2015年に出版された「インド映画完全ガイド」という本を読んで下さった方も多いかと思います。インド映画に関する基礎知識と、日本で公開された主な作品の紹介などをまとめ、娯楽中心から意味ある作品へと変化しつつあった、インド映画の全貌を知っていただくことを意図した本でした。あれから5年あまり、この間日本では『バーフバリ 王の凱旋』(2017)の大ヒットにより、新たなインド映画ファンが増えています。公開作品の本数も、2015年9本、2016年2本、2017年6本、2018年7本、2019年13本と増加し、コロナ禍下であった昨年、2020年でも5本と、確実に日本の映画興行界に定着しつつあります。そこでこの機会に、5年余りのインド映画@日本の足跡を記述し、新たにファンになった方に役立つインド映画の解説的な内容も加えた本を出すことになりました。下に出版元PICK UP PRESSの出版情報を付けましたので、ご参照下さい。表紙カバーの画像は、上が帯付き、下が帯なしです。
最新インド映画事情が丸分かり!書籍『新たなるインド映画の世界』刊⾏
〜『バーフバリ』、『バジュランギおじさんと、⼩さな迷⼦』など話題のインド映画を多数収録!〜
2020年12⽉に創業した出版社・株式会社PICK UP PRESS(所在地:東京都江戸川区、代表取締役:木田 祐介)の初刊⾏となる書籍『新たなるインド映画の世界』を、2021年4月30日に発売いたします。
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商品紹介・購⼊ページはこちら ※当社サイト限定・特製しおり付
その他全国の書店、ネット書店等でもお買い求めいただけます。
☆多数のインド映画を収録した作品ガイド
一大ブームとなった『バーフバリ』をはじめとした日本で上映、またはDVD・BDで発売されたインド映画を中心に、作品解説を多数収録。インド映画をより深く知るためにも、新しく見たい映画を探すためにも使える、決定版のインド映画ガイドです。
<主な収録作品>
PK/ピーケイ
プレーム兄貴、王になる
バジュランギおじさんと、小さな迷子
ダンガル きっと、つよくなる
サーホー
マルガリータで乾杯を!
パドワーマト ⼥神の誕⽣
ロボット2.0
ガリーボーイ
きっと、またあえる
ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画
ほか全30作品収録
☆インド映画に深く精通した執筆陣
・松岡環(著)~アジア映画研究者。『ムトゥ 踊るマハラジャ』や『きっと、うまくいく』『パッドマン 5億人の女性を救った男』など、数々のインド映画の日本語字幕も担当したインド映画研究の第一人者。
・高倉嘉男(著)~10年以上ニューデリーに滞在し、ジャワーハルラール・ネルー大学にてヒンディー語博士号を取得。インド映画に出演経験もあり、クーリエ・ジャポン(講談社)をはじめ、インド映画に関する多数のレビューを執筆。
・夏目深雪(編・著)~最新編著書「岩井俊⼆ 『Love Letter』から『ラストレター』、そして『チィファの手紙』へ」(河出書房新社)など、アジア映画を中⼼に、多数の映画関連書籍に携わる批評家・編集者。アプリ版「ぴあ」水先案内人も担当。
☆インド映画をさらに深く知るための充実の内容
・今さら聞けない! インド映画キーワード辞典
・120年の歴史 インド映画通史
・女性問題、スポーツ、カースト、受験戦争、宗教、宇宙開発など様々なテーマのコラム
・Netflix、Amazonなど配信で楽しむインド映画
など、作品解説以外にも多数のコンテンツを収録。
アマゾン沼にもすでにアップされていますので、アマゾンの方がご便利な方はこちらをどうぞ。でも、PICK UP PRESSの「特製しおり」は気になりますねー(商売上手だわ~)。作品紹介や評論のパートでは、高倉嘉男さん、夏目深雪さんのほか、岡本敦史さん、浦川留さん、安宅直子さんも見事な文章を寄せて下さっています。また、高倉さんによる「インド映画キーワード辞典」は、インド映画のディープなファンを自称する方でも絶対に役に立つはず。私は作品紹介や人物紹介も書かせていただきましたが、今回特に力を入れて書いたのがインド映画通史のパートです。安宅直子さんと北インドと南インドを分担し、それぞれの時代がわかっていただけるよう、いろんな情報を盛り込みながら仕上げました。これだけ知っていれば、インドの人たちと対等に映画話ができますし、ここに挙げた作品を全部見ておいていただくと、映画の中の過去作品の引用やパロディなど(インド映画はこれが本当に多いのです)もすぐピンとくると思います。今はYouTubeやアマゾン・プライム・ビデオなどでも古いインド映画が見られるので便利ですね。ということで、発売は1ヶ月先ですが、よろしければお早めにご予約下さい。