てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

ラルフ ローレン シェルターの犬達をモデルに起用 「The Dog Walk」

2013-12-17 | アメリカ 犬 & 動物事情

今回はアメリカのファッションブランド「ラルフ ローレン」の
The Dog Walk」と言う2013年秋のコレクションについてです。
少し前のニュースなのでご存知の方も多いかもしれませんが…

内容は洗練されたファッションとシェルターで里親を待つ犬達のコラボレーションで
ファッション業界が動物愛護や動物福祉の意識を高める役割を務めるという
初のアイディアで注目度も高いようです。

キャンペーン開催期間はアメリカでは2013年10月15日~2014年1月7日までですが、
日本ではすでに11月30日に終了した模様です。

そしてアメリカでの協賛は動物虐待防止協会の「ASPCA」です。
このコレクションでラインナップされているバッグやアクセサリー、
犬のリーシュ、首輪等を購入すると売上金の10%が同協会に寄付される形となっています。
イギリスでは「Battersea Dogs & Cats Home」が寄付先の団体となっており、
日本では「日本動物福祉協会」が寄付先だったようです。

販促用ショートフィルム↓



ショートフィルムではニューヨークとパリの街が背景になっており
純血、ミックス、子犬、成犬問わずモデル犬達がとても可愛く撮影されていてます。
最後に白いピットブルミックス?の子がウィンクするのがたまりませんっ

そして撮影後は全てのモデル犬に里親が決まったようです↓
一部のモデル犬のその後を紹介しているサイト

個人的には、このコレクションのアイディアは素晴らしいと思います。
これに続き各界著名人の動物福祉への啓蒙活動が今後さらに増えればと願います。

またラルフ ローレンは長年に渡ってガンの慈善活動を行い基金を設立したり、
毛皮をファッションに使用するデザイナーが未だに多い中
その生産過程の残虐さに反対し、毛皮廃止を決定したデザイナーでもあるので
好感度は非常に高いです。ちなみに商品のお値段も高いですっ

「早速ソフトリッキーバッグとワンコ用品を購入して寄付するザマ~ス(昭和か…」と言う
セレブなお方はコチラからドゾッ!


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アメリカ 2013年生まれ 子犬の名前 トップ10

2013-12-07 | アメリカ 犬 & 動物事情
師走真っ只中、今年も残り少なくなりましたね。
そしてあっちゅー間に2013年が終わって行くのですね…

あっちゅー間ついでにアメリカで2013年に生まれた子犬に
最も付けられた名前(人気の高かった名前)を紹介したいと思います。
ネタ元は「Vetstreet's」と言うサイトです。
対象になったのは2013年生まれの92万5千匹の子犬だそうですが、
一匹ずつ聞き取り調査したんかいな?

ここでは10位までご紹介します。
11位~50位は下の画像でチェックしてください。

まずは女子から

1位  BELLA(ベラ)
2位  DAISY(デイジー)
3位  LUCY(ルーシー)
4位  MOLLY(モリー)
5位  SADIE(サディ)
6位  SOPHIA(ソフィア)
7位  LOLA(ローラ)
8位  CHLOE(クロイ・クロエ)
9位  ZOEY(ゾーイ)
10位 MAGGIE(マギー)


続いて男子

1位  MAX(マックス)
2位  BUDDY(バディ)
3位  CHARLIE(チャーリー)
4位  ROCKY(ロッキー)
5位  COOPER(クーパー)
6位  DUKE(デューク)
7位  BEAR(ベアー)
8位  JACK(ジャック)
9位  BENTLEY(ベントリー)
10位 TOBY(トビー)

だそうです。

チャーリーは3位でした。
めちゃめちゃポピュラーやんか

ちなみにこのランキングは2011年、2012年も合わせて
3年に渡って発表されています。
トップ10の順位は3年間であまり変わっていません↓
2011年 2012年

チャーリー」は3年間不動の3位でした。
2011年生まれやからこっそり情報を盗まれていたのやもしれません。
でもウチに来る前の名前は「ビンゴ」その前は「ザック」だったので
3回も名前が変わってたいへんやったな。

しかしザックはまだしもビンゴは無いわ…
腐鮪鯖男(くされまぐろ・さばお)」のほうがあるわ。
ってそれは関根勤さんとこのゴールデンやん!

