来週1月21日(土)からいよいよ、福岡アジア美術館で「魅せられて、インド。」展が始まります。藤原新也さんの写真を使った、素敵なチラシができています。
公式サイトから、基本情報を抜き出してみました。
「魅せられて、インド。」展
会期:2012年1月21日(土)~3月11日(日)/休館日:水曜日
会場:福岡アジア美術館 企画ギャラリー(7階)
観覧料:一般800円(前売り600円)、高大生500円(前売り300円)、中学生以下無料
主催:福岡アジア美術館、西日本新聞社、テレビ西日本
後援:駐日インド大使館、公益財団法人 日印協会
助成:芸術文化振興基金
展示品:絵画、写真、グラフィック・デザイン、関連資料など約1000点
関連イベント
◆講演会「『河童が覗いたインド』を語る」
日時:2月11日(土) 14:00~15:30
場所:あじびホール
講師:妹尾河童(第1部出品者)
入場料:500円
定員:120人(要事前申込み、申込み受付期間:1月21日~28日)
◆講演会「日本にやってきたインド映画~85年の歩みと広がり」
日時:2月12日(日) 14:00~15:30
場所:あじびホール
講師:松岡 環(第2部出品者)
入場無料(事前申込み不要)
◆絵本で聞くインドの民話
日時:1月22日(日)、2月19日(日)、3月4日(日)14:00~14:30
場所:展覧会場内
※本展チケットが必要です(事前申込み不要)
連携事業ほか
◎シネラで「インド映画特集」18本一挙上映!
会期:2月1日(水)~25日(土)(月曜、火曜日を除く)
上映作品:『シャンカラバラナム』『おとぎ話』『ボンベイ』等18本
詳細および問い合わせ:福岡市総合図書館/映像資料課 公式サイト
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この展覧会は、チラシでもご覧になれるように、イントロに当たる部分「日本とインドの美術交流」と、第一部「アーティストが見たインド」&第二部「インドを集めたコレクターたち」のメイン部分とに分かれています。インド映画好きの方たちへのオススメは、第一部ではグレゴリ青山さんによって出現する、”グレゴリ堂ボリウッド本店”。映画好きにはヨダレものの聖地が、アジ美に燦然と輝くお姿を見せるようです。第二部ではもち、「ナマステ・ボリウッド」編集長すぎたカズトさんの映画ポスターコレクション。どんな作品のポスターが見られるのか楽しみです~。
では、cinetamaはポスター以外の映画グッズを出すのか?と問われると、これが意外や意外、レターセットやカードなんですねー。特に、ムンバイにあるインドの鳩居堂ことチマンラールの製品をいっぱい出しています。たとえばこんなカードです。ここの両者は、残念ながら選に漏れたものです(笑)。
その他、便箋と封筒のレターセットもわんさかご出演。どんな風にレイアウトして下さっているのか、ちょっとドキドキしています。
それから、数は少ないのですが、インド・ポップスのカリスマ、レモ・フェルナンデスがイラストを描いた絵はがきも出品しています。下の写真がレモで、ゴアの古い教会の前で1990年に撮ったものです。
レモは時々映画音楽も担当していて、シャーム・ベネガル監督の『ゴアの恋歌』 (1985)では歌手役で出演もしています。この映画が縁で、1989年に東京音楽祭出演で来日したレモと知り合い、翌年ゴアに行って彼の家に泊めてもらったのでした。余談ながら、東京音楽祭の時レモは、香港からの出場者張國榮(レスリー・チャン)と楽屋が一緒だったそうです。
レモの家に行った時、「僕がイラストを描いたんだ」とTシャツをもらったのですが、そのイラストがとってもステキで目を奪われました。彼は多芸多才な人で、最初のアルバムは作曲や歌はもちろん、すべての楽器のパートを自分で演奏し、カヴァージャケットのデザインも全部自分でやってしまったというトンデモナイ人です。そのジャケットの絵もプロ級だったのですが、ゴアをモチーフにしたTシャツの絵がこれまた、付けられたキャッチコピーも含めてすごく魅力的でした。で、帰りぎわに空港で彼のイラストを使った絵はがきを見つけ、全種類買い占めたというわけです。
以下は、これも今回アジ美に出演しなかったレモの絵はがきです。
「典型的なゴアの田舎風の家」
「ゴアの色--緑、青、黄、そして、のんびり色」
「ゴアは僕の陽光ドリンク」
「僕はゴアにハマってる」
「ゴア--インド門、じゃなくて、インド逃亡の門」
「インド:スーパーマンがひしめく国」
最後にレモのPVを。YouTubeにもっとアップされているかと思ったら、いい画像のがあんまりなくてちょっと残念。アジ美にいらした時には、レモの絵はがきもぜひ探して下さいね。
では、春休みは福岡のアジア美術館へGO!!
スキあらばレスリー、というわけで、レモとのツーショット、載せてしまいました。この時私はいわばレモの案内役だったので、レスリーに走る気持ちをひたすら抑えていました。今思うと、ちょっぴり残念ですけど、お写真も何枚か撮らせてもらったし、それだけでもラッキーですよね。
福岡のアジア美術館のこの展覧会、カタログもすごいのができあがっています。またそのうちご紹介しますね。2月12日は講演後(あ、正体バレバレ...)にアジ美のカフェで「インド・セット」を食べようと思っています~。