アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

2014年のインド映画@日本

2014-12-28 | インド映画

皆様のお知恵&情報収集能力を拝借したいと思います。年に1、2度「日本で上映されたインド映画」のリストを更新しているのですが、だんだん上映本数が多くなってきて、自分の記憶に自信が持てなくなりました。というわけで、下のリストで「この映画が抜けてるぞ~」というものがありましたら、ぜひコメントでご教示いただければと思います。

年号のあとの「a、b、c…」は識別記号です。タイトルが『 』囲みのものは一般公開、「 」のものは映画祭上映です。「再映」は「映画祭上映→一般公開」などの場合を指し、日本初上映ではない、ということを表しています。 

 

2014a 『エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ』AGENT VINOD(Hindi/2013)~2月8日公開
2014b 『神さまがくれた娘』DEIVA THIRUMAGAL(Tamil/2011)<一般公開>※再映~2月15日公開
2014c 『デリーに行こう』CHALO DILLI(Hindi/2011)※再映~2月15日公開
2014d 「バードシャー テルグの皇帝」BAADSHAH(Telugu/2013)<大阪アジアン映画祭2014>
2014e 「フックレー/ないない尽くしの男たち」FUKREY(Hindi/2013)<第6回沖縄国際映画祭>
2014f 『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』STUDENT OF THE YEAR(Hindi/2012)~5月3日公開


2014g 『マダム・イン・ニューヨーク』ENGLISH VINGLISH(Hindi/2012)<一般公開>※再映~6月28日公開
2014h 『ダバング 大胆不敵』DABANGG(Hindi/2010)<一般公開>~7月26日公開
2014i 『あなたがいてこそ』MARYADA RAMANNA(Telugu/2010)<一般公開>~7月26日公開
2014j 『めぐり逢わせのお弁当』DABBA/THE LUNCHBOX(Hindi/2013)<一般公開>~8月9日公開
2014k 『バードシャー テルグの皇帝』BAADSHAH(Telugu/2013)<一般公開>※再映~8月9日公開
2014l 『バルフィ!人生に唄えば』BARFI !(Hindi/2012)<一般公開>※再映~8月22日公開
2014m 「シッダルタ」SIDDHARTH(Hindi/2013)<アジアフォーカス・福岡国際映画祭2014>
2014n 「Liar's Dice(ライアーズ・ダイス)」LIAR'S DICE(Hindi/2013)<なら国際映画祭2014>
2014o 「PAPILIO BUDDHA」PAPILIO BUDDHA(Malayalam/2013)<同上>
2014p 「ラーンジャナー」RAANJHANA(Hindi/2013)<インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン=IFFJ>
2014q 「マドラス・カフェ」MADRAS CAFE(Hindi/2013)<同上>
2014r 「若さは向こう見ず」YEH JAWAANI HAI DEEWANI(Hindi/2013)<同上>
2014s 「ラームが村にやってくる」RAMAIYA WASTAVAIYA(Hindi/2013)<同上>
2014t 「”ロミオ”・ラージクマール」R・・・RAJKUMAR(Hindi/2013)<同上>
2014u 「友情」YAARIYAN(Hindi/2014)<同上>
2014v 「ラーギニMMS-2」RAAGINI MMS-2(Hindi/2014)<同上>
2014w 「弾む心を道連れに」LEKAR HUM DEEWANA DIL(Hindi/2014)<同上>
2014x 「略奪者」LOOTERA(Hindi/2013)<同上>
2014y 「うそつきは警官の始まり」PHATA POSTER NIKHLA HERO(Hindi/2013)<同上>
2014z 「結婚の裏側」SHAADI KE SIDE EFFECTS(Hindi/2014)<同上>
2014za「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ムンバイ2」ONCE UPON A TIME IN MUMBAI DOBAARA(Hindi/2013)<同上>
2014zb「ヒーローはつらいよ」MAIN TERA HERO(Hindi/2014)<同上>
2014zc「ロバ男」PIED PIPER(Hindi/2013)<同上>
2014zd「チェイス!」DHOOM 3(Hindi/2013)<第27回東京国際映画祭>
2014ze「オプーのうた~『大地のうた』その後」SONG OF APU/APUR PANCHALI(Bengali/2013)<同上>


2014zf『きっと、うまくいく』3 IDIOTS(Hindi/2009)<一般公開>※再映<ボリウッド・フェスティバル2014>~10月25日公開
2014zg『チェンナイ・エクスプレス~愛と勇気のヒーロー参上~』CHENNAI EXPRESS(Hindi/2013)<一般公開><同上>~10月26日公開
2014zh『クリッシュ』KRRISH(Hindi/2013)<一般公開><同上>~10月27日公開
2014zi『チェイス!』DHOOM 3(Hindi/2013)<一般公開>※再映~12月5日公開

©Yash Raj Films Pvt. Ltd. All Rights Reserved.

