ささやか きゃらこ

文章を作る練習も兼ねて
普段のあれこれをここに綴っています。
よろしくお願いします。

DVD アルキメデスの大戦

2020年01月13日 | 映画・DVD
1月の3連休、いかがお過ごしですか?
ウチは外出もしましたが
家にいる時は お茶の間のTVで流れている、
初日に夫が借りてきたDVDを
家事や炊事と同時進行で たまに手を止め
見ながら過ごしました。

そのうちのひとつ “アルキメデスの大戦”
13日に返却しなければならないからでしょうね、
夫は5回も観ています。
8月に映画館で観ているのですが
その時に感じた迫力も思い出します。


やっぱり私が見入っちゃうのはあのシーン。
上に貼ったリンク先でもちょこっとふれていますが、
ラスト10分、設計者ふたりが
雨の中向き合うところから始まって
あの会話。
平山は元々設計者の設定で登場していますが
数学者の櫂も設計図をかいているので
設計者同士(というか同志!?)、
だからこのシーンが成り立つつくりなのでしょうね。
1:53:35頃から向き合うシーンが1分間くらい。
静かに ただじっと向き合っています。
敵対陣営にいるこのふたりが ふたりきりでなにを・・・?

この時点では戦艦はつくられていないし予定もない。
でも歴史的には つくられ沈んでいるのが事実。
ここでの会話で“大和”の存在が必要な理由に
のみ込まれていく櫂。
自分も携わり完成してしまった戦艦“大和”を
涙を流しながら見送る櫂。
周りとのギャップ。
戦争とは狂気の沙汰なのですね。

私の祖父は兵隊さんの一番下っ端だったと
小学生の頃にききました。
当時の私は、両親は戦後生まれだし
おじいちゃんの若い頃の話、昔話みたいなもの
という感覚でいましたが意外と昔話などではないのですよね。
私も 靖国神社や国立科学博物館で
日本の戦闘機を見ていますが
あんなのに乗って戦っていたなんて
恐怖しかありません。
 *あんなのなんて言ってごめんなさい‼
  開発、改良、軽量化などに
  とてつもないご苦労があった話は
  また別で見聞きしています。
  だからこそ なおの事怖いのです。

特に 科博に行ったのはこの映画を観た2週間くらい後で
めあての展示物(万年自鳴鍾)と同じフロアにあったので
展示に気づき見てきました。
いろんな事を考えてしまいました。

〈科博 地球館2Fに展示されている海から引きあげられた零戦〉

映画館では見落とした様で気づかなかったのですが
今回DVDを見ていてドキッとしたシーンがありました。
戦闘シーンで
アメリカ軍の戦闘機から人が海に落ちたところに
救助船が来てその人を引きあげていくんです。
靖国神社で零戦を目の前にしながらの
友達との会話を思い出しました。
アメリカ軍は墜ちたパイロットを救助してたけど
日本軍はしなかったんだって 
使い捨てみたいなものだよね・・・
そういう所にも力の差が出てたんだね
・・・・・・

メインのストーリーからはそれちゃいましたが
こういう事も含めて
とても作りこんである映画なんですね。
まだ見落としている何かがあるかもしれません。
大切にしたい映画のひとつになりました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