毎年恒例の、「キネマ旬報」2014年2月下旬決算号をもとにした、今年公開予定のアジア映画ピックアップです。昨日の記事にも書きましたように、「キネマ旬報」誌の「2014年 劇場公開予定作品ラインナップ/外国映画」がネタ元で、配給会社別になっている一覧を地域別に整理し、公開予定順に並べました。監督名・キャスト名は、原則として上記の記事の表記を踏襲してあります。ちょっと量が多いのですが、本年はヴィジュアルなしで一挙掲載します。
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<韓国映画>
『スノー・ピアサー』 (2013/韓国/原題:雪国列車) 公式サイト
監督:ポン・ジュノ
主演:クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントン
配給会社:ビターズ・エンド/KADOKAWA
公開予定:2月7日(金)
『渚のふたり』 (2011/韓国/原題:Planet of Snail) 公式サイト
監督:イ・スンジュン
主演:チョ・ヨンチャン、キム・スンホ(ドキュメンタリー)
配給会社:メディア・アクセス・サポートセンター
公開予定:2月15日(土)
※アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞。
『チスル』 (2013/韓国)
監督:オ・ミヨル
主演:ヤン・ジョンウォン、イ・ギョンジュン、ソン・ミンチョル、カン・ヒ
配給会社:SUMOMO
公開予定:3月下旬
『トップスター』 (2013/韓国/原題:トップスター)
監督:パク・チュンフン
主演:オム・テウン、キム・ミンジュン、ワン・シュエビン
配給会社:ツイン
公開予定:4月5日(土)
『ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士』 (2012/韓国/原題:絆創膏)
監督:チョン・ギフン
主演:コ・ス、ハン・ヒョジュ、マ・ドンソク
配給会社:ツイン
公開予定:4月5日
『恋愛の温度』 (2013/韓国/原題:恋愛の温度)
監督:ノ・ドク
主演:イ・ミンギ、キム・ミニ、キム・ガンヒョン
配給会社:ツイン
公開予定:4月5日
『ファイ 悪魔に育てられた少年』 (2013/韓国/原題:ファイ)
監督:チャン・ジュナン
主演:ヨ・ジング、キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、キム・ソンギュン
配給会社:ツイン
公開予定:4月
『結婚前夜~マリッジブルー~』 (2013/韓国/原題:結婚前夜)
監督:ホン・ジヨン
主演:テギョン(2PM)、チュ・ジフン、イ・ヨニ
配給会社:ショウゲート
公開予定:5月10日(土)
『Mr. GO(原題)』 (2013/韓国)
監督:キム・ヨンファ
主演:徐嬌(シュー・チャオ)、ソン・ドンイル、オダギリ・ジョー
配給会社:ギャガ
公開予定:5月24日
※昨夏の香港旅行編でご紹介した、ゴリラの野球選手の話です。CGがとてもよくできています。オダギリ・ジョーは確か、カメオ出演だったはず。
『Face Reader(英題)』 (2013/韓国/原題:観相)
監督:ハン・ジェリム
主演:ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、ペク・ユンシク、チョ・ジョンソク、イ・ジョンソク
配給会社:ツイン
公開予定:6月
『The Carnivore』 (2014/韓国/原題:野良犬たち)
監督:ハ・ウォンジュン
主演:キム・ジョンフン
配給会社:ファインフィルムズ
公開予定:初夏
『カンチョリ(原題)』 (2013/韓国)
監督:アン・グォンテ
主演:ユ・アイン、キム・ヘスク、キム・ジョンテ、キム・ソンオ、チョン・ユミ
配給会社:CJ Entertainment Japan
公開予定:初夏