ポピュラーなのが良いのか悪いのかわかりませんが、
まぁみんなに覚えてもらいやすいのは確かですね。

先代犬の「がっちゃん(女子)」はアメリカ人には
かなりハードルの高い?名前でした。
でも慣れたら結構みんな呼んでくれていたので良しとします。
西暦3000年ぐらいのアメリカ子犬の名前ランキングには
「がっちゃん」もトップ10入りしてるかもね~


では以下が1位~50位までの名前です



愛犬の名前を見つけた人も、所詮アメリカのランキングやん ケッ
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ペットショップでの生体販売禁止への動き コネチカット州

2013-12-05 | アメリカ 犬 & 動物事情

生後2ヶ月過ぎのかわいい盛りの子犬や子猫が売られているペットショップ。
ふわふわで純真無垢な子犬や子猫は見ているだけで癒されます。
犬好き、猫好きなら連れて帰りたい衝動にかられる人は多いはずです。

しかし「ペットショップで子犬や子猫を買う」という事はどういう事なのか?
と言う意味を理解している人はペットショップから
生体を購入する事は無いと思います。

ペット、特に犬を飼っている人なら「パピーミル
と言う言葉を聞いた事がある人は多いと思います。

以下はアメリカのペット産業の状況ですが、
日本でも大差は無いのではないかと思います。

パピーミルとは子犬生産工場と言う意味で、
金儲けのためだけに劣悪な環境で犬を繁殖し、
子犬をペットショップに卸している悪徳業者の事です。
多くの業者は多種類の犬種を扱っています。
繁殖犬たちは身動きの取れない狭いケージに閉じ込められ、
健康面や栄養面、精神面、衛生面に一切の管理がされる事はなく
繁殖のためだけに生かされ、悲惨な状況下に置かれて一生を終えます。
もちろんその様な劣悪な環境下のため、個体の寿命も平均より短いです。

そんなパピーミルと繋がっているのが「生体販売をするペットショップ」や
「インターネットで生体販売を行う業者」です。


健全な犬種の存続を目的としている優良なブリーダーは、
ペットショップには絶対に子犬を卸しません!インターネット販売もしません!

ペットショップやインターネットで売られている犬を買う=
パピーミルに加担している
」と言う事なのです。

パピーミル 血統書の出どころ



全米では約1万箇所にも上るパピーミルが存在します。(HSUS Puppy Mills Researchより)
全米動物福祉団体の「The Humane Society of the United States (HSUS)」や
The American Society for the Prevention of Cruelty to Animals (ASPCA)」が
捜査を行った上で毎年何件かのパピーミル解体を行っていますが、
現場は人間の所業とは思えないほど悲惨です。

日本でもブリダー崩壊などが報じられていますが、
パピーミルと状況はほぼ同じだと思われます。

このようなパピーミルが金儲けのためだけに繁殖と言う名の
動物虐待を続けているにも関わらず存続しているのは、
「ペットショップで生体を売る、そして買う人がいる」からです。

アメリカでは年間350万頭以上の犬猫が安楽死させられています。
1日約1万頭です。犬猫の頭数が飽和状態の現状の中で自家繁殖も含め、
パピーミルのような劣悪な環境で繁殖された犬猫をペットショップを通して
高額な値段で買う事が賢明な選択とは思えません。

そこでコネチカット州では、
この悪徳業者であるパピーミルとの繋がりを絶つべく
「販売させない」に焦点を置き「ペットショップでの生体販売禁止法案」
を2014年1月に提議する予定です。

先日12月4日(水)に上記法案の提議前の公聴会が
州都のハートフォードで開かれました。
生体販売をしているペットショップのオーナーも含めての公聴会です。
公聴会は今までに3回ほど開かれましたが今回が最終だったようです。
↓がニュースサイトです。

