鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

今日は優しい若い女性に胸がキュンとした。

2007-03-13 23:02:06 | 直言!
いつもの夕刊紙を読んで奈良まできた。夕方遅くなってあわてておりたのだろう。
テッシュを出したときだったのだろうか。
昼間100ショップで買った口紅を塗る紅筆を買った。急いで鞄のテイシユをいれるポケットに入れた。そのまま近鉄奈良駅に行って電車に飛び乗ってこの紅筆のことをすっかり忘れていた。
電車の中で鼻を噛んだときに一緒にでたのだろうか。紅筆が鞄からどうやら落ちたらしい。落ちたことも気がつかないで急いで電車から降りた。
改札口を出ようとしたら若い女性が「すみません」「すみません」と言っている。
まさか私に言っていると思わないのでそのまま改札口に行った。
そしたら若い女性が私に近づいてきて「これ落とされたのと違いますか」と聞く。
そうそれは昼間100円ショップで買った紅筆だった。
私は100円ショップの商品で気恥ずかしいかったが正直に「ありがとう。なくしたもから100円ショップで買ったのです。ありかとう。助かりました」とお礼を述べた。
私のお礼に恐縮をしたのだろうか。
「たまたま後ろに座っていたものですから」と言った。
私はまた「ありがとう。ありがとう。助かりました」
とお礼を言った。
何度もお礼を言う私に若い女性は照れ臭かったかもしれない。
けれど私はひしぶりに優しいそして物事の分別をわきまえた人に出あえたことに感動していた。
久しぶりにみず知らずの若い女性の優しさに触れた。
そして創造性豊かな女性に胸がキュンとなった。
安い紅筆だが落とされた人はこれがないと困るかもしれない。
困るから買われたのだろうととっさに判断したのだろう。
そうなんです。困って100円ショップに購入にいったのだから。
昨年、100ショップで買った紅筆が使いにくくなっていたのです。
メーカーの化粧品屋さんに紅筆1本を購入に行って化粧品を進めることが嫌で行かない。
大型スーパーも私の家からは2店ともバスに乗っていかなければならない。そうと言って何かのほかの大事なものの購入でバスにのって大型スーパーに行くことはあっても紅筆1本のためにわざわざバスに乗っていかない。
100円ショップなら近鉄奈良駅の近くにある。
ぶらりと入って買わないで見ていても店員は何も言わないので気が楽である。
そんなことで向かい側にメーカーの化粧品店があるが小物はここで済ませてしまう。
化粧品はもう20年以上使っているものがあるのでそれを使っているので化粧品を変える気持ちはない。
そんなことで安いものだったが落とした私の気持ち、ないと困るだろうなと考えて私を追いかけて届けて下さったその気持ちがうれしかった。
私は今時、こんなに優しい若い女性がいたのか。
世の中、捨てた物ではない。ちゃんと家庭教育をしている子女がいたことに感動した。
まだまだ日本の家庭は見直しができる。
ちゃんと教育ではきている家もあることを知った。
私は若い女性が立ち去って行った後、なんかレモンというのか、子どものころ食べたラムネのお菓子の味というのだろうか。キュンとする風が通り過ぎていったようだった。
落し物を届けた物よりも落し物を届けてくれたその人の優しさにキュンとなった。
この思い出は私の心の中にずっとずっと残しておこう。若い女性の優しさ、優しさの宝物をもらったようだった。
そして私は思った。
母親になられてもきっといいお母さんになっていい子どもを育てていかれるだろうと思った。
さりげない優しさに今日はふれた。
うれしかった。若い女性にまだまだ未来の希望がある。そんなことに触れた。優しい風が私の回りに吹いていた。
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