アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

『マダム・イン・ニューヨーク』 @TUFS Cinema上映に向けて

2024-04-07 | インド映画

 

昨日は花曇りの中、配給会社ビオスコープさんにお邪魔しました。2週間後の4月20日(土)、東京外国語大学のTUFS Cinemaで、同社が買い付けた『マダム・イン・ニューヨーク』(2012)が上映されるにあたり、上映後の解説をさせていただくことから、その取材に行ってきたのでした。まずは最初に、TUFS Cinemaでの上映についての概略をお伝えしましょう。

TUFS Cinema
『マダム・イン・ニューヨーク』
 上映日:4月20日(土)
 上映開始:14:00/開場:13:30(終了予定:17:00)
 場所:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
   (東京都府中市朝日町3-11-1、西武多摩川線「多磨」 駅下車 徒歩5分)
 
 上映後解説/トーク:松岡環(アジア映画研究者)
 司会:萬宮 健策(東京外国語大学 大学院総合国際学研究院教授)

 主催:東京外国語大学TUFS Cinema
 協力:株式会社 彩プロ
    東京外国語大学南アジア研究センター
    東京外国語大学多言語多文化共生センター

 入場無料、事前登録制(先着500名)※登録はこちらから(席がうまりつつあるのでお早めにどうぞ)
 お問合せ:東京外国語大学 広報・社会連携課(TUFS Cinema担当)
      TEL 042-330-5441( 平日9:00-17:00)
 詳細はTUFS Cinema ウェブサイトにて

『マダム・イン・ニューヨーク』
 2012年/インド/134分/ヒンディー語・英語/日本語字幕:石田泰子/原題:English Vinglish
 監督・脚本:ガウリ・シンデー
 音楽:アミト・トリヴェーディー
 出演:シュリデヴィ、アディル・フセイン、アミターブ・バッチャン、メーディ・ネプー、プリヤ・アーナンド
 提供:ビオスコープ アミューズソフトエンタテインメント 彩プロ
 配給:彩プロ © Eros International Ltd.
 物語:西インドの町プネー。シャシは、夫、娘、息子、姑のいる家庭の主婦として、家事と共に手作り菓子配達の仕事もこなす。だが、夫はそれを妻の道楽としか考えず、娘は母の英語力のなさをバカにする。そんな時、ニューヨークに住むシャシの姉から、長女の結婚式の準備を手伝って欲しいと頼まれる。家族に先駆けてNYに入ったシャシは、ある日カフェで、英語力不足から屈辱的な経験をする。シャシは思い切って英会話学校4週間コースに入学、英語力をつけていくが、家族が予定より早くNYに来てしまった…。

ビオスコープは、この映画を買い付けて日本で公開した大向敦さん・貴子さんの会社で、2014年6月28日の日本公開当時、「インド映画 夫婦で買い付け 府中の大向さん 会社立ち上げヒット」等々のタイトルで新聞にも取り上げられ、お二人のストーリーが映画の宣伝にも一役買ったのでした。というわけで府中のビオスコープ社にうかがい、これまで漏れ聞いている事実の確認と、当時の秘蔵写真なども頂戴してきた次第です。憶えていらっしゃる方も多いかと思いますが、『マダム・イン・ニューヨーク』の公開にあたっては主演女優シュリデヴィが来日し、2014年5月29日にインド大使館の協力で、大使館ホールにおいて記者会見と試写会が行われたのでした。下は記者会見時の様子です。

赤いドレスのシュリデヴィと紺色サリーのディーパー・ゴーパーラン・ワードワー駐日大使(2014年当時)を囲んで、右からアグネス・チャン、安倍昭恵首相夫人(2014年当時/このお二人は仲のいい友人同士らしい)、そして左端が司会の河野恵子元アナウンサーという信じられないような顔ぶれで、インド映画としては珍しい大宣伝でスタートを切ったのでした。この来日時のエピソードなどを、TUFS Cinemaでの上映でお話ししたいと思いますが、待ちきれない方はビオスコープの大向さんによる当時のブログ「ボリウッド映画を買ってみました」が最近再掲載されていますので、こちらをどうぞご覧下さい。たんねんに読んでいくと、いろんなことがわかってとても面白いです。

(C) Eros International Ltd.

で、3時間ほどお話を聞いたあと辞去したのですが、その時何とすごくステキなお土産をいただいてきてしまいました。これです、ジャ、ジャーン!

 

  

NHスタジオズというのは、公開した後のインド映画を預かって管理している会社のようですが、ここが顧客のために作ったプレゼント・グッズのコースターです。もう皆さん、どの作品の誰だかがおわかりですよね。上から順に、『ラジュー出世する』(1992)のシャー・ルク・カーン、『The Dirty Picture(下卑た映画)』(2011)のヴィディヤー・バーラン、『Once Upon A Time in Mumbaai(かつてムンバイで)』(2010)のアジャイ・デーウガン、そして『炎』(1975)のガッバル・シンことアムジャド・カーンです。おみやげまで頂戴し、ありがとうございました、ビオスコープ様!

(C) Eros International Ltd.

では、皆様、4月20日(土)に府中の東京外国語大学でお目にかかれるのを楽しみにしています。最後に、『マダム・イン・ニューヨーク』の予告編を付けておきますので、どうぞよろしく~♡。

映画『マダム・イン・ニューヨーク』予告編

 


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