『チェイス!』は角川シネマ新宿等でまだまだ上映中。こちらで上映館をご確認の上、新春第1弾としてぜひお運び下さい。

余談ですが、『マダム・イン・ニューヨーク』『ダバング 大胆不敵』の提供元ビオスコープの社長が、ご自身のブログ「ボリウッド映画を買ってみました」でcinetamaを登場させて下さってます。「もっとひんぱんにブログ更新せんとあきませんやん!」と文句を言ったのはその通りで、さらに、「このブログを本にまとめて下さいよ~」とも以前言ったことがあります。社長はごくフツーのできるサラリーマンだったのですが、インド映画の神が乗り移り(笑)、「日本でインド映画を公開するのだ!」と脱サラ、『マダム・イン・ニューヨーク』『ダバング 大胆不敵』を個人で買い付けてしまったのでした。

ご承知のように『マダム・イン・ニューヨーク』は大当たり。その陰には、社長ご夫妻の「素人が映画配給に参入!」ストーリーの面白さによる宣伝効果もあったのですが、その一部は「ボリウッド映画を買ってみました」にも載せられています。これは、今後インド映画を買おうと考える配給会社や個人の参考になる、と思い、ぜひ本にまとめていただきたいと思っている次第です。ウェブの記事は広く拡散しますが、年月を経て記録として残るかといえばはなはだ心許ないのです。ぜひぜひ、記録として本の形で残しておいていただきたいものです。

『マダム・イン・ニューヨーク』のシュリデヴィやら、『チェイス!』のアーミル・カーンやら、大物スターの来日も実現したインド映画@日本2014。来年も楽しい出会いがいっぱいあることを祈っています。来年はこちらのインド映画をどうぞヨロシク!

 


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16 コメント

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kubo様 (cinetama)
2015-02-16 22:38:01
またまた詳細なフォローのコメント、ありがとうございました。

今回いただいたコメントで、様々なことがわかり、助かりました。特に、中央佛教會館のことはありがたかったです。
当時の「キネマ旬報」にも、年に1度か半年に1度、公開作品の一覧が出ていたような気がするので、それも確認してみます。
まだまだ調べてみると何か出てきそうですね。
ご教示いただいた今回の情報は、今後「日本におけるインド映画公開史」を書く時には書き加えます。
ありがとうございました。
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続・バートラハリー王 (kubo)
2015-02-16 18:25:13
たびたびすみません。後から気づいたのですが、同じ号のキネマ旬報の8ページに関連記事がありました。「時報 -編集部-」というコラムの「雑報」というセクションの一項目です。環境依存文字以外は旧字のまま転記してみます。
-----引用開始
●印度映畫の公開
珍しくも印度の映畫「バートラハリー」が五月廿九日から神田駿河台中央佛教會館に公開さる。
-----引用終わり

この「5月29日から」という記述からすると、一日限りの上映ではなかったのかもしれません。前回引用した映画評の末尾の施設名と日付は、評者が実際に映画を観た施設・日付と思われるので(常設館での他の映画批評文にも一日のみ日付が記されている)、今回の引用と矛盾はしないと思います。
なお、この神田の中央佛教會館は、河瀬秀治という実業家が設立した施設で(参照1)、仏教関係の各種行事や講演会が広く開催されたようです。演劇が行われていた記録もありますが(参照2、p.73)、もちろん映画の常設館ではないと思われます。「バートラハリー王」上映の翌年、1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で焼失してしまったようです(参照3)。

参照サイト
1.河瀬秀治とは
http://www.weblio.jp/content/%E6%B2%B3%E7%80%AC%E7%A7%80%E6%B2%BB
2.駒大図書館史
http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/7360/komadaibooklet_05.pdf
3.大震大火のあと
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=10070420&TYPE=HTML_FILE&POS=1
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kubo様 (cinetama)
2015-02-12 21:57:51
大変詳しい調査結果をお寄せくださいまして、本当にありがとうございました。
長々と書き写して下さり、すみません。これでいろんなことがわかりますね。
それから国会図書館の最新情報もありがとうごさいます。私ももう20年ぐらい行ってないので^^、過去のイメージを引きずってました。

