３月２６日（火）晴れです。

そろそろ冷え込みが薄らいでいくことになるだろう。

そして山々の植物の一斉に開花していくとことだろう。
この頃になると私が育った木津川市（私が育った頃は京都府相楽郡木津町）の周辺も桜が咲いて山に入ると竹藪には筍が顔を出しかけているとことだろう。
今はもう菜の花や麦畑の田園風景がなくなってしまったが私が育った１９５０年代はまだまだ田園風景が多く、４月から５月にかけての田園風景は菜の花畑と麦畑が市松模様になって絨毯を敷いたような風景だった。
そこに雲雀が飛び雀が飛んでいた。
こんな風景はもう日本列島でも見かけなくなった。
見えるのは休耕田と休耕田を利用した蓮華畑かコスモス畑、初秋になると彼岸花です。
もう生活が豊かになって大麦を栽培して麦ご飯が多く入ったご飯を食べなくなった。菜の花から取る菜種油は貴重な自然食品の１つになった。
物資が豊富になって数え切れないほど食用油も多種多用になった。
昔の日本の食卓では絶対になかったオリーブ油、今は一般化している。
今も貴重な食材になったが小豆島で作られているオリーブ油は昔の日本の食卓ではそう並ぶことはないほど高級油の１つだった。

春から初夏にかけての菜の花畑、記憶を思いだしているといろんなことが甦ってくる。
圧巻だった菜の花と麦畑の市松模様の田園風景をこの年になっても思い出すがまた見たいものだ。心が爽やかで元気になった。
自然の恩恵で人間たちは元気をもらっていたことをこの年になってようやくわかってきた。

昨日はテレビ番組、安住伸一郎さん司会の「昭和の名曲集」が放映されていた。
しかも６０代や７０代に１番の親近感の青春時代に流行った歌だった。
中学から高校、そして社会人になって働く時代、やがて結婚してから１０年程度までの歌だった。
歌謡番組としては４時間番組、番組のスタッフの努力が垣間みられた番組、民間放送の歌番組の中で上手く編集されていた。
１番しか聞けない歌もあったが歌手をゲストに呼んで自分のジャンヌル以外で歌手たちの競演とツーコーラスを聞くことができて良かった。
いつも夫は歌番組になると見ないでさっさと寝てしまうのになぜか、夕べは最後まで見ていた。何度も私は「寝たら」といっていたが最後まで見ていた。
そして飲むビールの本数は多くそれには私はさすが閉口して番組の後半になると夫に怒っていた。昔の歌がよかったのかもしれない。
そして今朝である。
「１１時まで起きたら今朝はしんどいわ」と夫はいっていた。

夫は私と結婚してからの歌はほとんど知らない。
仕事をしていても毎晩帰りが夜半だった。
一週間に３日程度はマージャンをしていて帰りが遅かった。
だから夫は当時、流行った歌はほとんど知らない。
結婚するまでの昭和４０年、４１年の歌も知らない。
仕事していたのか。
何をしていたのか結婚するまでの夫のこと私は知らない。
夜７時から始まった歌番組、１０時４５分に終った。
ＢＳ４チャンネルでしていた徳光さんの司会の番組、「橋幸夫の特集」はとうとう見られなかった。この番組もこの日が最終回だった。

そしてもう１つ、印象に残った番組があった。
一昨日の日曜日、２４日の夜に放映されたＮＨＫの「アイスマン」、５０００年も前の遺体を冷凍しての保存、２０年前にアルプスの山頂で偶然、一般人から発見された遺体は古代人だった。２０年間の冷凍保存を解凍して遺体から細胞を取り出して検査をしていく。
当時に食べたものも分りどんな状態で亡くなったのか分析された。
気の遠くなるような作業をしてマスメデイアにのせて放映された。
中学の世界史でよく言葉にして聞いた「メソポタニヤ文明」がそこにあった。
世界史で習ったエジプトの歴史がここにあったのかと実感して見ていた。
１０時から１時間程度の放映だったが食い入るように見た。

たまには日本のテレビもいいものをしている。
しかしつまらない番組が多くなったものだ。
テレビを放映された戦後の日本の頃はテレビがおもちゃ箱をひっくり返したようなバライテイー番組も新鮮で楽しんでテレビを見ていた。
しかしテレビを長年見てきた視聴者は従来のようなおもちゃ箱をひっくり返したような番組に飽きている。
視聴者がテレビに振り向くいい番組を作らないといけないが、テレビ関係者は日夜、必死に努力している。しかし空振りして韓流ドラマに視聴者は関心がいっている。
１２日、奈良から乗った難波特急の電車の中、ＤＶＤを見る機種を持ち込んで韓国テレビのＤＶＤを見ていたのは５０代の女性だった。
私から見ると何もこんな所に持ってこなくてもと思った。
持って歩くのも重たいのに----。
西大寺駅から乗った女性だった。
日本にない新鮮なものがあるのだろう。
私はもう韓国ドラマは見なくなった。
韓国ドラマを見ていると家のことも自分のこともできないので見なくなった。
気にいった俳優がいても見なくなった。
時間がもったいない。
電車の中も文庫本を読んでいると私の至福の時間になる。
さてこのへんで。
これから身支度です。今日は高槻市の現場です。
また---。