今年のNHK文化センター青山教室の講座「さらに! インド映画を読み解く」の第2回「インド映画のシリーズ化時代到来」が、16日に無事終了しました。受講して下さった皆様、教室参加して下さった皆様、ありがとうございました...と書き始めてはや3日。実はこの3日間、我が家の玄関脇4畳半にある物を他の部屋に移し替えるので、ミニ引っ越しみたいなことをやっていたのです。マンション全体の給排水管交換工事を来年行うので、玄関脇の部屋の隣家と接する壁を下半分壊し、管交換後にまた壁を作り直すのですが、それがスムーズに行くかどうか、今日下見の人がやってくることになったため、荷物をほとんど全部、外に運び出していたのです。片付け前と後では、こんなにも違ううちの倉庫部屋です。
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工事するとは言え、荷物を一部残しておいても養生カーテンでカバーすれば大丈夫ではないか、と思ってファイルケース4個とその上に8段のカセットケース6個を残しておいたのですが、たずねてみたら即却下。壁を作り終わった後壁紙を一新するので、壁に接しては物を残せないと言われてしまいました。部屋の中央なら何とか、なんだそうですが、こんなに大きな物が残っていては作業の邪魔になりますよねー。カセットテープはインド映画音楽はもちろんですが、香港(レスリーやジャッキーやアラン等々)と台湾(童安格←今、どうしてるんだろう?)のポップスがかなり多いです。他にはタイ(トンチャイ様♥)やマレーシア(P.ラムリー)、イラン等々。今は皆さんネットで聴いたり見たりするため、カセットテープがほしい人なんていないですよねー。この際、全部廃棄処分にするしかないか...。約2,000本ですから、ゴミの日に出すだけでも大苦労。ほしい方がいらしたら、着払いの送料だけで差し上げますので、コメント欄を通じてご連絡下さい。
というような引っ越し作業を3日続けたので、体中が筋肉痛です。机の前にも全然座れず、ああ、腰が痛い...。閑話休題。土曜日の講座は、「さらに!インド映画を読み解く インド映画のシリーズ化時代到来」というタイトルで、ゆるいシリーズ物と、「つづく」で出来ている前後編のシリーズ物、さらには「ヤシュ・ラージ・フィルムズ スパイ・ユニバース」のような作品群とに分けて、あれこれお話しました。予告編も『PATHAAN/パターン』ほか3本ほどご覧に入れたのですが、終了後にご質問が出たのは『PATHAAN/パターン』の予告編のセリフ「Jai Hind!(インド万歳)」について。愛国心バリバリで言っているのか、それとも...と感じておられる方がいて、他の教室参加者の方もまじえていろんな解釈の説明をしました。この予告編です。
『PATHAAN/パターン』本予告
こういうお話ができるのも、コロナ禍が落ち着いて今年から講座がハイブリッド(配信受講と教室参加の両方を実施)になったお陰です。他にもいろんなご質問やご相談があり、やはりナマのお声が聞けるのはいいなあ、と思った次第です。配信受講の方で、ご質問がおありになりましたら、センターの担当者までぜひお寄せ下さいね。のちほど書面でお答えしますので。
『K.G.F:CHAPTER1』
日曜日は、引っ越し作業の前に画像や動画をご提供いただいた配給会社さんに御礼を送り、無事終了したことをご報告しました。昨日そのお返事をいただいたりしたのですが、ある配給会社の担当者さんは、「シリーズものとても勉強になります。興味深い題材満載で、皆さんにもためになる講演かと思います」と書いてきて下さいました。その方によると、「来年もインド映画増えそう」とのことなので、大いに楽しみにしておきたいと思います。
それから最後に、近々出版される『RRR』に関する2冊の本のお話をしたのですが、昨日早くも出版社さんからご寄贈いただいたのが、上に画像を付けた本です。封を開けてみて、カバーのデザインが美しいのにびっくりしました。夜空に光る星のようです。まだ最初のイントロ部分を拝読しただけなのですが、それだけでも もぉぉぉのすごーく面白い! 半分ぐらい読んでからまたご紹介しますので、しばらくお待ち下さいね。ご予約なさった方は、楽しみにしていて下さい。ご予約はこちらへどうぞ。お正月休みはこの本を二度、三度と楽しむことにしたいと思います。