向こうの赤い壁をつかむ手は
温情をぶら下げたへちょめと
天上の数々の日溜りをこそげ
まあたたかいうずらたまごを
おいてけぼりにしてスマイル
たったこれっぽっちの天国は
雨の青年と霧の想念をまとう
{人差し指の先からメロン色の草と血が咲いたら午睡に目覚める}
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《次回予定》
本田征爾展 -夢迷『ゆめめい』(まよとしらひる)―
『透明水彩、ガッシュ、アクリル、油彩、オブジェ』
2020年4月1日(水)-4月13日(月)
13:00-21:00(最終日18時迄)
会場 ギャラリー犬養(女中部屋) (札幌市)
(「むらら」というタイトルにしようと思っていた時がある)
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画像は水彩紙に不透明水彩で描いた『天国へ』です
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春浅く心の隙間とみこうみ