『バートラハリー王』ですが、1日(1回?)だけの上映というのと、映画館ではないホール上映のようなので、何か特別の催しがあり、そのために持ってこられたのかも知れません。
あるいは、誰かインドから講演者が来て、その人が持ってきたとか。1922年5月29日に何かあったのでしょう?
「中央仏教会館/中央佛教會館」でググってみたのですがヒットせず、京都の中央仏教学院が出てきただけでした。この学院は1920年5月設立なので、どこかに接点がないかとあれこれググってみたものの、何も出てきませんでした。
さて、これをインド映画公開に入れるかどうかですねー。
カタカナ表記が間違っていたりするのは、主宰者のチラシが違っていたのか、それとも英文で書いてあって、この人が勝手にカタカナに直したのか。
「インド映画探偵」、興味は尽きませんね。

日本映画へのコメントですが、1920年前後にはすでにきちんとした作品ができていたと思いますよ。
どういう方が書いた文章なんでしょうね?
しばらく、気になりそうです~。
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『バートラハリー王』 (kubo)
2015-02-12 20:28:27
遅くなりましたがフィルムセンター図書室の所蔵についてのご教示、ありがとうございました。確かに図書室ウェブサイトの閉架資料リストにキネ旬旧号が含まれていますね。失礼しました。
ということで3月にNFCでマニラトナム映画を観るついでに図書室に赴こうと思ってましたが、近くで用事があったので国会図書館の方で『バートラハリー王』の記事を調べてきました。
国会図書館に行ったのは10年ぶりぐらいですが、ITの成果で昔に比べれば閲覧・コピーの待ち時間が短縮され、かなり効率化が進んだように思います。

1922年6月11日発行のキネマ旬報(通巻102号)に「主要外国映画批評 =自五月下旬 至六月上旬=編集部=」という記事があり、その中で『バートラハリー王』が紹介されています(p.13)。
以下にその部分をそのまま転載します(ただし旧字、旧仮名遣いは適宜改めました)。
-----以下引用
バートラハリー王 <七巻>
Rajah Bhatrahar
印度ナショナル・フィルム会社
Written by MOHANLAL G. DAVE
Produced by S. N. PATANKER
原作及脚色 モハンラル・ジー・デーヴ氏
監督者    エス・エヌ・パタンカー氏
【略筋。印度古代文学に名高きバートラハリー王が女王の姦通を目の辺りに見乍ら如何にして信仰の生活に入ったかと言うことを示したもので、配するにブラマ教信者ゴラクハナスの預言を巧に綾にしたもの】
印度で最初に造った活動写真劇だそうであるが原作の題目が面白いと言う以外に演出法も撮影術も問題ではない。俳優もボンベイで有名な舞台俳優だと言う話だが評者の眼から見て印度の演技が何うであろうと彼等は決して専門の俳優ではない。ただ印度最初の作品であるに係らず映画劇の型式を保って居たことに感心した。そして映画芸術発達の経路の大局から見て、此印度の最初の作品にも劣る地位にある我邦の映画界を情けなく思う。
(五月廿九日 中央佛教會舘)
-----引用終わり

評者(キネマ旬報の編集者?)が鑑賞した佛教會館という場所からすると一般公開ではなかったように思えますが、いったいどういう経緯で上映されたのか見当もつきません。
それにしても、インドで最初に製作された映画という誤情報はともかくとして、1920年頃の日本映画はそんなにレヴェルが低かったのでしょうか。
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よしだ まさし様 (cinetama)
2015-01-02 12:54:32
コメント、ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。

ソフト化作品一覧は別リストが作ってありますので、夜にでもアップしておきます。しばらくお待ちくださいね。(今は箱根山中チェックで忙しくて....。その後は初詣に行かなくては、なんです)

