鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

昨日深夜まで原稿など作成した。

2008-09-28 15:11:04 | 直言!
今、月曜日連載を見直してセットアップをした。
これをしていなかったら本を読みたかったがこれをまだしていなかったので新聞だけ読んでパソコンの前に座った。
昨日から外の気温がひんやりとしてきた。
韓国の新聞では昨日の気温、北朝鮮との国境の近く江原道は8度になったとう。11度前後になった韓国の冬は早い。日本と違って寒さは厳しい。
韓国の家庭はオンドルの部屋でキムチ鍋を家族で囲んでいるが一方の北朝鮮の冬はそうした家族が果たしてどれだけいるのだろうかと胸が痛む。
肌寒くなってくると衣替えもしないといけない。
またあわただしい衣替えになりそうだ。
4時になれば簡単に夕食の支度をしないといけない。それまで本を読もう。
冷房がいらなくなったらまた暖房をださなければならない。
一時の何もない自然環境の季節である。
柿も出だした。
また店先にアケビが並ぶ。
子どもの頃はあのアケビが絶対に見られなかった。
あの種(?)がいっぱい詰まっているところが見られなかった。グロテスクで見られなかった。今はやっと見られるようになった。
グロテスクだが綺麗。画家が描きたくなるような素材である。
しかし私は今も見るだけで絶対に食べられない。
夫は山に行くとアケビがたくさんあって取って食べたという。
話に聞くと美味しいらしい。
それでも絶対に食べられない。
栗も美味しいが食べるのに難儀である。
夫は口でむいて食べているがそれが私にはできない。
いつも湯がくと半分に切ってスプーンでかきだして食べている。
夫は「そんな面倒なことはできひん」と言って器用に食べている。
田舎の景色につるし柿がみられるようになるともう霜がおりて冬がそこまで来ている。またあわただしい師走で追われていく。

韓国では秋の陽だまりに干される唐辛子が秋の風物詩である。
日本植民地時代の米穀、全羅南道の田園風景は圧巻である。
かつて10数年前はセマウル号に乗ってソウルから木浦へと列車で走った。車窓でみた秋の風景、稲穂がたれた黄金色の田園、ここから日本に運ばれていった田園風景に複雑な気持になった。
しかし韓国が立ち直った国力に胸をときめかせて湖南線(ホナムソン)の景色に見とれていた。。そんなとき田園の合間から見える家々の中に干された赤い唐辛子の風景に韓国文化を見るようだった。
韓国料理を食べてもなんともなかった40代50代はこんな光景に愛しく思ったものだ。
近年は年も重ねたので現場に行く同行取材から遠のいてホナムソンの列車に乗って景色を見ることがなくなった。しかしどこかで瞼に焼き付いている。
1世たちは日本に渡ってきてもどこかに故郷の風景が瞼に焼きつき心に残っていたのだろう。
そんなことを思わせる在日韓人歴史資料館所蔵の「在日の100年の歴史展」が大阪人権博物館で開かれている。会期は10月5日まで。今日は朴一さん(大阪市大大学院教授)と姜在彦さん(歴史学者)の講演が行なわれている。
双方の講師の話は面白い。ユニークである。
姜在彦さんは「僕の日本語はちっともうまくならない」と言いながら日本植民地支配の歴史を話し朴一さんは団塊の世代、また今風にあった在日コリアンの話をされる。どちらも日本で培った才知にジョークがとてもうまい人である。
次の日曜日は大谷大学の鄭早苗さん、古代史の話がある。日本と朝鮮半島の関係、古代史に遡って研究をしておられるのでまたこれも聞き応えがある。
講演前に是非、早い目に入って資料展の見学をしてみて下さい。となりに住んでいた在日コリアンの生活が甦ってきます。

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