一昨年6月に公開されたドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』を憶えていらっしゃいますでしょうか? 東京外国語大学の卒業生である若き女性監督佐々木美佳さんが、インドとバングラデシュ、そして日本で、ラビンドラナート・タゴールの詩が歌われたタゴール・ソングを追いかけたステキなドキュメンタリーでした。たくさんのタゴール・ソングが登場し、バザールに集う人々や若者たち、あるいは吟遊詩人バウルの人が歌ったりと、印象的な場面が次々と登場する作品でしたね。映画の公式サイトはこちらです。予告編も見られますので、アクセスしてみて下さい。
その佐々木監督がこのほど、「タゴール・ソングス」という題で本を出版することになりました。アマゾン沼でのご紹介はこちらです。出版は2月28日で出版元は三輪舎、価格は1,980円です。下が本の表紙なのですが、きれいな蓮の絵、と思ったら、装丁が矢萩多聞さんなのだとか。インド好きの皆さんにはお馴染みのお名前ですね。あなたのお宅にも、この豪華な蓮池をぜひどうぞ。
そして、この出版を記念して、『タゴール・ソングス』の上映とトークが付いたイベントがSpace Cafe ポレポレ坐で行われます。HPの情報をそのままコピペしておきます。下の写真は、『タゴール・ソングス』の1シーンです。
『タゴール・ソングス』佐々木美佳監督による書籍出版記念!
映画上映+ゲストトークイベント
タゴールの詩情豊かな歌と詩の世界と、インド/バングラデシュで今を生きる人々が交差する様を爽やかに描いたドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』。2020年に公開され話題を呼んだ本作の監督・佐々木美佳が、撮影で出会った人々との邂逅を綴った書籍『タゴール・ソングス』(三輪舎)が発売されます。
出版を記念して、映画の上映+監督・ゲストとのトークイベントの開催が決定。映画と書籍が織りなすコラボレーションの場、是非お越し下さい。
【日時】
2022年2月12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)
開場18:00~/開演18:30~
【場所】
Space Cafe ポレポレ坐 アクセス
◆上映後ゲスト(全ての回、佐々木美佳監督とのトーク)
2月12日(土):中岡祐介(編集者/三輪舎)
2月13日(日):軽刈田凡平(インド音楽ブロガー)
2月19日(土):アンジャリ(楽しいインド案内人)
2月20日(日):安達茉莉子(作家)
【料金】
各回 2,000円(1ドリンク込)
【ご予約】
こちらのサイトより、各回のご予約承っております(料金は当日窓口支払い)
上の左が佐々木監督です。佐々木監督は1月に開催されたダッカ国際映画祭に『タゴール・ソングス』を持って参加してきたばかりで、先日、映画祭のカタログを見せてもらいながらそのお話を聞きました。コロナ禍で日本に戻っての隔離期間等いろいろ大変だったみたいですが、ダッカでの映画上映の反応も上々で、観客の皆さんは一緒に歌ったりしていた上、バングラデシュ国歌(♫アマル・ショナル・バングラ、アミ・トマケ・バロバシ~♪)の流れるシーンでは、皆さん立ち上がって画面に見入ったのだとか。佐々木監督はベンガル語で挨拶したそうで、観客の皆さんは「おおお~♥」という感じだったことでしょう。言葉ができるといいですねー。さらにいろんなお話がイベント当日は聞けると思いますので、ぜひお出かけ下さい。
あと、ドキュメンタリー映画繋がりでニュースをちょっと。昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映されたインド映画『燃え上がる記者たち』(2021/原題:Writing With Fire)が、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門のノミネート作品として発表されました。ノミネート一覧はこちらです(このサイトはきちんと邦題を出していますね。偉いぞ!)。このブログでのご紹介はこちらです。YIDFF様、お目が高いですね。受賞したらぜひ、凱旋上映をやって下さい。「カバル・ラハリヤ」紙の皆さんも、おめでとうございます! アメリカ版予告編があったので、付けておきますね。
WRITING WITH FIRE | Official U.S. Trailer | In Theaters November 26
コメントに気づかず、アップが遅くなってすみません!
明日の9月10日のイベントには間に合うでしょうか?
ひらりんさんが貼って下さったリンクに急げ!ですね。
佐々木監督、バラカンさんに負けずにトークがんばって下さい!