フィリピン映画も公開が続きましたね。
このブログは毎日検索一覧がチェックできるのですが、12月半ば過ぎから、やたら『牢獄処刑人』での検索がやって来ていまして。何かあったのでしょうか、二桁検索の日もあって、頭をひねっています。
『牢獄処刑人』クラスのフィリピン映画が、DVDスルーでもいいので日本でリリースされてほしいです。
配給会社の皆さんは、よしださんのブログをチェックして作品購入なさるといいですね。
今年もフィリピン映画をいろいろご紹介ください。
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ビデオ化作品リストも (よしだ まさし)
2015-01-01 21:32:20
あけましておめでとうございます。
こうしてみると、インド映画、ずいぶんとたくさん日本で上映されたのですね。このところ、本業の方が忙しいこともあって、そのほとんどを見逃してしまいました。以前はけっこう仕事を放り出して劇場に駆けつけることもできたのですが。

ところで、そういう作品をレンタルビデオで拾って観ることができればと思うのですが、どの作品がビデオ化されているのかが分かりません。
もし、余力がありましたら、2014年のビデオ化作品リストなんてのがあると、レンタルショップでチェックするのに助かるのですが。
よろしくお願いします。
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kubo様 (cinetama)
2015-01-01 12:57:00
明けまして、おめでとうございます。本年初のコメント、ありがとうございます。

フィルムセンター図書室には、「キネマ旬報」の古い号もちゃんとありますので大丈夫です。1950年以降、というのは、開架に置かれている分ではないでしょうか。
最近は図書室に行っていないのですが、数年前は、閉架のものも申請すれば閲覧&コピーができました。国会図書館よりは「お役所度」が低いので(笑)、司書の方もとても親切ですし、フィルムセンター図書室の方が調査にはご便利かと思います。
一度いらしてみて下さいね。
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キネ旬 (kubo)
2015-01-01 01:01:39
明けましておめでとうございます。そして早速のご返答ありがとうございました。やっぱりかなり怪しい情報のようですね。
それにしても、キネマ旬報がそんなに古くから刊行されているとは知りませんでした! 1919年創刊とは。
OPAC検索によると、フィルムセンター図書室ではキネマ旬報は1950年以降発行号しか所蔵していないようなので、一般の人が1922年発行号を確実に見られるのは国会図書館だけかと思います。貴重資料のため現物は見られず、デジタル化されたページを館内閲覧する形になるようです(デジタル化されているのにウェブで閲覧できないのは残念)。
私もそのうち訪問して調べてみたいと思ってます。
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せんきち様 (cinetama)
2015-01-01 01:00:36
再度のコメント、ありがとうございました。

映画の国籍を問うのは、最近一層難しくなってきました。
『グレース オブ モナコ』はヤシュ・ラージ・フィルムズが製作の一翼を担っていて、だからウダイ・チョープラーの名前が出てくるのですが、アメリカに設立されたヤシュ・ラージ・フィルムズ・エンターテインメント社の製作となっているため、インド映画ではなくてアメリカ(+他の国)映画になっています。
やっぱり、原則監督がインド人でないとインド映画の範疇に入れない、にしますかねー。例外はまたケース・バイ・ケースで、ということにしたいと思います。
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リライアンス (せんきち)
2014-12-31 16:11:38
たびたび失礼いたします。
『マダム・マロリー~』の件ですが、映画館で本編を観たとき、冒頭にリライアンスのロゴが出てきたように記憶しております。
で、「ああ、スピルバーグは商売上手ね」と思ったのですが、製作面ではドリームワークス主導ということだったのでしょうか。
そのあたり、難しいですね。

http://timesofindia.indiatimes.com/entertainment/hindi/bollywood/news/Indian-cast-dominates-Spielbergs-film-The-Hundred-Foot-Journey/articleshow/39816176.cms
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kubo様 (cinetama)
2014-12-31 11:55:40
このお忙しい時期に(笑)、詳細なコメント、どうもありがとうございました。リンクもたくさん付けて下さって、調べるのが楽でした。ありがとうございます。

確かに、リンクを張って下さったMovie Walkerのサイトには「1922年公開」とありますね。
ただ、お調べ下さったように、この映画は製作が1922年ですので、同年に日本で公開されたという点にまず疑問が起きてきます。
とはいえ、これも書いて下さっている「モハラル・G・デーヴ」というスタッフ名が出てきている、ということは(「モーハラール・G・デーヴ」or「モーハンラール・G・デーヴ」はあり得る名前です。でも、Encyclopaedia of Indian Cinemaの索引にはありませんね)、「キネマ旬報」にその旨の記述があった、ということでしょうね。

