりして楽しんだようです。



サクルカの幼稚園の子供たちの自画像

子供の絵って心が和みます。
この子供たちの絵を見て、地面に足のついていない絵が結構あることにふと気付きました。風船のようにふわふわ浮いていたり、ぴょんとジャンプしていたり、鳥のように飛んでいたり、可愛らしいです。大人もしかり、地に足がつくって結構難しいんですねぇ。


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