『家に帰る道』 (2013/韓国/原題:家に行く道)
監督:パン・ウンジン
主演:チョン・ドヨン、コ・ス
配給会社:CJ Entertainment Japan
公開予定:夏
『Nobody's Daughter Haewon(英題)』 (2012/韓国/原題:誰の娘でもないヘウォン)
監督:ホン・サンス
主演:チョン・ウンチェ、イ・ソンギュン、ユ・ジュンサン、イエ・ジウォン
配給会社:ビターズ・エンド
公開予定:夏
『Our Sunhi(英題)』 (2013/韓国/原題:私たちのソニ)
監督:ホン・サンス
主演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・サンジュン、チョン・ジェヨン
配給会社:ビターズ・エンド
公開予定:夏
『Suspect(英題)』 (2013/韓国/原題:容疑者)
監督:ウォン・シニョン
主演:コン・ユ、パク・ヒスン、チョ・ソンハ、ユ・ダイン
配給会社:ツイン
公開予定:秋
『Red Family(原題)』 (2013/韓国)
監督:イ・ジュンヒョン
主演:キム・ユミ、ソン・ビョンホ、チョン・ウ、パク・ソヨン
配給会社:ギャガ
公開予定:秋
※2013年東京国際映画祭でコンペ部門の観客賞を受賞。
『泣く男』 (2014/韓国)
監督:イ・ジョンボム
主演:チャン・ドンゴン、キム・ミニ
配給会社:CJ Entertainment Japan
公開予定:2014年
『ソウォン/願い(原題)』 (2013/韓国)
監督:イ・ジュンイク
主演:オム・ジウォン、ソル・ギョング
配給会社:アット エンタテインメント
公開予定:2014年
『パバロッティ(原題)』 (2013/韓国)
監督:ユン・ジョンチャン
主演:ハン・ソッキュ、イ・ジェフン、オ・ダルス、カン・ソラ
配給会社:コンテンツセブン
公開予定:2014年
『友へ/チング2(原題)』 (2013/韓国)
監督:クァク・キョンテク
主演:キム・ウビン、ユ・オソン
配給会社:東京テアトル/日活
公開予定:2014年
<中国語圏映画>
『光にふれる』 (2012/台湾/原題:飛翔) 公式サイト
監督:張榮吉(チャン・ロンジー)
主演:黄裕翔(ホアン・ユィシアン)、張榕容(サンドリーナ・ビンナ)、李烈(リー・リエ)、許芳宜(シュウ・ファンイー)
配給会社:クロックワークス
公開予定:2月8日(土)
※王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が製作に携わった、盲目のピアニスト黄裕翔を主人公にした感動作。黄裕翔は先ほど来日し、演奏会を開いて観客を感動の渦に巻き込んだとか。拙ブログでの紹介はこちらをどうぞ。
『最後の晩餐』 (2013/中国・韓国/原題:分手合約) 公式サイト
監督:オ・ギファン
主演:白百何(バイ・バイホー)、彭于晏(エディ・ポン)、呉佩慈(ペース・ウー)、蒋勁夫(ジアン・ジンフー)
配給会社:CJ Entertainment Japan
公開予定:3月1日(土)
※拙ブログでのご紹介記事はこちらです。
『曹操暗殺~三国志外伝~』 (2012/中国/原題:銅雀台) 公式サイト
監督:趙林山(チャオ・リンシャン)
主演:周潤発(チョウ・ユンファ)、劉亦菲(リウ・イーフェイ)、玉木宏、蘇有朋(アレック・スー)
配給会社:アルケミーブラザース
公開予定:3月22日(土)
『ドラゴン・コップス 微笑捜査線』 (2013/中国・香港/原題:不二神探) 公式サイト
監督:王子鳴(ウォン・ジーミン)
主演:李連杰(ジェット・リー)、文章(ウェン・ジャン)、陳妍希(ミシェル・チェン)、劉詩詩(リウ・シーシー)、柳岩(リウ・イエン)
配給会社:東京テアトル/ハピネット
公開予定:3月21日(金)
『ツインドラゴン』 (1992/香港/原題:雙龍會)
監督:徐克(ツイ・ハーク)、林嶺東(リンゴ・ラム)