Hearing for proposal to ban puppy mills

ちなみにコネチカット州内には現在ペットストアが90店舗あり、
その内、生体販売を行っているのは16店舗です。
あとの74店舗は生体を販売していません

公聴会で生体販売をしているペットショップのオーナー曰く
「動物保護施設のシェルターにはピットブルかピットブルMIXしかいない。
他の犬種や小型犬を望む人もいる=生体販売店が必要」だそうです…
開いた口がふさがりませんでした。
シェルターには純血種も含め大小様々な犬がいます。
犬種別のレスキュー団体もたくさんあります。

また、自分達のビジネスが脅かされる事を強調していますが、
州内では生体販売を行っていないペットストアの方が断然多いし
実際そのビジネスで成り立っています。

法案が通った暁には、このオーナー達がペット用品のみ販売や
シェルターからの里親探しに協力する店舗を再建してくれる事を願います。

と言う事でこの法案、個人的には大賛成で全力で指示します。
法案が成立する日が来るまでお百度参りします。神頼みか
だってチャーリーおかんは永住権は持っていますが、
アメリカ市民ではないので参政権は無いのです。
議員にでもなってこの法案を通してやろうと思っていたのに。チッ!
でも選挙カーとウグイス嬢と白い手袋とマイクは常時用意してます


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発ガン性物質を含んでいたVirbac(ビルバック)シャンプー 

2013-12-01 | アメリカ 犬 & 動物事情

感謝祭ホリデーも後半になりました。
今年はホールフーズマーケットのデリのローストターキー食べきりサイズで
サンクスギビングディナーを済ませたチャーリー家です。
このターキー、予想外のおいしさだったので来年もこれでいきます

さて本題ですが、先日「PETMED」と言うアメリカ国内の獣医師達が
ペットの病気や薬、フード、その他諸々のペットに関する情報を公開し
ブログ投稿なども行っているサイトを読んでいたのですが、
その中にものすごくテンションの下がる記事を見つけてしまいました。
以下長文です。

Have You Been Bathing Your Pet
With a Cancer Causing Shampoo?


「ガンの原因になるシャンプーで
ペットを洗ってますか?」と言う
ショッキングなお題です。
2013年11月12日付けのブログ投稿で
著者はPatrick Mahaneyと言う獣医師です。

チャーリーはアトピー性皮膚炎なので、
シャンプーはとても重要なアトピー対策ツールです。
できれば週2回、少なくとも週1回は
皮膚に付着しているであろうアレルゲン物質を
シャンプーで洗い流さなければいけません。
なので興味深く読み進めていきました。

そして…
文中で指摘している発ガン性物質
Diethanolamine (ジエタノールアミン) 通称DEA
と言う化学物質を含む
シャンプーの製品名を見て
「マジっすか!?」となったのでした。

「The carcinogenic compound contained within
Epi-soothe and other Virbac shampoos
(Allergroom, Sebolux, Allermyl, and Etiderm)
is Diethanolamine (DEA)


発ガン性物質DEAが含まれていたのは
Virbac社の犬猫馬用シャンプーでした。
Epi-soothe (エピスース)、Allergroom、Seboluxは使ってませんが、
「Allermyl (アデルミル)」と
「Etiderm (エチダン)」使ってます。ガーン…

Etiderm (エチダン)、Allermyl (アデルミル)



すでにAllermyl (アデルミル)は一本使い切っていて手元に無いので
詳細がわかりませんが、以下Etiderm (エチダン)の成分表です。

赤線部分 DEA 斜め右上のTEA Lauryl SulfateもDEA関連成分


赤線部分 コカミド DEA 



最初にVirbacのシャンプーを使い出したのはかなり前で
先住犬がっちゃんの時代です。かかりつけの獣医に
Allermyl (アデルミル)を処方された時からです。

そしてこの記事を書いている
獣医師のPatrick Mahaneyも言っていますが、
Viebacの製品は多くの動物病院で処方箋として
何年にも渡り処方されているようです。

特に皮膚疾患を持つ犬には
良いとされています。
この獣医師も以前は犬の患者に対して
処方していたと言っています。

上記のシャンプーは現在、
カリフォルニア州でのみ販売規制されています。
なぜカリフォルニア州だけで
禁止になっているのか?と言うと…

アメリカは州によって異なった州法と言うのが存在します。
この発ガン性物質「Diethanolamine(ジエタノールアミン) DEA」は
カリフォルニア環境保護の州法である「Proposition 65」の
発ガン性物質と生殖毒性物質のリスト
Chemicals Known to the State to Cause Cancer or Reproductive Toxicity
に2012年6月22日に加えられました。

