全国のインド映画ファンの皆様、本日、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』に逢いに行って下さいましたでしょうか? 小さな迷子ことムンニーちゃん(「ムンニー」は小さな女の子を呼ぶ言葉で、男の子なら「ムンナー」となります。「おチビちゃん」という感じ)、本名シャヒーダーちゃん(それとも「シャーヒダー」? これがちょっとわからず、なので、どなたかご存じなら教えて下さい。名前としてはどちらもアリです。映画の中では、著名クリケット選手にちなんで、その名前を女性形にした、ということでしたね)を演じた、ハルシャーリー・マルホートラちゃんに「ヤられた!」となった方が多かったことでしょう。
©Eros international all rights reserved ©SKF all rights reserved.
もちろん、サルマン(サルマーン)・カーン演じるパワンのあの愚直なまでの「バジュランギ(ハヌマーン)」ぶりに心打たれた方や、『女神は二度微笑む』(2012)での警部役に勝るとも劣らないナワーズッディーン・シッディーキーの芸達者ぶりに、あらためて「ナワちゃん、ステキ❤」と惚れ直した方もいらしたのではないでしょうか。私は、パキスタン側の国境警備隊長や、パワンを取り調べたパキスタン警察の警部(ラージェーシュ・シャルマー)にも惚れました。いいキャスティングでしたね。
©Eros international all rights reserved ©SKF all rights reserved.
さて、そんな『バジュランギおじさんと、小さな迷子』を軸にして、インド映画から見つかる宗教的な要素について、映画サイト「BANGER!!!」に書かせていただきました。2回に分けて掲載されますので、まずはこちらをどうぞ。『バーフバリ』や『パッドマン 5億人の女性を救った男』にも言及しています。先に『バジュランギおじさんと、小さな迷子』をご覧になってから、お読みいただければ幸いです。本作の公式サイトはこちらです。『パッドマン』に続いてヒットしますように!
<オマケ>
すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』でナワーズッディーン・シッディーキーが演じるチャンド・ナワーブが駅でレポートをしているシーンには、元ネタがあります。それがこちら。インドでの公開時に話題となりました。
Character of Nawaz in Bajrangi Bhaijaan inspired from real life video of Pak reporter
<追記:1/23>
昨日、ウルドゥ語がご専門の麻田豊先生にお目にかかり、「シャーヒダーかシャヒーダーか」という点をうかがったところ、「シャーヒダーが正しい。シャーヒド・アフリーディーというクリケット選手にあやかった名前だから」とのお返事でした。というわけで、今回の公式サイト等に使われている表記は「(誤)シャヒーダー ⇒(正)シャーヒダー」なのでした。