主演:成龍(ジャッキー・チェン)、張曼玉(マギー・チャン)、利智(ニナ・リー)、泰迪羅賓(テディ・ロビン)、張艾嘉(シルヴィア・チャン)
配給会社:ツイン
公開予定:4月5日(土)
『サイレント・ウォー』 (2012/中国・香港/原題:聴風者)
監督:麥兆輝(アラン・マック)/荘文強(フェリックス・チョン)
主演:梁朝偉(トニー・レオン)、周迅(ジョウ・シュン)
配給会社:ツイン
公開予定:4月5日(土)
『罪の手ざわり』 (2013/中国・日本/原題:天注定)
監督:賈樟柯(ジャ・ジャンクー)
主演:姜武(チャン・ウー)、王宝強(ワン・パオチャン)、趙涛(チャオ・タオ)、羅藍山(ルオ・ランシャン)
配給会社:ビターズ・エンド/オフィス北野
公開予定:晩春
※2013年東京フィルメックスで上映。
『ポリス・ストーリー2013(原題)』 (2013/中国/原題:警察故事2013)
監督:丁晟(ディン・シェン)
主演:成龍(ジャッキー・チェン)、劉[火華](リウ・イエ)、景甜(ジン・チェン)
配給会社:ブロードメディア・スタジオ
公開予定:初夏
『収容病棟』 (2013/香港・フランス・日本/原題:瘋愛)
監督:王兵(ワン・ビン)
主演:(ドキュメンタリー)
配給会社:ムヴィオラ
公開予定:初夏
『一分間だけ』 (2014/台湾・日本/原題:只要一分鐘)
監督:陳慧[令羽](チェン・フイリン)
主演:張釣■(チャン・チュンニン)、何潤東(ピーター・ホー)、池端レイナ)
配給会社:ティ・ジョイ
公開予定:初夏
『Young Detective Dee(原題)』 (2013/中国・香港/原題: 狄仁杰之神都龍王)
監督:徐克(ツイ・ハーク)
主演:趙又廷(マーク・チャオ)、馮紹峰(ウィリアム・フォン)、劉嘉玲(カリーナ・ラウ/特別出演)、アンジェラベイビー
配給会社:ツイン
公開予定:夏
『郊遊(原題)』 (2013/台湾・フランス/原題:郊遊)
監督:蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)
主演:李康生(リー・カンション)、陸[亦+廾]静(ルー・イーチン)、楊貴媚(ヤン・クイメイ)、陳湘[王其](チェン・シャンチー).
配給会社:ムヴィオラ
公開予定:夏
※2013年東京フィルメックスで上映。
『二重生活』 (2012/中国/原題:浮城謎事)
監督:婁[火華](ロウ・イエ)
主演:[赤+おおざと]蕾(ハオ・レイ)、秦昊(チン・ハオ)
配給会社:アップリンク
公開予定:冬
『西游 降魔篇(原題)』 (2013/中国・香港)
監督:周星馳(チャウ・シンチー)、郭子健(デレク・クォク)
主演:文章(ウェン・ジャン)、舒淇(スー・チー)、羅志祥(ショウ・ルオ)
配給会社:東京テアトル/日活
公開予定:2014年
<東南アジア映画>
『シネマパラダイス★ピョンヤン』 (2012/シンガポール/原題:The Great North Korean Picture Show) 公式サイト
監督:ジェイムス・ロン、リン・リー
主演:(ドキュメンタリー)
配給会社:33 BLOCKS
公開予定:3月8日(土)
※シンガポールのドキュメンタリー映画作家たちが、北朝鮮の映画大学生や監督を直撃!…するはずが、やはり手強い北朝鮮。公式見解の中にほの見えてくるものは? 後日、別途ご紹介します。
『The Missing Picture(英題)』 (2013/カンボジア・フランス/原題:L'Image Manquante
監督:リティ・パニュ
主演:-
配給会社:アステア
公開予定:8月下旬
※2013年の東京フィルメックスで上映。
『鏡は嘘をつかない(仮題)』 (2011/インドネシア/原題:Laut Bercermin)
監督:カミーラ・アンディニ
主演:ギタ・ノファリスタ、アティカー・ハシホラン、レザ・ラハティアン
配給会社:パイオニア映画シネマデスク
公開予定:2014年
※2011年の東京国際映画祭で上映。カミーラ・アンディニ監督はガリン・ヌグロホ監督の長女。