結果、リストに入っている
有害物質を含む製品であるVirbacのシャンプーが
対象になり販売禁止になったと言うわけです。

2012年6月と言えば去年です。
今から1年半前にリストに加えられたので
Virbac社も対応に追われたようで、
今後は上記リストに従うべく
DEAを取り除いた製品を開発をするようですが、
いち消費者と致しましては、
カリフォルニア州以外の他州で
未だにシレ~っと販売されているのが腑に落ちません。

DEAを含有していない新製品を出すまでの間、
販売の差し止めとか
自主回収ぐらいしてもええんちゃうの?と思います。

しかし上記のリスト、
ものすごい数の有害物質にビックリです。
世の中に発ガン性物質多すぎっ!

後半字が薄いですが
「Not for sale or distribution in California」とプリントされています



そしてこれからは他州もカリフォルニア州に倣って
DEAを州法で規制するかもしれませんが、
実は規制しないかもしれないのです。え!?

なぜならこのDEAは
マウス実験では発ガン性が認められているものの、
ヒトでは発ガンの可能性あり
と言う結果に留まっているからなのです。

そしてDEAは人間用の化粧品やシャンプー、
石鹸にも含まれている製品が多く、
泡立ちや粘性を出すための成分として含まれています。

興味ある方はアメリカ国内で販売されているDEAを含む
100の製品リストも参照して下さい。
ポピュラーなお店で普通に売られていますね。
そしてなんと日本の
ダイソー」の石鹸もリストに入っています。

ちなみにチャーリーおかんと
おやじが使用しているシャンプーや石鹸類も
成分を調べましたが、
一応どれにも入っていませんでした。

皮膚と言うのは体面積にすると
一番大きな器官になります。
皮膚から吸収されたDEAは、
胃がん、食道がん、肝臓がん、
膀胱がんの原因になるとされています。

まぁ記事を書いた獣医も言っていますが、
ガンと言う病気はあらゆる複数の要因があるので、
コレが原因と特定できない場合も多いです。

普通に暮らしているだけでも
被ばくし続けているし、
空気中からの有害物質吸引、
食べ物、飲み水からの毒性物質摂取、遺伝、
生活スタイルなど原因は多義に渡っています。

なので目くじらを立てて
一つの有害物質に過敏になるのは
行き過ぎなのかもしれません。
また有害物質を100%避け、
暴露しないようにすると言うのは無理です。
ある程度は妥協もしなければ生きていけません。

しかし今目の前にある
発ガン性物質が含まれていると分かっている製品」を
家族同然であるペットには接触させたくない
と思うのが親心なのです。

しかもチャーリーは
ガンの罹患率がとても高い犬種です。
このような情報には敏感に反応してしまいます。

今後Virbac(ビルバック)社が
成分からDEAを取り除いたシャンプーを製造しても
購入するかどうかはわかりません。
記事を書いた獣医は
これからは患者の犬達には
ナチュラル系のシャンプーを薦めるとも言っています。

と言うことでチャーリーはとりあえず
皮膚科の獣医に処方されたシャンプー
「Chlorhexi Derm 4%」の使用続行という事になりました


しかし↑も化学物質系ですね。
やっぱりナチュラル系に変えたほうがええんかな…

以上、長すぎる日記でした


※上記文中の出典サイトは
Have You Been Bathing Your Pet
With a Cancer Causing Shampoo?
」です。
「Virbac」社の製品については
アメリカ国内で販売されている物を対象としています。

日本で流通している同社の製品については一切分かりかねます。


しっぽが語る犬の感情

2013-11-07 | アメリカ 犬 & 動物事情

少し前のニュースなのですが、犬について興味深い記事がありました。

それは「しっぽの振り方でわかる犬の感情伝達」なるものを
イタリア・トレント大学のGiorgio Vallortigara氏が研究しているという内容です。
しっぽを振る方向と感情、またそれを見た犬の感情の受け取り方と言う実験をしています。

