TIFF疲れでボーッとしていたのですが、今日からはや11月。東京フィルメックスの月となりました。
TIFFの期間中にフィルメックス事務局から連絡が来て、特別招待作品がさらに1本追加となったことがわかりました。それが何と中国映画『人山人海』、夏にあったヴェネチア国際映画祭の銀獅子賞(監督賞)を受賞した作品です。拙ブログでも9月13日の記事でこの映画に触れて、「とても地味な作品のようですが、期待が高まります。この俳優の面子では一般公開は無理かも知れないので、映画祭上映をぜひ。東京国際映画祭か東京FILMeX、いかがでしょう?」と書いたのですが、フィルメックス上映が実現してしまいました。
『人山人海』(れんしゃんれんはい)People Mountain People Sea / 人山人海
2011年/中国、香港/ 91分
監督:蔡尚君(ツァイ・シャンジュン)
主演:陳建[文武](チェン・ジエンビン)、陶紅(タオ・ホン)
予告編
事務局からの配信によると、「中国の注目の新鋭ツァイ・シャンジュンの監督第2作。弟を殺して逃走した男の行方を追って南部の貴州から重慶、更に北部の炭鉱へと向かう主人公をリアリズム・タッチで描き、繁栄の背後にあるもう一つの中国の現状を見せる。ヴェネチア映画祭でサプライズ上映され、銀獅子賞(監督賞)を受賞」とのことです。楽しみですねー。
フィルメックスのサイト、コンペティション作品の一覧はこちら。ここから、それぞれの作品の詳しい解説を見ることができます。作品解説ページはスチールが多用してあってステキです。TIFFのサイトは作品が多いから仕方がないのですが、スチールが1枚だけでちょっと寂しかったのに対し、フィルメックスは大盤振る舞い。同じ東京の映画祭なので、つい比較をしてしまいます。
同じく、特別招待作品の一覧はこちら。
予告編はまだアップされていないみたいですね。以前フィルメックスをご紹介した拙ブログの記事の中に予告編等が付けてありますので、こちらやこちらも参照なさって下さい。
上映スケジュールはこちら。「C=コンペティション」作品でも、「S=特別招待作品」でも、「Q&A」のマークがある回が狙い目です。フィルメックスのQ&Aは、TIFFのQ&Aよりさらにに刺激的で面白いんですよ~。あらっ、『奪名金』はどちらの上映回も「Q&A」マークがない! 杜[王其]峰(ジョニー・トー)監督は来ないのですか~、がっくり。
チケットは11月3日(木・祝)の午前10時からの発売です。がんばって、お好きな作品のチケットをぜひゲットして下さい。私もちょっと出遅れるのですが、参戦しますので。