1ヶ月の浦島花子生活から戻って見れば、この春、インド映画のソフトが続々と発売されており、脳とお財布がついて行けない状態になっています。それを見越してか、ソフトをご恵存下さった発売&販売元さんもあり、いつもなら「自分で買いますので」と強がる私なのですが、今回はぺちゃんこのお財布を握りしめ心から感謝している次第です。昨年のインド映画&インド関連映画の公開本数が20数本にものぼったので、それが次々とソフト化されているとすれば、このソフト発売ラッシュも当たり前、ということろですね。この機会に、最近手元にやってきたソフト君たちをちょっとご紹介しておこうと思います。
『チャーリー』
2022年/インド/カンナダ語/カラー/シネスコ/164分/原題:777 Charlie
監督・脚本:キランラージ・K
出演:チャーリー、ラクシット・シェッティ、サンギータ・シュリンゲーリ、ラージ・B・シェッティ、ダニシュ・サイト、ボビー・シンハー
配給& ソフト発売・販売元:インターフィルム
Blu-ray ¥5,500(税込) DVD¥4,180(税込)
2024年6月28日(金)に公開された本作は、ほぼ夏休み全期間にわたってロングラン、スマッシュヒットとなりました。やはり動物もの強し。おまけにかわいい女の子も出ているので、「動物と子供には勝てない」ジンクスが証明されたことになります。ソフトのオススメはBlu-rayで、ちょっとお値段が高いのですが、それには納得の理由あり、なのです。ディスクは2枚あり、1枚は本編、そしてもう1枚はインタビュー等を搭載した本編と同じ長さぐらいのディスクです。インタビューは①主演男優のラクシット・シェッティ、②チャーリーとそのトレーナーさん、③ラクシット・シェッティと相手役の女優サンギータ・シュリンゲーリへの野外でのインタビューで、聞き手は何と!ラーナー・ダッグバーティと女優?さん。いろいろ調べて見ると、ラーナー・ダッグバーティは本作の「テルグ語版プレゼンター」という肩書きになっており、一緒にプロモの仕事をしていたようです。ラーナーさんのファンの方、これは買わなくちゃ!
ほかにもBlu-rayには、上のような小ぶりのフォトブックに、ポスカが2枚付いており、なかなか豪華なおまけとなっています。ポスカの1枚はこんな顔です。チャーリー・ファンの方なら、ほしくなりますよね。
というわけで、商売上手なインターフィルムさんなのでした。
『ハヌ・マン』
2023年/インド/テルグ語/158分/原題:Hanu-Man
監督:プラシャーント・ヴァルマ
出演:テージャ・サッジャー、アムリタ・アイヤル、ヴァララクシュミ・サラトクマール、ヴィナイ・ラーイ、ラヴィ・テージャ(声の出演)
配給& ソフト発売・販売:ツイン
Blu-ray ¥5,170(税込) DVD¥4,378(税込)
昨年10月4日に公開された本作は、アメコミヒーロー映画と南インド映画をミックスしたテイストの、面白い作品でした。ステキなポスカが2枚入っていますので、1枚だけご紹介。これって、続編が作られるのでしょうか?
『ポライト・ソサエティ』
2023年/イギリス/英語・ウルドゥー語/104分/字幕:田渕貴美子/原題:Polite Society
監督:ニダ・マンズール
出演:プリヤ・カンサラ、リトゥ・アリヤ
配給・発売元:トランスフォーマー
販売元:TCエンタテインメント
Blu-ray ¥5,170(税込) DVD¥4,180(税込)
ヒロインのプリヤ・カンサラが来日して、チャーミングな魅力を振りまいてくれましたが、Blu-rayの方には彼女や監督のインタビューが特典映像として入っています。イギリス在住のインド亜大陸系の人たちがしゃべる英語が聞けて、勉強になったりもしますので、ぜひお手元に。じっくり見ると、クライマックスシーンの女性たちの衣裳がなかなかステキですので、ご自分のインド風ドレスをお買いになる時の参考になると思います。
あと、『JAWAN/ジャワーン』も5月2日の発売ですので、シャー・ルク・カーンの二役をぜひお楽しみ下さい。アマゾン沼のサイトはこちらです。さあ、ソフト収集に向けて、しっかり稼がなくちゃ!
<オマケ>インドで見つけた犬&猫の皆さんの写真をどうぞ。
ハイダラーバードで見つけたノラ犬君。私が写真をとっていると、インドの人が不思議そうに「なんで犬なんか撮っているの?」という顔で見ていました。「犬(クッター)」はヒンディー語でも罵り言葉に使われるように、あまりいい印象はないですものね。でも、昨今は犬を散歩させる姿もよく見かけるようになりました。サタジット・レイ監督のお宅では、ご子息一家が飼っておられる犬君が、こんな風に応接間のイスを占領していました。
一方猫は、ムンバイの定宿レジデンシー・ホテルに、ここ2,3年門番ならぬ門猫が常にいるようになり、今年は3匹がお出迎え、ていうか、ぐーたらしていました。
右側がホテルのロビーに入る階段なのですが、この上にちょこんと座っていることもあり、そうなると狛犬ならぬ狛猫風で、「あらー、お出迎えしてくれるの?」と嬉しくなるのですが、このていたらくではねー。カメラを近づけても平気です。
も一つ、オマケのオマケで香港の猫もどうぞ。店先を守るツンデレ黒ネコ。カメラ目線をとうとうくれませんでした。
その足下にいたビビり猫。逃げ腰になってカメラを見ていました。
犬猫好きの方には、香港もインドもまた別の楽しみがあって、探訪のしがいがあると思います。ぜひ一度、お出かけ下さい。