鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

しかし暑い。大阪はなんであんなに暑い。

2007-08-06 22:09:56 | 直言!
おりてタクシー乗り場にいくがエレベーターで一緒になって知らない男性にも「暑いですな」と声をかけると首にかけたタオルで顔を拭き吹き「暑いでんな」と言う。知らない人でもどこかで一緒になると「暑いですな」と言っている。老若男女問わずたいてい「暑いですね」とかえってくる。
暑さで歩幅もしっかりしない。
だらだらとしているのだろうか。
2時の約束が2時5分に着いた。5分遅れた。
そんなことで暑さ負けしそうである。体から水分が太陽に吸い取られて脱水症状手前である。

けれどしっかり仕事はしてきた。
資料をまたコピー屋さんによって60枚と少しコピーをした。

途中でパソコンを閉じてテレビを見ていると夫が戻ってきて夕食、夕食した後、洗い物したがまた暑い。水を使っているのに暑い。
家にいても熱中症になりそうだ。蒸し暑い。暑苦しい。蒸し風呂そのもの。
外に出ると炎暑、酷暑、極書、盆がすむまでこんな日が続くのだろうか。
そういえば今日は広島に原爆が投下された日である。
広島にもたくさんの朝鮮人が住んでいた。
呉など軍需工場があった。
父親は女の私には話してくれなかったが男の子の弟には日本の敗戦後、自分は何をしたのか、話していたという。
弟から聞いた間接的な話だが日本の敗戦になる直前に呉に私の父は行っていたというが私は直接きいていないので定かでない。
こんな話をもっと聞いておくべきだった。
私に話してことは日本の敗戦後勤務した会社のこと、ほとんど日本の会社での仕事の話をしてくれた。それがもう毎度のことで聞き飽きていたのでまともに頭の中に記憶していない。父の話が早く終わり夕食の後片付けをして自分の部屋に行きたかっただけだった。

原爆投下、朝鮮人の被害者も多くでた。
被爆したまま日本を離れて故郷に帰った人もいた。
そんな人たちが韓国で被爆者たち日本に医療治療を求めている。
こんな現況に広島で被爆した韓国人、現在韓国で暮らしておられるが韓国はなかなか理解ができないという。
「日本に原爆が投下されたから戦争が早く終わったじゃないか」という。このことばに「ガックリする」と私に話してくれた。話してくれた人は広島で被爆して12月まで広島の病院に入院して治療を受けた。背中一面に焼け爛れたという。韓国に帰っても差別と貧困の中で暮らしてきた話を私にもらされた。
思わずもらい泣きしそうになった。
広島に原爆が投下した時は後半月で1歳の誕生日を迎える私だった。
そしてこの年の10月、母親の親や兄弟は全部、韓国に帰国した。母親が1人日本に残った。私がいたために日本に残った。もし私が生まれていなかったら母親は家族と韓国に帰っていただろう。そんなことで子どもなのに母親は私をこき使うことはあっても母親とのコミュケーションが少なかったように思う。
日本植民地支配の歴史は様々な在日コリアンの生き様を作ってきた。
1番この中でどうしても心の中でふっきれないのが----北に帰国した同胞たちの生き様である。
いくら考えても私は分からない。
たぶん被爆したまま帰国した人がいるだろう。
日本植民地支配は日本が隣国に対してしたことの罪の意識はあるだろうか。あるなら被爆して帰国した韓国在住の人など医療治療などを早急に対応してもらいたものである。

そんなことまた思う8月6日、9日は長崎に原爆投下された。
この歴史は後世に語り継いでいく歴史である。
だから----だから----。
戦争はしてはいけない。
理由なんてない。むごい歴史を体験した日本は理由をかたらなくても被爆した原爆ドームが無言の歴史資料である。
こんな歴史をしらない人たちが日本の国の政治の舵取りをしている。
たぶん体験していないし親もそんな苦労しないで生きてこられたので被爆者の気持ちになってみることはあったのだろうかと思ってしまう。

日本が起こした第2次世界大戦、敗戦国日本はアメリカの占領下の中で経済発展をとげてきたものの心の財産でもある心の文化を落としてきた。
まだ今なら拾うことができる。
今、日本文化を見つめなおして文化伝統に自信をつけて隣国との歴史も振り返ることもできるだろう。
今年も8月6日か゜やってきた。
62回目の広島では記念式典が行なわれた。
やがて私はもうすぐ63歳になる。
もう63歳になる。早いものだ。
ここまで生かされたことに感謝をしなければならない。

広島に向かって黙祷------。
暑い夏は広島、広島は原爆、原爆は核、核は廃絶、廃絶は人間の声で力と結集、結集は平和に向かっている。平和は地球から戦争を撤退、撤退は人間の絆、絆は平和の歌の行進であるとふと思いつくままに書いてしまった。

暑い夏、猛暑の8月6日、広島を思う。

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