前回の「アメリカのスーパー」に引き続き食べ物ネタで。
いきなりステーキ的に、いきなり「培養肉」(笑)
「培養肉」とはラボ(研究施設)で作られた人工のお肉の事で
英語で Lab-Grown Meat(ラブ グロウン ミート)、
もしくは Cultured Meat(カルチャード ミート)
と言われています。
2013年にはオランダのチームが開発した
培養ビーフ肉の試食会がロンドンで行われました。
培養ビーフ肉 ハンバーガー用パテ
培養ビーフ肉は、牛の幹細胞を利用して
一つの幹細胞から約2万トンの牛肉
を得る事が可能とされており
クリーンで栄養価も畜産肉よりも高いそうです。
牛の幹細胞を採取して培養する過程
精肉にするまでにかかる膨大なコストや
メタンガス問題、水問題、
肥育時の抗生物質投与、ホルモン剤投与など
現在の畜産肉と比較した場合、
培養肉は全ての面において低コストで環境にも優しく
「クリーンミート」と呼ばれています。
下図は培養牛肉と畜産牛肉を作るまでの環境比較です。
青が培養牛肉でオレンジが畜産牛。
使用エネルギーや温室効果ガスの排出問題、土地問題の比較。
そして何よりも現在悲惨な状況下におかれている
畜産動物の解放が可能になること。
「動物を殺さない」と言う
動物福祉や倫理上の利点は計り知れません。
現在アメリカではこの「培養肉」の
スタートアップ企業が複数社あり、
ビーフ、ポーク、チキン、ダックはもちろん
シーフード分野まで開発が進んでいます。
培養肉のスタートアップ企業「Memphis Meats」の
CEOでサイエンティストの Uma Valeti氏は
2021年~2022年までには
店舗での培養肉の販売を目指す
と言っています。
Memphis Meats イメージビデオ 1分23秒
そして世界の大富豪ビル・ゲイツ氏や
イギリス、ヴァージングループの
リチャード・ブランソン氏が
「培養肉」分野に多額の出資をしています。
最初は培養肉に抵抗がある人も多いかもしれません。
しかしこれから先30年で食肉分野、畜産業界は
大きく変化すると思われます。
おかんは魚介類をたまに食べるベジタリアンですが、
培養肉が発売されたらトライしたいです♪
以下、東洋経済「ヤバすぎる!「培養肉ハンバーグ」の衝撃」
より一部抜粋。
「そんなことは有り得ない」と思われた方は、
成型肉を考えて欲しい。成型肉は細かいクズ肉や
そのままでは販売できない内臓肉を軟化剤で柔らかくして
食品添加物で固め、形状を整えた食肉である。
激安の焼肉屋チェーンやステーキ屋チェーンでは
当たり前のように使われているものだ。
また、子どもに人気の高い「ミートボール」はどうだろうか。
すべてとは言わないが、多くの商品が
本来なら産業廃棄物となるべきクズ肉に、
添加物20~30種類ほど大量に投入して固めて加工したものだ。
これら成型肉やミートボールと比べれば、
「培養肉」を一概に否定することは出来ないだろう。
↑2014年12月27日に書かれたものですが
東洋経済「ヤバすぎる!「培養肉ハンバーグ」の衝撃」に
興味がある方はどうぞ。
お・わ・り
今日の記事は 目からウロコでした。
そうなんだ〜 培養肉がそのうち市場に出回るんだ!