実験ではスクリーンに映し出された犬の影を他の犬に見せます(上記写真)。
スクリーン上の犬(影)がしっぽを右か左かに振る、もしくは振らないという映像を映し出し、
それを見ている犬(生体)には心電図を用いて心拍数を計る、と言うストレスチェックをします。

ロットワイラー、ビーグル、ボクサー、ボーダーコリー、ジャーマンシェパード、
そしてMIX犬の43匹をモニタリングして行ったようです。

研究結果は以下です。

犬がしっぽを右に振る時: ポジティブな気持ちになっている
犬がしっぽを左に振る時: ネガティブな気持ちになっている


ここで言うポジティブな気持ちとは飼い主を見た時など、
ネガティブな気持ちとは知らない犬を見た時などの感情です。

この結果はスクリーンに映し出された犬(影)が左にしっぽを振った時(上記写真)は
右に振った時、あるいは振らなかった時よりも
それを見ている犬(生体)の心拍数が上がる=ストレスを受ける
と言う事から導かれたようです。

Giorgio Vallortigara氏によると
犬は意図的にしっぽを左右にコントロールしている訳では無く、
脳からの感情表現が(素直に)しっぽに出ているとも言っています。

一般的にはしっぽを左右に振る=嬉しい時と思われていますが(危険な場合もあります)、
人間には分からない微妙なふり幅の違いがあるのかもしれません。
しっぽは「犬同士の感情伝達ツール」であり
カーミングシグナルツール」だったとは驚きました。

犬のコミュニケーションでおしりを匂い合うのは挨拶とされていますが、
その前にしっぽの振り方を見てある程度判断しているのかもしれませんね。

「俺は緊張してるから近づくなよ!」と言うサインをしっぽで表現、
それを見た犬も「了解。じゃーあんたには近寄らん!」と言っているのかもしれません。

実は犬同士でしっぽを見てお互いにけん制し合っているのに
飼い主が社会化訓練のために無理に遊ばせようとしてケンカになる、
と言うのもあるのかも…

個人的にはカーミングシグナル等含め、犬達は人間が考えているよりも
多義に渡って情報交信し合っているのだろうと思います。

このような研究結果は犬の気持ちをさらに知る事ができるし、
新たな犬のボディランゲージ発見によって犬をより深く理解できるようになるので、
「犬の行動学」と言う分野は益々研究されてほしいですね。

ただし!犬の中にはプロペラ式にしっぽをグルグル回す犬もいるし、
うちのチャーリーはしっぽ全体が左方向にヘニョって曲がってるので、
なぜか左方向に振ってる時が多い気がします…
顔はごっつ笑ってるように見えるのですが、
常に警戒態勢、ネガティブ全開のシグナルを発しているのですかね?(笑
スローモーションで捉えて見たりするとわかるのかも?
犬同士だと微妙な違いがわかるのかもしれませんね。

あと個人がペットとして飼うならば、見た目優先の理由で断尾するのだけは反対です。
上記の研究結果からだと、犬同士のシグナルも発せなくなってしまいますからね。

以上犬の気持ちを知ろう!のコーナーでした。
ってそんなコーナーいつできたん?


ネタ元:Fido's tail wags may reveal more than you think
写真:↑サイトより抜粋

10月31日付けの「Current Biology」に統計などの詳しい内容が掲載されています。


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ASPCAのカレンダー2014とASPCA

2013-10-21 | アメリカ 犬 & 動物事情

昨日土曜日、郵便物の中に「ASPCA」カレンダー2014年度版が入っていました。
オーダーしたわけではないけれど、いつも忘れた頃に雑誌とか
レターセットとかステッカーとかいろいろ届きます。
しかしもう2014年が迫ってきてるのですね。早い、早すぎる…




ASPCAとは「The American Society for the Prevention of Cruelty to Animals」
の略で「アメリカ動物虐待防止協会」です。
世界で一番古くからあるイギリス動物虐待防止協会の「RSPCA」をモデルに
1866年にアメリカで設立されました。
創設者のHenry Berghは子供の虐待防止協会の創設にも関わった人です。

