アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

2024年も強かったテルグ語映画が続々と日本へ

2024-12-27 | インド映画

明日は12月28日の御用納め、でも土曜日なので、今日で仕事はおしまい、という方も多かったことでしょうそろそろいろんなところに、2024年興収トップ10が出始めていますが、インド映画界もこちらの歴代興収トップ50をチェックしたりすれば、たちどころに今年の興収トップ7が判明します。まずは興収の数字抜きで、トップ7を書いておきましょう。

インド映画2024年興収トップ7
1.『Pushpa 2: The Rule(プシュパ 2 :支配)』テルグ語
2.『カルキ 2898-AD』テルグ語
3.『Stree 2 (女性 2)』ヒンディー語
4.『The Greatest of All Time (GOAT)(全時代最強)』タミル語
5.『Bhool Bhulaiyaa 3(迷い道 3)』ヒンディー語
6.『デーヴァラ』テルグ語
7.『Singham Again(シンガム再び)』ヒンディー語

興収トップ10はまた年明けにアップしますが、1位と2位がテルグ語映画ということで、昨年2023年はヒンディー語映画『JAWAN/ジャワーン』と『PATHAAN/パターン』が奪い返したトップ1&2の座を、またまた南インド映画が奪還した、という形です。それにしても、テルグ語映画強し、ですね。このリストで邦題になっているように、日本公開もテルグ語映画が先行しています。昨日のニュースには皆さん驚かれたことと思いますが、1月3日(金)から公開のプラバース主演作カルキ 2898-AD』に続き、3月28日(金)からはNTR Jr.主演作の『デーヴァラ』の公開が決まりました。同じくツインの配給なのですが、こう立て続けに公開されては、とツインの担当者さんに思わず、「何だか、”毎月インド映画”に近くなってきましたが、”隔月インド映画、しかも大作ばかり!”なので、インド映画ファンとしてもめまいがしそうです。(少なくとも4ヶ月、間が空いてほしいです...。映画を反芻する時間が持てなくてもったいないです)」と愚痴ってしまったほど。とりあえず、『デーヴァラ』のリリース情報を付けておきます。

『デーヴァラ』
 2024年/インド/テルグ語/172分/原題:Devara/字幕翻訳:藤井美佳/字幕監修:山田桂子
 監督:コラターラ・シヴァ
 出演:NTR Jr.、ジャーンヴィー・カプール、サイフ・アリー・カーン
 配給:ツイン
3月28日(金)より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー

プレスリリースに書いてあったストーリーは以下の通り。

1996年、クリケットのワールドカップを控えたインドに衝撃が走る。巨大犯罪組織による破壊工作の情報を得た警察本部は、それを阻止すべく作戦を開始。犯罪組織のリーダーを追って、特別捜査班が凶悪な密輸団の巣窟として恐れられていた”赤海”と呼ばれる村へと向かった。困難を極めた捜索の末、捜査班は十数年にわたって凄惨な抗争が続くその土地で、愛と正義を貫いたデーヴァラという英雄とその息子の血塗られた伝説を知ることになる...。

特報もすでにできています。

『デーヴァラ』特報

 

コラターラ・シヴァ監督は、プラバース主演作の『ミルチ』(2013)で監督デビュー、たちまち人気監督となった人です。その後は『Srimanthudu』(2015)と『Bharat Ane Nenu』(2018)ではマヘーシュ・バーブ、『ジャナタ・ガレージ』(2016)ではNTR Jr.とモーハンラール、『Acharya』(2022)ではラーム・チャランとチランジーヴィと、テルグ語映画界のスターを総なめ?してきた大物監督です。今回はNTR Jr.と共に、ボリウッド映画界の人気俳優サイフ・アリー・カーン、そしてシュリーデーヴィの娘(長女)であるジャーンヴィー・カプールを配するという豪華顔合わせで、全インド的人気を呼びました。Netflixでも英語字幕版が見られますが、ぜひあと3ヶ月待って、藤井美佳&山田桂子のテルグ語字幕黄金コンビによる日本語字幕で見て下さいね。

また、間もなく公開の『カルキ 2898-AD』も、新たな動画がアップされました。こちらはハリウッド映画好きの人にも絶対見ていただきたい作品ですが、プラバースの新たな魅力が充満していますので、お正月早々「眼福じゃ~♥」になること間違いなし。公式サイトはこちらです。新年の福はまず、『カルキ 2898-AD』からやってきますよ~。

大ヒットSF超大作『カルキ 2898 AD』 彼女が歩けば劫火も退く…!ディーピカー・パードゥコーン演じるスマティの注目シーン!!

 

<オマケ>2024年の興収第1位となった『Pushpa 2: The Ruleですが、一時の勢いは衰えたものの、『RRR』も抜き去って、歴代2位の『バーフバリ 王の凱旋』(2017)に迫ろうかという勢いです。『プシュパ 覚醒』を日本で上映したのは配信のJAIHOですが、これはツインと表裏一体の会社なので、『Pushpa 2 : The Rule』も十中八九ツインが買って配給してくれるのでは、と期待しています。YouTubeに、メイキングをそのままソング&ダンスシーンに使った楽しい画像がアップされていたので、それをどうぞ。白いおひげの人がスクマール監督(間違ってもラトール親父みたいに「サンタクロース?」と言わないように)で、彼と打ち合わせたりしている太ったおじさんは、振り付け担当のガネーシャ・アーチャーリヤ舞踊監督です。お茶目なラシュミカー・マンダンナがかわいくて、何度でも見たくなります。

Angaaron (The Couple Song) Lyrical | Pushpa 2 The Rule | Allu Arjun |Rashmika |Sukumar |DSP, Shreya


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『カルキ 2898-AD』の謎がい... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インド映画」カテゴリの最新記事