これは ひょっとして アニマルライトの見地からは
非常にいい事なのですよね。
もちろん いろいろな意味で 環境負荷が少ない点
是非早くマーケットに出て来て欲しいし
消費者も支持して欲しい事ですね。
私には大豆由来の『ウソ肉』の方が合ってるかも。
考えてみれば今でも、ケージで一生を終える経済動物の肉は「工場製」なんでしょうけれども。
利点+安全性とか味がさらに確立されれば
一気に普及する気がします。
私は動物福祉方面から支持しますが
環境問題もめっちゃ大切ですよね。
今は肉だけの開発みたいですが
そのうち骨とかもできるでしょうね~
そうなると現在の畜産形態は大きく様変わりしますね。
日本でも「Shojin Meat プロジェクト」ってとこが
開発に乗り出しているみたいです。
なんせもうすぐ2020年代、
昔は動物殺して食べてたんやーとか言う時代が来るかも。
とにかく車が空を飛ぶよりかは早くにw
培養、人工肉は普及しそうな気配です。
やっぱり最初は抵抗感ある人多いと思います。
動物の体内で作られる組織をシャーレに移して
同じように成長させるだけやで~と言っても
いやいやいや~てなりますよね。
今アメリカではベジタリアン食品会社が植物性材料で
どこまで肉味に近づけるかってシノギを削ってます。
ベジレストランでない普通のレストランでも取り扱い出していて
なかなか面白いです。
私も基本ベジ食品でいいんですが
培養肉が出たら「話しのタネ的にw」トライしたいです
でもね、細胞を培養するときには仔ウシの血液(血清)を使うか、化学薬品をたっぷり使わないと細胞が育たないんですよ。きっと仔ウシの血清は使わないだろうから、化学薬品たっぷりで培養かな。。。
食品添加物(化学薬品)が入っているものはできるだけ食べないという消費者が多くなってきているときに、「化学薬品たっぷり」で作った「肉」を食べる消費者がどれくれいいるのか、ちょっと気になるマルさんです。マーケティング用の綺麗な言葉でコーティングして誤魔化すのでしょうが。。。
うぃっす!うぃっす!
なるほどー。作っちゃったかー。
培養肉、に移行になったら
今いる牛さんたちの将来はどうなるのでしょう?
ちょっと気になりました。
いえね、昨日、アメリカで流行っているという
闘牛+サッカーの試合を見てて
牛、血が吹いてたんです。
そこまでして遊びたいかと。
食いもんで遊ぶなって躾はされてないのかと。
皆さんが皆さん、同じ気持ちになれなくても
結果何かに「使われる」しかない生き物なら
なんとか良い方向に、win-winな結果になるよう
今から考えないといかんなーと思いました。
北海道は昔、「エゾシカさん可哀想」ってことで
動物愛護団体から人間が弾劾され
結果農家の方々の作物がエゾシカに食い荒らされ
農家を辞めざるを得ない人が出たり
生態系が壊れたりで
(エゾシカ増えすぎて)
結果、今の”美味しく食べましょう”というオチになりました。
いや、美味いんですけど。
新しいものが出たら
警戒しちゃう日本人なアタイ♪
でも選択肢が広がるのは、良い事かなと思います。
培養肉への消費者の目線は確実に
現存のお肉よりも厳しい目線になるでしょうね。
人工なだけに安全性を脅かすものが混入されていないか等は
絶対に調べ尽くされそうです。
現在の畜産動物への抗生物質大量投与や
ホルモン剤(鶏除く)にはそこまで必死にならない人でさえ…
制作側は恐らくそれも見越していると思います。
なので培養液に化学薬品がてんこ盛りでは
叩かれる事は必須になってきますよね。
培養肉作りのインフラも将来的には自然に沿った
培養液等が開発されるかもですね。
実際日本人で培養液のコストダウンも考えた上で
清涼飲料水とか卵黄からの培養肉用の培養液を作っていて
最終的には「藻類」とか「酵母」で作るって言うてる
バイオベンチャーの人たちがいるみたいです。
恐らくですがこの分野は何十年もかかるかもですが、
先には進んでも後戻りして
やっぱり既存の畜産肉だけに頼るってならない気がします。
普及率が上がって完全に移行になるには多分
ン十年とかかかると思いまする。
なのでその過程で今後畜産業は変わる可能性はありますね。
闘牛+サッカー、初めて聞いて動画見ますたけど
なんすか?アレ。もう完全アフォですね。
ロデオの続きみたいな所で田舎丸出し的な方々が…
狩野英孝の着ぐるみ着て猛獣と自撮りもどうかと思いますが
他に楽しみないんかな…と思いますた。
いくら食用と言えども牛流血はイカンですね。
鹿増えすぎ問題、ありますよね~
駆除は仕方ないと思いますが
元はと言えば鹿を捕食する動物を絶やしてしまったのが原因かな、
と思います。昔はオオカミとかいたハズなんですが
それを駆除しちゃったから、て言うか
絶滅まで追い込んでしまったのでそら生態系崩れますよね。
でもそれを言ってる場合でないから今は取りあえず駆除して
農家を守らんとですね。
個人的にはウルフ カムバック派です(笑)
新しい物、良い方向に進むものは歓迎ですが、
3Dプリンタで銃とかはいらんわ~て思います。
んでまぁいつの時代も最先端モノは慎重に&
警戒するのは人間として当たり前の事やと思います。
写真撮られたら魂抜かれるっちゅーねん!w