もう12月も12日になってしまいました。あと20日で2013年ですねー。
今年も貧乏暇なしで、「一日でいいからゆっくり寝たい...」と思いつつ、ゼーゼーハーハーの毎日でしたが、ついにストレスが溜まりすぎて、我慢の糸がプツン!と切れてしまいました。で、突然思い立って台湾に行くことにしました、しかも年末ギリギリに。というのも、年末の台湾、面白い映画がいっぱい公開される予定なのです。ここ4年ほど行っていないこともあって、授業で使う資料も古くなったため、「よし、行くぞ!」となった次第です。
12月末に台湾で公開される目玉作品は、次の通り。
『血滴子(The Guillotines)』 12月21日~ 予告編
監督:劉偉強(アンドリュー・ラウ)
主演:黄暁明(ホアン・シャオミン)、余文樂(ショーン・ユー)、阮經天(イーサン・ルアン)
ショウ・ブラザーズで作られた『空飛ぶギロチン』(1975/原題:血滴子)のリメイク。アンドリュー・ラウの時代劇という「見たい!」要素に加えて、この豪華出演陣ときたら、もうたまりません。予告編以外に、主演の3人が歌うこんな映像も。あれ? イーサン・ルアンも歌ってる....のかな??
『泥棒たち(The Thieves)』 12月21日~ 予告編
監督:チェ・ドンフン
出演:キム・ユンソク、チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、キム・ヘス、任達華(サイモン・ヤム)
右ポスターのように、台湾公開タイトルは「神偸大劫案」。ふふふ、やったね。台湾で見ると字幕があるんですよ~。まったく、私が行くというドンピシャの時期に公開してくれるとは。久々にキム・ユンソクとイ・ジョンジェ様を拝んできますか~。
『馬背上的法庭(Courthouse on Horseback)』 12月21日~ 予告編
監督:劉杰(リウ・ジエ)
主演:李保田(リー・パオティエン)、呂玉来(リー・ユィライ)
私の大好きな作品『再生の朝に ある裁判官の選択(原題:透析)』 (2009)の監督劉杰が2005年に撮った作品らしいです。今頃台湾で公開なんですね。馬の背に国家の紋章を積んで、僻地を回り裁判を行っていく裁判官が主人公。『孔雀 我が家の風景』 (2005)や『ここ、よそ』(2011)の呂玉来くんが出ているのもめっけもの。思いがけずこんな作品も見られるなんてラッキーです。
『花漾(Ripples of Desire)』 12月28日~ 予告編
監督:周美玲(ゼロ・チョウ)
主演:言承旭(ジェリー・イエン)、鄭元暢(ジョセフ・チェン)、陳意涵(アイビー・チェン)、陳妍希(ミシェル・チェン)、任達華(サイモン・ヤム)、呉君如(サンドラ・ン)
一番の目玉は、ジェリー・イエン主演のこの作品なんですよ~。ファンタジー時代劇のようですが、この若手男女優の豪華な顔ぶれを見よ!ですね。しかも、香港映画界から応援でサイモン・ヤムとサンドラ・ンも出演。監督が『TATTOO-刺青-』 (2007)や『彷徨う花たち』 (2008)のゼロ・チョウというのがいまいち不安ですが、面白い作品になっていることを願いましょう。
『十二生肖(Chinese 12 Zodiac)』 12月28日~ 予告編
監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン
こんな作品、撮ってたのねジャッキー。もうアクション映画には出ない、とか言ってたんじゃ? 予告編見ると、人間ボブスレーと化して激しいアクションを繰り広げるシーンもありますね。大丈夫なのでしょうか。(替身かも~)
『オオカミ少年(A Werewolf Boy)』 12月28日~ 予告編
監督:チョ・ソンヒ
主演:ソン・ジュンギ、パク・ボヨン
現在、韓国でヒット中の作品で、韓国メロドラマ史上最高興行記録を樹立したとか。台湾での公開タイトルは「狼少年:不朽的愛」です。
本当は、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督作品・梁朝偉(トニー・レオン)主演の『一代宗師』が12月27日公開という情報が、旅行会社のサイトをポチッさせる後押しになったのですが、この作品の公開はまたまた延期。オオカミ少年ならぬオオカミ映画ですねー。
余談ながら、本日12月12日はスーパースター、ラジニカーントのお誕生日です。こんな映像がありましたので、皆様もご一緒にお祝いをどうぞ。(頭にマードゥリー・ディークシト出演のCFが入ります)ラジニSirは本日で62歳になりました。(見えんなあ~)
Happy Birthday to You, Superstar Rajini Sir!!
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ラジニカーント主演『ボス その男シヴァージ』は現在シネマート新宿にて絶賛公開中です! 詳しくは、公式サイトをどうぞ。
ラジニカーントと小津安二郎監督って同じ誕生日なんですね。
ちなみに小津監督は亡くなったのも12月12日です。
あ、それだけですw
私は、『泥棒たち』を、今年の夏にソウルで見ています。
サイモン・ヤムの怪しい日本語を楽しんで下さい..ネタバレになるのでこれで止めておきましょう。
私も、年末年始に映画を見ながらの旅を考えています。
台湾には、1月に入ってからの帰路滞在での映画三昧となるかもしれません。
『血滴子』を楽しみにしています。最近は、台北や高雄あたりだと国語版のほかに、広東語版も上映してくれる場合が多いので、広東語版が見られたら見るつもりです。
エドモントことK.KOTANI
そう言えば小津監督は、ちょうど60歳のお誕生日に亡くなられたのでしたね。還暦もええとこや~、と昔感心したのを思い出します。
ラジニSirは還暦も無事過ぎたので、もっともっと長生きしていただきたいものです。アミターブ・バッチャンがこの間ちょうど70歳になったのですが、まだまだ現役続行中なので、ラジニSirも負けるな!です。
すみません、最後にお名前があったのを削れなくてそのまま出してしまいました。このお名前にピン!と来てる方が少なくとも数十人いらっしゃるのでは、と思います。
『泥棒たち』でサイモン・ヤムが日本語を? 「ニセモノ・トケイ・アルヨ」とかじゃないでしょうね(笑)。心して見てきます。
台湾で広東語版が上映されているんですか? こういう中国+台湾+香港の俳優という布陣でも、広東語版の上映があるでしょうか? 新聞の広告とか、気をつけて見てみることにします。
台湾映画の新聞広告には、「普」「護」「輔」「限」というレイティングが載るので、「アジア映画の検閲」という授業のいい教材になるのですよ~。ちなみに、「護」は日本で言う「PG12」(ただし6歳未満不可)で、「輔」は12~18歳は保護者の指導付き、「限」は日本の「R18+」です。
『泥棒たち』はチョン・ジヒョンのセクシーなシーンがあるので、きっと「護」ではないかと思います....。