本部はニューヨーク市にあり、テレビの番組「アニマルプラネット」で放送されていた
「アニマル警察」は結構有名ではないでしょうか。
動物虐待の通報を受け調査、虐待されている動物の保護、犯人逮捕、裁判という流れで
口のきけない動物に代わって動物の権利を守るのが主な活動内容です。
その他にも犬猫の里親探しや災害が起こった時などは
HSUS(The Humane Society of the United States)と連携して大規模な動物レスキューをしたり、
ペットショップと繋がるパピーミル(子犬生産工場)からの大型レスキューなども行っています。

ASPCAは非営利団体なので運営資金は支援者からの寄付金で成り立っています。
アメリカは寄付大国なので寄付で運営されている団体は星の数ほどもあります。

そのせいか、なんでも「寄付して」と言う風潮に正直ウンザリになっている人も多く、
特にASPCAなどの大きな団体は寄付金の収益も巨額になるので
その事自体を快く思っていなかったり、
CEOの給料が高額すぎると言って批判的になる人も多くいます。

そんな中、ASPCAが社会的にも金額的にも痛手を負ったとされる訴訟問題があります。
Ringling Bros and Barnum & Bailey Circusというサーカス団が使用している象の管理を巡り、
動物虐待に当たるとしてASPCAが提訴していた裁判が12年にも渡り長期化してしまいました。
結局2012年に提訴取り下げと言う形で和解する事になり、
日本円にして約9億円にもなる和解金をASPCAがサーカス団側に
支払わなければいけませんでした。
(裁判中、元サーカス従業員の証言者に高額な賄賂を渡すなど諸問題含めての和解)

それらの高額な和解金や賄賂は寄付金から支払われているなど、
本来動物福祉に使われるべき寄付金がサーカス団や元従業員に渡ってしまって
支援者達はやはりいい気分はしません。

そしてその時期(2012年暮れ)に寄付を募るコマーシャルを
テレビ等で頻繁に流していた事。裁判は和解と言う形でしたが、
結局巨額の和解金を支払わなければいけないし負けたも同然です。
支援者からの寄付金で資金補充しようとしている事が明るみに出てしまい
世間からさらに反感を買う羽目になってしまいました。

しかも結局「虐待されているであろうサーカスの象の立場」は何も変わっていません。
他の動物福祉団体はまだこのサーカス団を訴える姿勢ですが…
ASPCAがこの訴訟で失ったものは大きかったと思います。

しかしだからと言ってASPCAを責め立てるのも何か違う気がします。
上記のように失敗した時の痛手も大きいですが、
この規模があるからこそ扱う案件も大きく、動かせる部分も大きいのであって、
個人が動かせる範囲ではない事をやっているわけですから。

責められるべきは象を虐待をしている疑いがあるサーカスでは、と強く思います。
今時、調教された猛獣を使ったサーカスを見に行って楽しめる人がいる事に驚きですが…

ASPCAは約150年に渡り動物福祉の向上を目指し
動物の権利のために草の根から運動してきた団体です。
そして今日も動物の立場改善に尽力し続けています。

個人的にはこの裁判、ASPCAに勝ってほしかったですが
まぁ世の中理不尽な事が多いわけで…
ASPCAにはこれからもがんばっていってほしいと思っています。
と言う事でカレンダーが届いたので、チトこんな事を書いてみました。長いわっ!

おわり


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アメリカ 賢い犬種 仕事ができる編 トップ10

2013-10-11 | アメリカ 犬 & 動物事情

以前にも「アメリカ 人気犬種&賢い犬種 トップ10
と言うなんちゃってランキングを書いたのですが、
今回は「賢い犬種 仕事バリバリできまんねんっ! トップ10」
を発表したいと思います(笑 ちなみにネタ元はコチラです。

犬は、特に西洋圏では仕事のお供として役立つように
年月をかけて改良されてきた犬種がとても多いです。
ポピュラーなところでは狩猟犬、牧畜犬、ねずみ獲り犬、
ソリ犬、荷車用犬、軍用犬など。

