高齢のお客様の御主人の容態が著しくないと以前から聞いていました。
お客様自身も今年は体調が著しくなくて、御主人と共に助け合っての生活を営まれていました。
『お父さんお盆に亡くなってん…最後迄手を掛けず、いい顔してたわ…』
シャンプー中で御主人との最後の経緯をゆっくり涙声で話されました。
長年御主人との事を聞いていた私は一度もお逢いした事はありませんでしたが、とても悲しかった。
脳血栓での後遺症が未だ残るお客様は…リハビリの為に毎朝声を出して新聞を読んでいると言っていました
58年間の夫婦生活の思い出話やお見合い結婚だったお話をされるお客様はとても嬉しそうだった。
当時、遠距離で文通をしていた手紙は未だ残っているらしいです。
私はお二人がとても純粋に感じ又羨ましかったです。
御主人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。