午後の３時４５分、心地よい風が吹いている。

今日は晴れていて風が吹いている。
それでも今日は病院で半日過ごしていた。
朝、８時５５分に自宅を出た。
病院に着くと９時１０分、朝は病院を行く細い道に何度も乗用車が往来するのでつい立ちどまって車を先に通している。
先に通して少し歩いたと思ったらまた車が通る。自転車も通る。
受付を済ませて泌尿器科で検尿のコップを貰った。
どうやら長いこと、検尿していないのか前のままのやり方しか覚えていない。
紙コップだけでどうして私の尿と分かるのか。
出すところに「すみません」と呼んでいるが誰もでてこない。
尿の入ったコップを持っている私に年輩の婦人が私に声をかけてくれる。
「そのまま出して置くとよいです」と、それで「私の尿とどうしてわかるのですか」と、聞くとコップに名前のシールが貼ってあるという。
見るとなるほど貼ってある。今はこんなふうに変わったのかとわかった。
私の記憶は検尿の下に自分の名前の紙を置いていた。
これがまた問題にもなる。
置き間違ったりずれたりすると---。次から次と置いていくと間違うこともある。
なるほど。
受付は泌尿器科の方へ先にカルテを回す予定だったがやはり膝治療の注射が気になって整形外科を先に済ませることにした。
それから待つこと４０分、やっと整形外科は終わった。
そして泌尿器科に行く時、時計は１０時１５分、これからずいぶんと待った。
１１時過ぎてやっと診察、１０日ほど前から尿が気になること。自律神経失調症でもなるという。老化は様々に変化している。
緊張やストレス、別に私はストレスがたまっていると思っていないのに----と、考えてしまう。いったいどこで緊張したのか。ストレスになったのか-----。
じっと考えた。
５月の連休に入ってからそうなった。
お墓参りでは従姉妹や父の弟、叔父夫婦に会って楽しかったが---。
しかし気は使っている。叔父に迷惑がかからないように叔母さんに気を使っている。けれどこれはたいしたことではない。
連休は仕事もなくて気ままに過ごしていたのに----。
そして----。
はっと思い出した。
先月の２９日、奈良市内での現場、若い記者との行き違いがあった。
若い時の私だったら１つの文句も言って自分の言い分も通すがもうそんな頑張りもなければ元気も気迫もない。
年を重ねた私が妥協して若い記者の言い分通りにして私は現場から退場した。
こんなこと上司に愚痴の１つも言えれば楽だが----。連休で事務所に出ていない。
休み明けになると愚痴を言う気分も失せていく。
若い記者は自宅まで電話してうんぬんもあるだろう。
しかし私はけっしてそれをしない。
緊急の用事でないかぎりそれはしないことにしている。
それをすると自分の人格にも響いてくる。
急ぐこともないと考えて自分の胸で消化している。
せいぜい女友だちに愚知を言って終わっている。
これだったのかもしれない。
若い記者のあり方に少々げんなりした。しかし若い記者に文句を言ったところで何もはじまらない。自分のところで抱えて消化していくうちに心はどこかでストレスになっているのだろう。
自分ではストレスとは思っていないのに。
とりあえず飲み薬を１ヶ月分頂いた。
薬局を出たのは１１時４５分。バス停まで歩くと１１時５５分、１２時４分の中循環バス、午前のバス最終は近鉄奈良駅行き、これに乗ることにした。
少し遅れて１２時７分に来た。近鉄奈良駅に着いたのは１２時１１分頃、交番所の前で停まるのでここで降りてすぐ側の喫茶店で日替わりランチを食べた。
食べ終わると行きつけの喫茶店に行った。
１２時３０分、新聞２紙をゆっくり読んで文庫本も読んだ。
もう少し読みたいが今日は早く出ることにした。
１時３５分にでて１００円均一の店によって雑貨を買って急いでバス乗場に行くと２時前、中循環が停まっているが走れない。バスは発車した。
すぐ来る市内循環バスに乗って自宅に戻った。
２時１５分、荷解きをして顔を洗って足を拭く。
膝の注射をしたときは風呂に入れない。
洗濯をして家事をしているとパソコンの前に座るときは３時４５分、もう夕食の支度です。
明日から頑張って記事１本仕上ないといけない。
今日は病院でずいぶん待たされて集中力がない。
頭はそぞろ---。仕事の原稿の１行が浮かんでこないので明日にすることにしてこれから夕食の支度です。

３時４５分、パソコンの前に座る前、向かいの屋根に鳩が３羽とまっている。
３羽は親子である。左の２羽から生まれたチビが右端にいる。
もう成長したので親の側に行かないが身内として一緒にいる親子の光景に撮影した。
１枚は３羽一緒のところ、もう１羽はチビ、羽の色が違うので分かるのです。
２０１１年５月１７日、午後３時４５分撮影。