現在ペット、コンパニオンアニマルとして飼われているとしても
犬種が本来持つ「遺伝的能力」を活かした飼い方をする事が
犬達の幸せに繋がる事になります。

子犬の時にかわいいからと言うだけで
牧羊犬などの「日々ものすごい運動量が必要な犬種」を選んでしまい、
後で手に負えなくなって問題犬です、
放棄しますとか言うのはやめましょう。
(↑はあくまで例えなので、
きちんと飼育されている方はすばらしいと思います)

んでは「アメリカ 賢い犬種 仕事ができる編 トップ10」です。

1位 ボーダーコリー(牧羊犬)
超頭脳派。仕事をこなす才能はピカイチです。
仕事を与えてあげる事が彼らの幸せに繋がります。
またアジリティ競技も得意です。



2位 ジャーマンシェパードドッグ(警察犬)
警察犬として賢さを発揮。軍用犬、護衛犬としても活躍。
信頼性もあり忠実です。



3位 ブラッドハウンド(警察犬 救助犬)
追跡能力バツグンなので警察犬や救助犬として働きます。
追跡調査の結果は法廷でも有効です。



4位 ビーグル(探知犬 救助犬)
駆除が困難なトコジラミを探知する優秀な嗅覚の持ち主。
個人のみならず害虫駆除の会社でも採用されて働いています。



5位 ラブラドールレトリバー(介助犬)
盲導犬やその他の介助犬として働き、ペットとしても最適なので
アメリカではいつも一番人気の犬種です。泳ぎと回収が得意。



6位 ニューファンドランド(水難救助犬)
大きな肺を持っているので長距離の水難救助ができ、
本能的に救助の役割を担います。



7位 ベルジアンマリノア(軍用犬)
頭の回転が速く、防衛力に優れ軍用犬として活躍。
働く意欲も旺盛です。



8位 シベリアンハスキー(ソリ犬)
極寒地でもソリ犬として良く働き、耐久性もあります。



9位 ゴールデンレトリバー(補助犬)
介助や補助、慰問犬として大活躍。
本能に労働能力が備わっています。泳ぎと回収が得意。



10位 オーストラリアンシェパード(牧羊犬)
羊の群れをまとめて移動させる仕事は彼らの本能です。
順応性もあり活発です。



またミックス犬の中にも
上記のような労働能力を受け継いでいる個体はあります。
今回の仕事ができるカテゴリー以外にも、
頭が良く賢いミックス犬はたくさんいますね♪

以上。

(文中写真はフリー素材使用)

おわり

Remember Me Thursday リメンバーミーサースデイ

2013-09-26 | アメリカ 犬 & 動物事情

先日も書きましたが(コチラを参照してください)本日9月26日(木)は
「Remember Me Thursday リメンバーミーサースデイ」の日です。

Remember Me Thursday オフィシャルサイト

Remember Me Thursdayは「捨てられたりホームレスのまま
飼い主を見つけられずにこの世を去った全ての犬猫達に
哀悼のキャンドルを灯してあげましょう」と言うキャンペーンイベントです。

アメリカでは年間350万頭以上の犬猫達が
飼い主を見つけられないまま安楽死させられています。

その数を少しでも減らすために、
犬や猫をペットショップで買うのではなく
シェルターやレスキュー団体から引き取って
里親になりましょうと言う啓蒙キャンペーンでもあります。

バーチャルでもキャンドルに火が灯せますので
ココをクリックしてぜひ参加して下さい。
灯した火はGalleryにて確認できます。
現在3800本ほどのろうそくに火が灯っています。




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Remember Me Thursday 9月26日(木) リメンバーミーサースデイ

2013-09-18 | アメリカ 犬 & 動物事情
今日は「Remember Me Thursday リメンバーミーサースデイ」と言う
イベントキャンペーンの紹介です。

Remember Me Thursday オフィシャルサイト

アメリカでは「毎年350万頭以上の家を見つけられなかった犬達や猫達」が
安楽死と言う名のもと処分されています。

この数は一日にして約1万頭にもなります。

飼い主を見つけられずに、または捨てられてこの世を去った犬達猫達…
その子達のために9月26日(木)にキャンドルを灯して哀悼しましょう、
と言うキャンペーン内容です。