年が明けたらフィルムセンターに行ってみて、1922年の「キネマ旬報」を調べてみます。何か発見したら、またブログにアップしますね。
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このお忙しい時期にナンですが (kubo)
2014-12-31 03:35:35
こんにちは。

2014年のインド映画上映とは関係ないのですが、cinetamaさんがMovie Walkerのサイトに言及されていたので、恐縮ながら前から気になっていたことをこの際質問させてください。
日本で最初に公開されたインド映画は、1926年公開の独印合作無声映画『亜細亜の光(原題:Prem Sanyas / The Light of Asia / Die Leuchts Asiens)』(1925年製作)だというのが定説だと思いますが、Movie Walkerのサイト(原資料はキネマ旬報のデータベースのようです)には1922年インド製作の無声映画『バートラハリー王(原題:Rajah Bhatrahar)』が1922年に公開されたと掲載されています。
http://movie.walkerplus.com/mv14342/

この映画はIMDbと英文ウィキペディアでは『Bhartruhari』(1922)というタイトルになっています。
http://www.imdb.com/title/tt0250985/
http://en.wikipedia.org/wiki/Bharthari
また、Encyclopaedia of Indian Cinema には『King Bhartruhari』(1922)というタイトル名が掲載されています。

果たしてこれは本当に日本で上映されたのでしょうか? Movie Walkerのサイトには他資料では見られない「モハラル・G・デーヴ」なる脚色・原作者の名もありますが、キネ旬がどうやってデータを入手したのか気になるところです。
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せんきち様 (cinetama)
2014-12-31 00:30:28
コメントありがとうございました。

アラヴィンダン監督の作品上映@川崎市民ミュージアムですが、すでに何度も行われているので、落としました。
『きっと、うまくいく』を今回のリストに入れたのは、「ボリウッド・フェスティバル2014」という上映の全貌を記録しておくためです。

『マダム・マロリーと魔法のスパイス(原題:The Hundred-Foot Journey)』の製作国は、日本のMovie Walkerのサイトでは「アメリカ」となっています。
http://movie.walkerplus.com/mv56594/
また、英語版のWikiもこの映画の製作国を「United States」としています。
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Hundred-Foot_Journey_(film)
ただ、Yahoo!Japanの映画のページでは製作国は「インド、アラブ首長国連邦、アメリカ」となっており、またIMDbも同様に書いてあります。
どちらとも判断がつきかねるので、いろいろ確認してからリストに加えたいと思っていますが、オームプリーは出ているものの監督はスウェーデン人、舞台は南フランスということもあって、「インド映画」の範疇に入れるのを私自身は躊躇する気持ちが強いです。

今度から、製作国にインドが入っており、監督がインド人であること、というような条件を入れた方がいいかも知れませんが、するとエリス・ダンガンが撮った1930・40年代のタミル語映画&ヒンディー語映画はインド映画に入らないことになるし...。難しいですね~。
返信する
この種の上映は (せんきち)
2014-12-30 22:45:28
こんにちは。
6月に川崎市市民ミュージアムでアラヴィンダン監督の特集上映がありましたが、この種の上映はスルー、と考えてよろしいでしょうか。
念のため、ご確認まで。

http://culture.loadshow.jp/topics/aravindan/

それから、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』は合作になっているようです。

http://www.imdb.com/title/tt2980648/
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ソニア様 (cinetama)
2014-12-29 12:12:28
早速にコメント、ありがとうございました。

ドキュメンタリー映画でも公開された場合はリストに入れているのですが、『聖者たちの食卓』は残念ながら製作国がベルギーなんですよね。というわけで、リストからは落としています。
合作なら入れることもあるのですが...と書こうと思って、そういえば欧米作品でインドが舞台、あるいはインド人が主人公という作品が結構あった、と思い出しました。合作かそうでないか、ちょっとチェックしてみようと思います。

なお、ドキュメンタリー映画では、昨年の山形ドキュメンタリー映画祭で上映された作品『チョール 国境の沈む島』(『ビラルの世界』のソーラブ・サーランギー監督作品)などが先日まで新宿K's cinemaの「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー」で上映されていたのですが、ご紹介を逃してしまいました。すみません。
来年2015年は、山形ドキュメンタリー映画祭がまた開催されますので、上映されるアジア映画はしっかり紹介していこうと思っています。
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Unknown (ソニア)
2014-12-29 11:16:48
『聖者たちの食卓』はドキュメンタリーですが、どうでしょうか。
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