てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

ペットショップでの生体販売禁止法案 Branford, CT

2013-07-03 | アメリカ 犬 & 動物事情
コネチカット州の海岸沿いの街ブランフォードで
動物に関する一つの決議法案が提出されました。
「ペットショップでの生体販売禁止法案」です。
対象になるのは犬、猫、うさぎです。

この法案が成立すれば、
コネチカット州で始めて「生体販売禁止の街」が誕生します。
現在協議中ですが今年中に決議されるようです。

立案に関わっている人達は、
まずはブランフォードの街での法成立、
将来的には州への働きかけへと言うフレームワークで
最終ゴール「州内の生体販売禁止」を目標にしています。

この法案を成立させる目的とは、
生体販売を行うペットショップと100%繋がっている
パピーミルの撲滅を目指すものであります。

パピーミルとは子犬繁殖工場と言う意味で
商品である子犬を産ませるための繁殖用の親犬たちは
一生針金ケージの中で過ごし、子供を産まされ続けます。
もちろん人間からの愛情など受けた事もなく
散歩などもっての外、芝生さえも踏んだことがなく
針金ケージの上で糞尿にまみれ、時には声帯さえも切られ
劣悪この上ない環境での生活を強いられ、
そして死んで行きます。

全ての繁殖犬は人間の金儲けのための道具であり
苦痛を与え続けて殺すという非道徳的極まりない業者、
それがパピーミルです。

そしてその「パピーミルの商品」の卸し先、
それが生体販売を行っているペットショップや
ネット販売する業者なのです。ネット販売の場合は
直接パピーミルが行っている場合が多いと思われます。

ペットショップに高額なお金を払って子犬を購入するという事=
パピーミルにお金を払う=動物虐待、非人道的な業者に加担する
と言う仕組みになります。

これはアメリカに限った事ではなく
日本も同様、否定できない事実ではないでしょうか?

パピーミルが州内に存在するなら直接的な行動にも出れますが、
他州にある場合、その一つ一つに抗議したり撲滅や解体に導くのは
個人の力では無理なところが多いです。

個人の力でできる事は何か?を考えた時
「ペットショップ(ネット販売含む)で買わない!」次に
「生体販売を禁ずる法案に賛成する」なのです。

ブランフォードの街でこの法案が成立すると
コネチカット州内でもこれに続く街が出てくると思います。
私達が住んでいる街もブランフォードと同じカウンティ(郡)なのですが、
近場でこのような犬猫のための草の根運動活動が
大きく実ろうとしている事はたいへん喜ばしいことです。

そしていつかこの法案が州法レベルになれば、
純血種を求める場合は信頼のおけるブリーダーから迎えるという事になり、
シェルターやレスキュー団体からの里親縁組が今まで以上に増え
救える命も格段に増える事にも繋がります。

先立って2006年に「生体販売禁止法」が成立した
ニューメキシコ州のアルバカーキ市では、
シェルターからの里親縁組がそれ以前よりも
23%も増えたと言う結果が出ています。

ただペットショップを経営する側からの反対意見としては
仕入先の殆どは法に触れていない人道的な扱いをしていて
パピーミルは一部の悪徳業者であり、
信頼できる所からの仕入れを主張する店もあるようですが、
それを証明する事は難しいというグレーな部分が
多く含まれていると思います。

と言う事でブランフォードの「生体販売禁止法案」
個人的には法案推進大いに賛成、
成立する事を願って全面的に指示したいと思います。

上記摘要したサイト→「Branford RTM to Consider Ban on Retail Sales of Dogs and Cats
に全内容が書かれていますので興味がある方はどうぞ。


参加しています↓ ブログ更新の励みにポチっとよろしくです!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 海外生活へ
にほんブログ村


コメントを投稿