正月３ガ日が暮れていく。

5日から新年会が入っている。
今日は夫が自宅にいた。
ホットカーペットが壊れて新しいのを買った。私は汚れの目立たない黒っぽい色のじゅうたんにしょうとしたら結構高い。家電製品、ましてホットカーペットは早く故障するのでそんなに高いものを買わなくてもいいという私の持論である。
夫もそう思っているのか値段の手ごろなものをみつけてこれがいいという。ふわっとしたじゅうたん、温かそうである。黄色の葉っぱの柄である。汚れが目立つと一瞬思った。そしてまあいいか。ホットカーペは早く故障するので汚れたころに買い換えることになるだろうと考えて夫の気に入るものを買ってきた。
さあ、それからが大変である。
ちょっと何かをこぼすとすぐに拾っている。
「お前がこぼしたものだ」と言っている。
本来はきれい好きなのでゴミが落ちると汚れの目立つホットカーペットが気になってしょうがない。そして自分で選んだお気に入りのカーペットである。
1日、家にいると食べることばかりしている。
私と夫の食べる時間が違う。私はさっさと食べてしまう。
夫はビールを飲みながらお節のごまめや昆布でちびりちびりとしている。食べた後の器、私がいるとすぐに肩片付けてほしいのである。
それで何べんも台所に入って洗い物をしている。

今朝はトックを食べた。
昼、餅を焼こうとしたら夫は焼きうどんをしてほしいというので冷凍室にあったうどんを出して焼きうどんをした。
これで終わると思ったらまだビールを飲んでいる。
大きいお皿に「数の子」「ごまめ」「高野豆腐の煮炊きもの」そして韓国の食材、豚肉とキムチ、そして たらの身で作ったチャンジャキムチをのせて出した。
これを肴にずっとちびりちびりと飲んでいる。
器が空くと洗っている。

3時半になると風呂に入ると言うので風呂に湯を入れた。湯が入ると風呂に入った。私も続けて風呂に入った。
それからテレビ「難波の金融」を見た。
私は風呂に入る前に夕食の準備をした。
昨日、弟からもらってきた正月の茶礼に使った供物膳の1つ、鯛の焼いた物をもらってきた。ビニールの風呂敷に包んであるときはそんな大きいと思っていなかったのにビニールの風呂敷を解いてみるとものすごく大きい鯛である。焼いた鯛は冷めていると固いので私は鍋に入れて豆腐と一緒に炊き込む。塩がきいているので薄口醤油を少し入れて砂糖は隠し味程度にいれる。
韓国の青唐辛子を細かく切って入れて煮込む。
鯛が柔らかくなって豆腐にも味が染み込んで美味しい。
あまりにも大きい鯛、大きい鍋を出せばいいがこの鯛１度で食べられないと考えて半分に切って鍋にいれた。

夕食はテレビを見ながらこれで済ませた。
そして私は眠くなってきた。
テレビはもう夫のチャンネル権であれこれいうのも面倒になってきた。
この書き込みが終わったら早い目に休もう。
もう睡魔に襲われている。
正月3ガ日が過ぎていく。

新年会でしばらくあちらこちらに行っているうちに15日になる。
15日すぎれば正月気分を忘れて普段の生活に戻っていく。

新年会で韓国式の挨拶は「セーヘ　ポンマニー　パドウセヨ（新しい年にたくさんの福を頂いて下さい）」である。
1年間使っていない、頭の中で反芻して思い出した。すんなり口にでてきた。
5日からの新年会、この言葉が飛び交う新年会の会場に私は顔を出していく。