アジア映画巡礼

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1週間後チョン・ウチがやって来る!

2011-06-25 | 韓国映画

このブログでも何度かご紹介した韓国映画、『チョン・ウチ 時空道士』がいよいよ7月2日(土)から公開されます。まずは東京のシネマート新宿にて封切りされ、その後全国で順次ロードショーとなりますが、公開劇場が増えていっているようです。公式サイトはこちら(予告編がすぐ始まりますので、音が出ます)。この公式サイト、スチールが多用してあって、なかなかかっちょええです~。負けないように、こちらもまずチョン・ウチ(カン・ドンウォン)のスチールを1枚。カン・ドンウォン君、本当にハマリ役で活き活きと演じています。

(C)2009 CJ ENTERTAINMENT,UNITED PICTURES & ZIP CINEMA.ALL RIGHTS RESERVED

実はこの前、やっと日本語字幕付きのものを試写で見せてもらったのですが、「そうだったのか!」と納得する箇所が多く、やっぱり私のナンチャッテ韓国語では全然ダメだなあ、と思った次第です。とはいえ、言葉はわからなくてもソウルのシネコン大画面で大いに楽しんだんですけどね。

試写で見せてもらった時、助けとなったのがプレスに書かれた「ストーリー」でした。公式サイトのものより詳しいため、ご覧になる時の手引きになるのではと思いここに引用します。

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500年前の朝鮮時代。天の牢獄には妖怪が幽閉され、その魔力を封じるために道力高き仙人の表訓大徳(ピョンフンデドク)は三千日間神秘の笛を吹き、妖怪の魔力を封じていた。だが、三千日目に開くべき牢獄の門が、門番の仙人の手違いで1日早く開いてしまい、妖怪の魔力は再び目覚めてしまう。表訓大徳は妖怪に笛を奪われ、魔力の力で地上に落ちてしまった。表訓大徳と妖怪は地上で人間の体に隠れ、自分の記憶を失った・・・・・。

天上で門番をしていた3人の仙人たちは、地上に降りて実力者の道士ファダム(キム・ユンソク)を頼り、行方不明になっている笛と妖怪の封印のために奔走していた。その神秘の笛を偶然手に入れたのが、高名なチョングァン大師(ペク・ユンシク)の不肖の弟子チョン・ウチ(カン・ドンウォン)と、その相棒の犬チョレン(ユ・ヘジン)だった。それを知ったファダムはチョン・ウチから笛を取り返そうとするが、チョングァン大師の手に渡った笛を力ずくで取り返そうとしたあげく、笛は二つに割れ、チョングァン大師とファダムに半分ずつ渡ってしまう。

チョングァン大師はこの笛の力の恐ろしさを知っていた。そしてその力によって、ファダムが実は人間でないことが発覚する。自分の本当の姿を知ったファダムは、笛の片割れを取り戻すつもりでチョングァン大師を襲い、殺してしまう。ファダムは3人の仙人にウソを言って罪をチョン・ウチになすりつけ、チョン・ウチとチョレンは3人の仙人によって掛け軸に封印されてしまうが、その直前チョン・ウチはファダムの持つ笛の片割れを奪ったのだった。

月日は流れて現代のソウル。3人の仙人は現代の人間に姿を変えて生活していた。ところが再び2匹の妖怪が出現、困った3人の仙人は、チョン・ウチとチョレンを復活させ、妖怪捕獲を手伝わせようと考える。ところが、現代に出現したチョン・ウチは、あまりにも自分が生きていた時代と違っているためあっちこっち寄り道するばかり。その上、500年前にあるきっかけで助けた後家の女とそっくりな顔をしたスタイリストのインギョン(イム・スジョン)と出会い、妖怪退治などそっちのけになってしまう。3人の仙人は振り回されながらも、2匹の妖怪をチョン・ウチに捕獲させて封印することに成功するが、そこに登場したのはあのファダムだった。

