いよいよ、第36回香港国際映画祭が正式に始まりました。午後7時から湾仔(ワンチャイ)のコンベンション・センターで行われた開幕式には、オープニング・フィルム『春嬌與志明』の監督パン・ホーチョンに、主演の楊千女華(ミリアム・ヨン)、余文樂(ショーン・ユー)、楊■(ミニ・ヤン)が勢ぞろい。それから、今回の回顧特集上映の監督陳可辛(ピーター・チャン)と奥様呉君如(サンドラ・ン)も姿を見せ、マスコミに取り囲まれていました。
ゲストはたいてい到着してボード前のインタビューとレッド・カーペット歩きが終わると裏の控え室に引っ込んでしまうのですが、ピーター・チャンはずっと会場にいてみんなと話していました。
そこへ、奥様のサンドラ・ンが合流。サンドラ・ンは自分のケータイで盛んにご主人の写真を撮っておられました。お子さんもいるというのに、とってもスマートで素敵なサンドラ・ンです。
そしていよいよ儀式開始。お偉方の挨拶の後、パリ・シネマ国際映画祭のディレクターという女優シャーロット・ランブリングがご挨拶。本日一番のメインゲストという感じでした。
その後、パン・ホーチョン組が登場。今は北京をベースにしているパン・ホーチョン監督、少しやせたようです。
左から、監督、主演のミリアム・ヨン、ショーン・ユー、そしてミニ・ヤンです(右の人は不明)。白いドレスのミニ・ヤンは中国の女優ですが、とっても小顔で美人です。
上の写真からもわかるようにミリアム・ヨンは妊娠中で、だいぶお腹が目立っていました。途中階段を下りる時は、ショーン・ユーが手をとってあげてました。みんな仲良く撮影に臨んだようで、和気藹々の雰囲気です。
実は、私はちょうどピーター・チャンとサンドラ・ン夫妻の真後ろに立っていたので、ショーン・ユーが盛んに二人に目配せするのをまともに受けることに。おどけて、こんな顔をしてみせていました。
ついでに、様々なショーン・ユーの表情をどうぞ。ショーン・ユー、撮り放題でした。
最後にはお決まりの乾杯と、紙ふぶきならぬテープふぶき。ショーン・ユーの下半身にご注目。こんな、中学生みたいな格好だったのです。
その後、8時半から『春嬌與志明』が上映されましたが、その前にも舞台挨拶が。この映画は2010年の作品の続編で、前作では香港の喫煙場所で知り合った春嬌(ミリアム・ヨン)と志明(ショーン・ユー)が同棲をするまでの物語でしたが、今回はいろんな行き違いから同棲を解消、北京に赴任した志明はキャビン・アテンダントの新しい彼女(ミニ・ヤン)ができます。また、春嬌の方も化粧品会社の香港支店が閉鎖になり、北京支店に行くことに。彼女も新しいお相手ができるのですが、さて、この2組の恋の行方は....、というもの。主演者3人のほか、鄭伊健(イーキン・チェン)や黄暁明(ホアン・シャオミン)など豪華なゲスト出演もあり、楽しめる映画になっています。
特に二人の会話が本音での話なので、観客に大ウケ。際どい会話もあり、場内は爆笑につぐ爆笑でした。舞台挨拶の最後、会場を出て行くショーン・ユーが「楽しんでね~~~!」と手を振った意味がよーくわかりました。
エンド・クレジットにはあっと驚くような映像が付けられており、上映終了後満場の拍手の中再度登場したパン・ホーチョン監督は、「今見たこと黙っていて下さいね、楽しみがなくなるから」と観客にお願いを。というわけで、私も口にガムテープを貼っておきます。日本の映画祭できっと上映されますので、その時は最後の最後まで席を立たないで下さいね~。