てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

祝!ペットショップ法改正 コネチカット州

2014-05-11 | アメリカ 犬 & 動物事情
コネチカット州会議事堂
 

昨日の日記「悲しい事実」でも記述しましたが
ペットショップ(ネット販売含む)とパピーミルの繋がりには
反対の立場のチャーリーおかんであります。

動物虐待に匹敵する悪徳繁殖業者のパピーミル、
この業者撲滅のためにはまずペットショップでの生体販売を禁じて
生体の卸し先を無くすなど、法律で取り締まることが最有効と考えます。

そんな日頃のおかんの念が通じたのか(笑
2014年5月6日、私たちが住むコネチカット州でついに
「ペットショップ法」が改正されることになりました!

改正法の内容は、今後ペットショップでは
「パピーミルから犬猫を仕入れることを禁ずる」
と言うもので議会満場一致で可決しました。

仕入先の繁殖業者が
パピーミルでないかどうかを確認する基準は以下。

1. 犬猫繁殖業者としてのライセンスを保持している
2. USDA(米国農務省)の調査員によって監査されている
3. 2の監査で連邦法の「動物福祉法」に過去2年違反がないと証明されている

特に3が重要ポイントになります。
パピーミルでは犬猫たちに非人道的な扱いをしています。
昨日「悲しい事実」で掲載した「101パピーミル業者」なども
確実に全て当てはまります。

「動物福祉法(Animal Welfare Act)」に違反しまくりで
あらゆる面で基準を満たしていないので3の条件はクリアできません。
ですのでこの3の部分がパピーミルとそうでない業者を
見分けるポイントになります。

上記の他に子犬、子猫をペットショップで購入した際に
病気に感染していると疑われた場合の返却条件なども強化されています。

驚くことにペットショップは
USDA(米国農務省)の監査を受けるどころか
ライセンスも無く繁殖業者として登録もされていないブリーダーから
子犬や子猫を大量に仕入れています。
このような業者とも今後一切の取り引きはできません。



この法律はコネチカット州法ですので
コネチカット州内の生体販売を行うペットショップ16店舗は
全て従わなければいけません。

しかし生体販売を禁じたものでないのが残念ではあります。
2013年から「ペットショップでの生体販売禁止法案」は
議会に提出されて審議されていましたが
ペットショップオーナーなどの反対により
未だ可決には持ち込めていません。

しかし今後コネチカット州の生体を扱うペットショップでは
パピーミルからの仕入れができず儲けに影響が出てくるでしょう。

そしてこれからますます「生体販売禁止」への動きは
強くなると予想されます。もういい加減「生体販売業」は
おやめになったほうがよろしいかと…

現在コネチカット州には16店舗生体販売を行っているペットショップと、
74店舗生体販売を行っていないペット用品店が存在します。

生体販売を行っていないペット用品店のほうが断然多く
それらのお店は犬猫を販売しなくてもビジネスを成功させており、
シェルターやレスキュー団体からの里親探しに協力したり
チャリティー活動に力をいれている所が数多くあります。

2014年3月にはイリノイ州シカゴ市で
ペットショップでの生体販売が禁止されました。
現在イリノイ州は州全体で「生体販売禁止」の方向に向かっています

コネチカット州もこれに続いてほしいと心から願います。
と共に今回まずはパピーミルと繋がり生体販売を行うペットショップに
圧力をかける法が施行される事となり
州民としてとても喜ばしく、また誇らしく思います。

↓は、この法案に尽力貢献したブレンダ・カプチック州議会議員の最終弁論と
議会での法案可決の模様。最後の可否のボードがちょっと感動(笑
(字幕も無く申し訳ないのですが雰囲気で!)



以上です。今回も長文失礼しますた。
最後まで読んで下さった方がおられましたら感謝します!
コメント欄まだ閉じてますが…

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