定年前おじさんの介護ヘルパー挑戦談

有料老人ホーム、特養。ホームで日々起きている実態、しみじみとした感動と驚きの不思議なお話をいっぱい!

視力障害の方々と国会見学へ

2011年09月26日 | 実地見学

 朝9時出発。観光バスに乗るのは久しぶりです。

ボラ一年生の私は、集合場所さえよく分からずにうろうろしていたのですが

目の前に止まったタクシーから降りてこられた方に’もしや’と、

声をかけたらなんと、今日参加の会員の方でした。

それもその方はこの会のベテランさんで

お蔭様で集合場所へ、私が案内された次第でした。

 

 目的の国会議事堂には1時間半あまりで到着。

今日ご一緒する方は元プロの作詞家。

話を聞いていたらあっという間に時間は過ぎていました。

 そしてまた新人バスガイドさんのドジにも笑わされました。

説明カンニングペーパーを堂々と読む度胸もすごいのですが

「こちらの〇〇は昔、もりばでした。」と、みんなと感じていたのですが

『盛り場(さかりば)』を「もりば」と読み違えーーだった という

本人がやっと気付いて皆で大うけ大爆笑でした、、、

その後、憲政記念館で早めの昼食を取り、警備の警察官に挟まれながら入場。

館内では、歴史を感じさせる手彫りの柱や大理石の壁に囲まれながら

エスカレーター、エレベーター、階段と視力障害の方には辛いコースでしたが

赤いじゅうたんの廊下を歩くのは気分の良いものですねー

この建物、昭和11年に完成だって。大正時代に建築が始まり17年間もかかったらしい。

今年で74年経過しているわけで、今日の参加者さんと同年齢くらいだね。

 傍聴席と書いた木のドアを入ると、まるで古い劇場の2階席。せまー(狭)!

最前席から下を見ようと思うと、かなり急な階段を降りなければならなくて

視力障害の方々にはかなりきつい傾斜でした。

付き添いボランティアさえドキドキで

バリアフリーなどまったく無関心な時代の建築が

国を象徴する国会議事堂に残されているなんてね。

超高齢化国家を代表する日本がこれでいいのかー?

しかし、天井のステンドグラスは当時としては最先端だったかも、

手すりや壁の彫刻は傍聴席まで細かい手彫り?

 昔は職人さんが丁寧に働いたんだなーと感心しました。

2階から見ると書記さんが地下っぽいところから入ってすぐ席につけるようになっているところも

珍しい構造で驚きでした。

 今日は衆議院が予算委員会を開催しているということで、

参議院だけの見学でしたが、各党の控え室や文書室、天皇陛下の休息所などを

見ながら、池のある中庭を通り

外へ出て正門から議事堂全体の姿を見ると

さすが国会!威風堂々というんでしょうか、日本の歴史を重く体感できた一瞬でした。

まあこれだけの歴史がありながら、日本の政治は世界からは評価低レベル。

残念なこってすなー。

 議員の保身や出世、政党の争いばかりに国民の血税を払わせないでくれな。

復興処理と雇用対策と景気対策はどうなってんだ?

ここに入っってあのバッジを身につけると、国民が見えなくなる化け物が取り付くんですね。

 高価なスーツを着て立派なご意見を述べてても、議事中の野次は一向になくならないし、

 TV出演しても、自分の主張にやっきになって人の話が聞けない議員を見ると腹が立つ

政治家の言い争いが始まるとチャンネルを変えたくなるのは僕だけじゃないでしょう。

そのマナーの悪さで次の選挙の票は下がるばかりって気付いてほしいですねー

とかいいながら、帰りには衆議院の土産屋で「駅前演説NODAまんじゅう」をゲットしてきた自分も

けっこう情けないかもーー

それにしても、今日参加された会員の皆さんは、勇気を持って社会参加されています。

こうして国民がしっかりしているから日本は持ってるんでしょうね。

人生に前向きっていいですね。

 自分は高齢者の方や障害者の方々に毎日接していますが、

人生の先輩や困難な壁を乗り越えて来られた方々から学べることって

本当にたくさんあります。

休み返上ですから疲れが溜まることもありますが、ボランティアの活動を

していて良かったとつくづく思います。

ボランティアの皆さんも役員の皆さんも今日はお疲れ様でした。

地域の人が力を合わせることで、社会が動かせることを

発見できた一日でもありました。 

 


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