Photo by Jean Chung/For HSI
以前からずっと気に病んでいた犬事情なんですが
意を決して。
アジアでは食用にされる犬たちが多くいます。
有名なところでは韓国。
中国でも大規模な犬肉の商業イベントが毎年開催され
インドネシアでは犬肉の消費量が
近年増加傾向にあると言われています。
(この手の内容が苦手な方はパスして下さい)
犬を食べる理由として
体が温まるやスタミナがつく等言われていますが
科学的な根拠は無く、食文化と言うには
歴史的背景があるようには見えません。
食用犬の繁殖場は不衛生で環境は最悪、
また非人道的で非常に残酷であり
聞くに堪えがたい最期をむかえると言うのも
犬好きには耐えられません。
特にインドネシアは動物虐待法が制定されておらず
その扱いは酷いそうです。
※ 香港、フィリピン、台湾、シンガポールでは
食用の犬肉を禁じています 。
さらに食用犬は愛玩犬とは違う
と言う誤った通説もあるそうです。
しかし食用犬の繁殖場には
盗まれてきた元飼い犬たちも多く
純血種を含め多様な犬種が存在しています。
現代社会では犬と言う動物は食べ物ではなく
コンパニオンアニマルとして飼われるのが
その姿ではないでしょうか。
感情や知性が豊かで人間と共に歩んできた犬たちを
食べ物として捉えてほしくありません。
犬は人間と暮らし始めて一万年とも
それ以上とも言われています。
犬を食用とする習慣よりも、人と生活を共にし
ペットとして生きてきた歴史の方が断然長いのです。
犬を食べる事を食文化と言い切るには説得力が無く
単に嗜好を押し通しているようにしか思えません。
以下は Humane Society International (HSI )
ヒューメイン ソサエティ インターナショナルが
韓国の食用犬繁殖場から200匹の犬たちを救出した映像です。
※HSIはアメリカ動物福祉団体HSUS の国際版
VIDEO
韓国にはこのような食用犬の繁殖場が
数多く存在するようです。
HSI は繁殖業者への意識改革や
繁殖場の閉鎖を促し、他業種へのビジネス転換を勧めています。
救出された食用犬たちはアメリカやカナダ、イギリスなどに輸送され
ペットとして暮らしています。
元食用犬だったサンシャインと飼い主さん(英語ですが映像の雰囲気で)
VIDEO
犬は人間と共生し愛される存在であること、
それ以外には考えられないので
犬を食用とすることには反対します。
以上。