9月1日(火)から6日(日)まで開催されるあいち国際女性映画祭2015で、インド映画『マルガリータで乾杯を!(Margarita with a Straw)』(2015)が上映されます。そして何と! 主演女優のカルキ・コーチリン(姓のフランス語読みは「ケクラン」らしいのですが、インドで活躍しているので、インドの人が馴染んでいる読み方で)がゲストとして来日の予定です。ショナリ・ボース監督も来日予定ですので、これはもう、あいち国際女性映画祭に行くしかありませんね。映画祭の公式サイトはこちらです。おや、製作年が「2013」になってますね。あとで配給会社に確認しておきましょう。(→後日確認したら、製作された年で統一しているのだそうです。2013年に完成して、2014年にトロント国際映画祭に出て注目され、2015年にインドで公開、ということなのですね。なお、IMDbやインド版Wikiでは、2014年になっています)
(C)ALL RIGHTS RESERVED C COPYRIGHT 2014 BY VIACOM18 MEDIA PRIVATE
LIMITED AND ISHAAN TALKIES
ストーリー紹介をご覧になっておわかりのように、ハンディキャップを持った女性の映画というよりは、もっと普遍的な女性の成長物語、母を中心とする家族との愛情物語として皆さんに見ていただきたい、ということのようです。それにしても、こんな豪華なゲストと会えるのは、今回だけかも知れません。『若さは向こう見ず』(2013)や『人生は一度だけ』(2011)、『デーウD』(2009)、そして『シャンハイ』(2012)と、日本でも出演作の上映が多い個性派女優カルキ・コーチリン。どんな人なんでしょうね。
もちろん、前にもお伝えしたように公開も決まっています。まだ時期は不明のようですが、ネットではどんどん公開情報が出始めています。公式サイトはオープン前ですが、いろんなニュースがFB等で伝えられて行くと思いますので、ご注目下さい。とりあえず、現地版の予告編を付けておきます。日本版の予告編はまた違った感じになると思いますので、リリースされたらご紹介しますね。
Margarita, with a Straw | Trailer | Kalki Koechlin
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それからもう一つ、映画祭でのインド映画上映情報が。すでに皆様ご存じだと思いますが、カナザワ映画祭では『印度国道10号線(NH10)』(2015)が上映されます。映画祭の公式FBはこちらで、公式ブログ(?)はこちらです。カナザワ映画祭は9月19日(土)~23日(水)。こちらは大型連休なので、行きやすいですね。
実は私も今年の3月、インドで見たのですが、ムンバイを発つ日に見たのと、あまりの衝撃度に拙ブログではご紹介しなかった模様。すみません~。どんな衝撃度なんだって? いやもう、しょっぱなからドキッとするような事件が起きるし、主人公たちが旅に出てからは不穏な空気が漂いっぱなしだし、あんなことやこんなことを目撃してしまうし、味方だと思った人はぢつは...がたびたびあるし、上のポスターのようにヒロインのアヌシュカー・シャルマーも、うぎゃあ!なことをやってしまうし。コワさテンコ盛りです。
しかし、『命ある限り』(2012)ではさわやか路線だったアヌシュカー、今回は自身の初プロデュース作品とあって、汚れ役も辞さずのガッツが光ります。また、彼女と共にピカリと光る演技を見せているのは、彼女を追いかける村の有力者の息子を演じたダルシャン・クマール。『メリー・コム』(2015)では、プリヤンカー・チョープラー演じるボクサーの主人公、メリー・コムの夫を演じた人です。下の予告編にも出てきますので、短髪、ヒゲの酷薄そうな青年が出てきたら注目して下さいね。
NH10 Official Trailer | Anushka Sharma, Neil Bhoopalam, Darshan Kumaar | Releasing 13th March
さて、あと9月の映画祭といえばアジアフォーカス・福岡国際映画祭ですね。ここでもインド映画が上映されると思いますのでお楽しみに。発表は間もなくです。