アメリカではシェルターやレスキュー団体から保護され飼われている犬猫達は
アメリカ全土で飼われている犬猫達の30%にしかすぎません。

その数を引き上げるためにも犬や猫を飼う際には
「ペットショップで買うのではなく、シェルターやレスキュー団体から迎えましょう」
という里親制度の啓蒙活動をこのキャンペーンは兼ねています。

発案元はカリフォルニア州サンディエゴにある
Helen Woodward Animal Center」という非営利団体のNo Killシェルターです。

このイベントキャンペーン、世界的にも広められているようで
アメリカだけではなく他国の動物保護団体も参加しています。

日本からは「アニマルレフュージ関西さん」がイベントを実施されるようです。

イベントキャンペーンに参加できる状況なら参加して、
できない場合は個人でもいいので
9月26日(木)には「家族を見つけられずにこの世を去った犬猫達のために」
暖かなキャンドルを灯してあげて下さい。
オフィシャルサイトではバーチャルでキャンドルを灯すこともできます。

※以下は「Helen Woodward Animal Center」の代表
マイク・アームズ氏が書いた詩の日本語訳です。
(アニマルレフュージ関西さんに掲載されていました)


木曜日には僕のことを思い出して
          ——マイク・アームズ

おぼえていますか 僕らがはじめて出会った日を
あなたは言いましたね 好きだから仲良くしようと
おぼえていますか いつもふたりで遊んだことを
約束しましたね ずっと一緒にいようと

おぼえていますか 僕を見捨てた日を
一緒に遊ぶのはおしまいだよって
知らない所で あなたは僕をおろしました 
もう二度と会わないよって

だれかの手に渡されたとき あなたの姿はなく
深いやみの中 僕はひとりぼっちでした 
忘れません せまい所でおびえ続けた毎日
遊んでくれる人もなかったことを

忘れません お前の番だと言われたとき
あなたの顔が浮かび 会いたかったことを
もうお別れです 旅立っていく僕のために 
キャンドルを灯してください、9月の木曜日に


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視覚障害、聴覚障害を持つ犬達の相互補助

2013-08-07 | アメリカ 犬 & 動物事情
8月6日(火)のニュース記事からです。

カタフーラ・レパード・ドッグMixのイブは
雪が降るクリスマスイブにさ迷っていた所を
郵便屋さんに保護された聴覚障害のある犬です。

ボーダーコリーMixのディロンは
ケンネルに預けられたまま飼い主が現れなかった
視覚障害のある犬です。

この2匹がカリフォルニア州にある
「Bear Valley ドッグシェルター」で出会いました。

2匹はとても強い絆で結ばれているようで、
ニュースでは2匹の関係を80年代のアメリカ映画の
「See No Evil, Hear No Evil」に出てくる
視覚障害を持つウォーリーと
聴覚障害を持つデイブの2人に例えています。

映画は障害を持つ2人がお互いの目となり耳となり、
双方の障害を補い合いながらも
いろんな騒動を繰り広げる、と言うちょっとドタバタで
コミカルなストーリーとなっています。

犬同士は人間のように明確な言語で
コミュニケーションを取るわけではないのですが、
不思議と上記の「See No Evil, Hear No Evil」のように
イブがディロンの目となり、ディロンがイブの耳となり
2匹が共に補助役となっています。

そしてこの2匹の里親探しをカリフォルニア州にある
「Marley's Mutts Dog Rescue」が行い
フェイスブックで紹介したところ
めでたく里親になってくれる人が現れました。

もちろん2匹とも一緒に引き取られ
今は幸せに暮らしているようです。

里親になった人は本当にすばらしい人だと思ったのと同時に
2匹を健康な犬同様保護したシェルターや
里親探しをしてくれたレスキュー団体にも頭が下がります。

イブとディロン、いつまでも仲良く長生きしてね。
ちょっといいお話しだったので載せてみました。


ニュース元はコチラ
上記写真は Good Morning America/(Image credit: Zach Skow/Caters News Agency) -
Dillon and Eve act as each others eyes and ears. より

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