『ザ・レイド GOKUDO』 (2014/インドネシア/原題:The Raid 2: Berandal)
監督:ギャレス・エヴァンス
主演:イコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアン、松田龍平、遠藤憲一、北村一輝
配給会社:KADOKAWA
公開予定:2014年
※『ザ・レイド』(2011)の続編。原題である「Berandal/ブランダル」の意味は「強盗」。
<インド映画>
『エージェント・ヴィノッド』 (2012/インド/ヒンディー語/原題:Agent Vinod)
監督:シュリラーム・ラガヴァン
主演:サイフ・アリ・カーン、カリーナ・カプール
配給会社:アクセスエー
公開予定:2月8日(土)
※公開まで秒読みです! アクセスエーのインド映画配給は、この後も続く模様。
『神様がくれた娘』 (2011/インド/タミル語/原題:Deiva Thirumagal ) 公式サイト
監督:A.L.ヴィジャイ
主演:ヴィクラム、ベイビー・サーラー、アヌシュカー、アマル・ポール
配給会社:太秦
公開予定:2月15日(土)
※いよいよ来週から公開です。ユーロスペースでは、同じ建物のオーディトリウム渋谷で上映されるインド映画『デリーに行こう!』とのチケット半券割引が実施される予定。前売り価格\1,300で入場できます。
『デリーに行こう!』 (2011/インド/ヒンディー語/原題:Chalo Dilli) 公式サイト
監督:シャシャーント・シャー
主演:ラーラ・ダッタ、ヴィナイ・パタック
配給会社:Thati Media Corporation
公開予定:2月15日(土)
※こちらもいよいよ公開です。『神さまがくれた娘』との相互割引を利用して、ぜひダブルヘッダーでどうぞ。
『Student of the Year(原題)』 (2013/インド/ヒンディー語)
監督:カラン・ジョーハル
主演:シッダールト・マルホトラ、ヴァルン・ダワン、アーリヤー・バット
配給会社:アンプラグド
公開予定:春
※ゴージャス青春映画。イケメン主演男優2人に注目。
『The Lunchbox』 (2013/インド/ヒンディー語/原題:Dabba)
監督:リテーシュ・バトラ
主演:イルファン・カーン
配給会社:ロングライド
公開予定:初夏
『バードシャ テルグの皇帝』 (2013/インド/テルグ語/原題:Baadshah)
監督:シュリーヌ・ヴァイトラ
主演:NTRジュニア、カージャル・アガルワール
配給会社:オムロ
公開予定:夏
『あなたがいてこそ』 (2010/インド/テルグ語/原題:Maryada Ramanna)
監督:S.S.ラージャマウリ
主演:スニール、サローニ
配給会社:オムロ
公開予定:夏
『Barfi !(原題)』 (2012/インド/ヒンディー語/原題:バルフィ!)
監督:アヌラーグ・バス
主演:ランビール・カプール、プリヤンカ・チョプラ、イリアナ・デクルーズ
配給会社:ファントム・フィルム
公開予定:2014年
<西アジア映画>
『サイの季節(仮題)』 (2012/イラク・トルコ/原題:Fasle Kargardanha)
監督:バフマン・ゴバディ
主演:モニカ・ベルッチ、ベヘルーズ・ヴォスギー、ユルマズ・エルドアン
配給会社:エスパース・サロウ
公開予定:6月
※2012年東京フィルメックス、2013年アジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映。
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『English Vinglish』はなぜか彩プロの項がなくて、不掲載。『ダバング 大胆不敵』ともども、情報提供が間に合わなかったのかも知れません。これだけで約50本。まだまだアジア映画の公開は増えそうです。