先日アップした”ブログ100日目”の記事で、「100日記念の赤いバラ、誰かジャージャー麺の岡持に入れて配達してくれないかな....」と書いたら、本当にバラの花が届きました。それも、岡持に入った1本のバラではなくて、豪華なバスケット入りの盛り花が! ありがとうございました、Mr. & Mrs. Iyer ぢゃない、Mr. & Mrs. I. Khan!! 今、うちの玄関でいい香りを漂わせてくれています。
写真の右隅に写っているのは、わが家の玄関守り神ジャガンナート様です。右がジャガンナート神、その左にいるのが妹のスバドラーで、さらに左に兄のバララーマがいるのですが、花の陰に隠れています。ジャガンナート神はオリッサ州のプリーにある寺院に祭られており、そこへ行った私の年若い友人たちがおみやげに持ってきてくれたものです。以来、畏れ多くもわが家の玄関番としてがんばって下さっています。
今回のインド旅行では、その御礼にお衣裳を新調することにしました。インドの各家庭に祭られている神様は、派手な衣裳を着せられたり、アクセサリーを付けられたりしていることが多いのですが、わが家のジャガンナート神三体も最初からお地蔵さんのよだれかけみたいなものをまとっていました。それがちょっとくたびれてきたので、チェンナイのカパレーシュワラ寺院の門前町で新調してきたのです。どうせなら、ということで、予備の着替えも1枚ずつ購入。
これは小さいので1枚15ルピー(約30円)でしたが、サイズもいろいろあって、その他ネックレスやら冠やら、アクセも様々なのが揃っています。ちょっとした着せ替え人形感覚ですね。スカート風衣裳に付いている上の帯状のものがいまいち不明なのですが、肩に回し掛け、その上からスカート風衣裳を縛るのでしょうか? どなたかご存じの方がいらしたら教えて下さい。
ところで、 「100日記念の赤いバラをジャージャー麺の岡持に入れて配達する」というのは、韓国映画ファンの方ならお気づきのように、『猟奇的な彼女』 (2001)にあったシーンです。女子大の授業中に届けろと彼女(チョン・ジヒョン)に強要されたキョヌ(チャ・テヒョン)が、出前配達人に化けて、帽子を被り、マスクとサングラスで顔を隠して女子大へ届けに行くのですが、門衛さんから「おい、ジャージャー麺の注文はここだ。ちゃんと漬け物も持ってきただろうな」と言われて大あわて。そそくさと構内に駆け込んでいくシーンは忘れられません。
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この『猟奇的な彼女』はインド映画にもリメイクされていて、タイトルは『やっかいな男とイカレた女』 (2008/原題:Ugly Aur Pagli)。主演はランヴィール・ショウリー(『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』のハシ道士)とマッリカー・シェーラーワト(『THE MYTH 神話』でジャッキー・チェンと一緒に巨大ゴキブリホイホイに捉まってた彼女です)。結構元ネタが使ってあるのですが、いまいち決まらず笑いも不発、というわけで、インドではあまり話題になりませんでした。予告編はこちらです。
韓国映画からインド映画へのリメイクはまだあって、『オールド・ボーイ』 (2003)は『生きている』 (2006/原題:Zinda)という作品に。主演は、チェ・ミンシクが演じたオ・デスに当たる役がサンジャイ・ダット、ユ・ジテが演じた犯人役がジョン・アブラハム。面白かったのは、監禁されてるオ・デスが毎日ギョーザを食べさせられるという設定をどうしても生かしたかったらしく、舞台がバンコクになっていたこと。そりゃー、インドでギョーザの出前は難しいわ~。
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カン・ヘジョの役にあたるラーラー・ダッターが踊るPVはこちら。
韓国映画のリメイクというかイタダキはまだまだあって、チョン・ジュノ(遅ればせながら祝ご結婚!)主演の『大変な結婚』 (2002)は、アクシャイ・クマール主演の『ウェルカム』 (2007)に化けています。予告編でもわかるように、花嫁のコワーイ兄貴がアニル・カプール、ナーナー・パーテーカル、そして先年亡くなったフィローズ・カーンと大物揃い。インド人好みの脚色もいっぱいで、この映画は2007年の興収第2位と大ヒットしました。
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多分どれもリメイク権は取ってないのでは、と思います。訴えられないよう気をつけなさいね~。