(C)2009 CJ ENTERTAINMENT,UNITED PICTURES & ZIP CINEMA.ALL RIGHTS RESERVED

ファダムは500年前に奪われた笛をチョン・ウチから取り戻すために、インギョンを操る。そしてチョレンを騙し、チョン・ウチから彼の武器である護符を奪った。使える手がないチョン・ウチは、絶体絶命に陥る・・・・。

『チョン・ウチ 時空道士』プレス(配給:ツイン、宣伝:フリーマン・オフィス)より

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長々とすみません。でも、このストーリーを読んでいると、展開がとってもよく理解できるのです。チェ・ドンフン監督はすごく頭のいい人なので、彼と同じ頭の回転スピードについて行こうと思うと、これぐらい予備知識がないと太刀打ちできません。以前の作品『ビッグ・スウィンドル!』 (2004)でも思ったのですが、チェ・ドンフン監督の作品を隅々まで楽しもうと思ったら、2回以上見ることですねー。

カン・ドンウォンのファンの皆さんは、きっと何回でも見にいらっしゃることでしょう。500年前のチョン・ウチも、現代のチョン・ウチも、両方とも目の正月ですよ~♪

(C)2009 CJ ENTERTAINMENT,UNITED PICTURES & ZIP CINEMA.ALL RIGHTS RESERVED

もーのすごい余談ながら、カン・ドンウォンと言えばつい思い出してしまうことがあります。『オオカミの誘惑』 (2004)の公開で来日した時だったか、ある雑誌の取材で記者会見に出席した時のこと。「日本の印象はどうですか?」というようなことを尋ねられたカン・ドンウォン、ちょっと困ったような顔をしながらこう答えたのです。「街で見ていると、若い人たちがコンビニの前なんかで地べたに座りこんでいることがあります。あれはどうしてなんでしょうか? 地面にそのまま坐るなんて、汚くないのかと思ってしまうんですが」

かなり前なので記憶があやふやになっていますが、確かこんな風な答えでした。みんな一瞬あっけにとられていましたが、私は心の中で拍手喝采。大阪弁のおばちゃん全開で、「ドンちゃん、もっと言うたって~。君の感覚の方がよっぽど正しいわ~。君は何てええ子なんや~~~」と心の中でつぶやいたのでした。

今は兵役中で、公益勤務要員として勤務しているカン・ドンウォン。しばらくは『チョン・ウチ 時空道士』を楽しみ尽くして、彼の兵役明け作品を待つことにしましょう。

 

 


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2 コメント

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そうかなるほど! (浪速のしゃあるっく)
2011-06-28 18:00:12
カン・ドンウォン君…。共演者の方に魅かれて主演作を3~4本観ました。でも彼自体はあまりハートに引っかからなかったのですが、ガンちゃんと共演した『義兄弟』を観て「あれ?この子いい感じになってきたやん!(←上から目線!ファンの方ごめんなさい!)」と気になりはじめたところです。

シネマートで「チョン・ウチ 時空道士」の予告を観てドンウォン君も生き生きしてるし、お話が面白だな~とおもっていたら『ビッグ・スウィンドル!』 の監督さんなのですね!
『ビッグ~』が ものすごく面白かったから期待大!ぜひ観にいこうとおもいます。ドンウォン君の魅力に魅せられたらどうしよう…(笑)

大阪は7/9より心斎橋シネマートでスタート。
いろんな意味で公開が楽しみです。
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浪速のしゃあるっく様 (cinetama)
2011-06-28 19:58:13
コメント、ありがとうごさいました。大阪公開の情報もコマッスムニダ、です。

『義兄弟』のカン・ドンウォンもよかったですね。ソン・ガンホとの対照の妙がいい感じでした。あの緊迫感から一転、『チョン・ウチ』はしなやかに演じていて、私も上から目線ですが「成長したなあ~」と思ってしまいました。

ただ、おぢ専の私は、ユ・ヘジンやキム・ユンソク、ペク・ユンシクの方につい目が。チェ・ドンフン監督、脇役の使い方がうまいです。おぢさんたちにもご注目下さいね。
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