インド在住のArukakat(アルカカット) さんから、「行ってきましたIFFJ」の記事に関してコメントをいただきました。IFFJ(インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン)では、アルカカットさんは次の4本の字幕を担当なさっています(と書くと、ご本名もわかってしまうんですが)。アルカカットさんのコメントに合わせて、映画のタイトルは全部原題にしました。
『Devdas』『Tezz』『Noukadubi』『Krrish』
長文のコメントなのと、これは広くインド映画ファンに知っておいてもらった方がいい内容では、と思ったため、アルカカットさんのご了承を得て記事にアップしました。では、まずそのコメントから。
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ご無沙汰しております。ちょっとタイムリーではありませんが、せっかくIFFJの字幕について感想を書いていただいていたので、返答をしておこうと思います。
僕は今回4本の字幕を担当させていただいたのですが、字幕翻訳は初めてのことで、いろいろ不備があったようです。その点は多くの方からお叱りを受けました。僕が翻訳したものをそのまま使っていたようなので、もう1クッション、プロの方に細かい部分を直していただけたら良かったのにと思っています。
その中で、一番気合を入れて翻訳したのは『Devdas』だったのですが、一番気になっていたのは『Noukadubi』でした。
実は、依頼を受けた時点ではヒンディー語吹替版『Kashmakash』を上映するという話だったので、『Kashmakash』のDVDを買って、それに合わせて翻訳しました。しかし、その叩き台としていただいた英語字幕のテキストファイルの方はオリジナルのベンガリー語版『Noukadubi』だったので、なんか変だなと思っていました。ご存じか分かりませんが、『Kashmakash』ではかなりのシーンがカットされています。
ブログの記事を拝見すると、もしかして当日上映されたのはベンガリー語版の『Noukadubi』の方だったのでしょうか? そうだとしたら、字幕が滅茶苦茶なのは当たり前で、字幕以前の問題となります。その点は自分で弁護しておかなければなりません。
あと、歌詞の「 」については、これを斜体にしてください、という印のつもりで送ったのですが、そのままになってしまったようです・・・。一応、字幕の基本的な規則はcinetama様が作成したものをT氏から送っていただいておりました。
あと、DVDで上映されたものがあると聞いて驚きです。それは酷いですね。
まあ、そんなこともあって、翻訳した方としても残念な結果になってしまいましたが、一応前進と言えるイベントだったと思いますので、今後飛躍的な進歩を期待したいですね。ちなみに翻訳は無償のボランティアで行いました。以上になります。
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以上がアルカカットさんからいただいたコメントです。
アルカカットさんのおっしゃるとおり、『Noukadubi』はオリジナルのベンガル語版で上映されました。それは、IFFJのサイトに作品紹介がアップされた時から下のように断ってあったもので、見に行った人もみんな承知していたと思います。
【ノウカ・ドゥビィ:船の転覆】詩聖ラビンドラナート・タゴールの小説を原作とした上品な恋愛劇。運命に翻弄される男女を情感タップリに描く。音楽A.R.ラフマーン 2011年。ベンガル語。(ヒンディー語版題は”kashmakash”)126分。
ただ、字幕の不備は、ヒンディー語版用に作られた字幕がベンガル語版にあてはめられて上映されたため生じたもの、というわけでは全然ありませんでした。そんなものを超越して(笑)、むちゃくちゃなオペレーションの字幕だったのです。それは、最初に挙げた拙ブログに書いた通りです。ここに、ちょっと引用しておきます。
前半はまだそれでも途中字幕が出なかったり、遅れたり、早く出過ぎたりしていても何とか伴走している状態だったのですが、後半は、5分出たと思ったら5分全然出ず、なんていう状態で、(中略)それと、字幕4つ分を1つの字幕画面に出しているらしく、歌詞の部分は「 」に入った字幕が4つ出てくるし、セリフの所はやたら長い字幕になって、画面の下に字が消えてしまっているところもしばしば。
アルカカットさんからいただいたコメントで、「 」の意味がやっとわかりました。あれが斜体(イタリック)指定だったとは。受け取った側が、なぜここをイタリックにするのか理解できていなかったのか、あるいは時間がなくてそのままになってしまったのか。4つの字幕を一つの画面に入れる、という処理もずいぶん乱暴なやりかたですし、おそらく前者、字幕のノウハウを「句読点は入れない」ぐらいしかご存じなかったのでは、と思います。
字幕のオペレーションのまずさに関しては、その後オーディトリウム渋谷のスタッフの方と話す機会がありました。そのスタッフの方も深く反省してらして、責任は劇場側にも大いにあります、と謝っていらっしゃいました。また、オーディトリウム渋谷は、字幕制作もやっているアテネフランセ文化センターと組織仲間というか、映画美学校などと共に関係の深い組織なのですが、アテネフランセ文化センター制作室の方もIFFJの投影字幕がまずかったという件を気にしておられました。きっと、「訊いてくれればいろいろ教えてあげたのに」と思ってらしたのに違いありません。
私はこのアテネフランセ文化センター制作室に育ててもらったようなものなのですが(今年やらせていただいたのは上の3作品です)、自分の経験を元に、大学等で字幕制作の真似事を学生たちに経験してもらうこともあります。その時に配る「字幕翻訳作成時の決まり事」が、アルカカットさんのコメントにも出てきた、Tさん経由でアルカカットさんにも届いたという「字幕の基本的な規則」です。今回、それにさらに説明を加えたものを下に付けておきます。何かの折に、皆様のお役に立てば幸いです。
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<字幕翻訳以前の仕事>
1.ハコ書き/ハコ割り(セリフを息継ぎで切っていく)を行い、ノンブル(番号)を順番にふってから字幕制作会社へ送付する。本当は原語台本があった方が断然やりやすいが、インド映画の場合、最近は英語字幕台本しか届かないことが多くなっている。下のように、同じ「I love you」という文章でも、息継ぎをしているかしていないかでハコの数が違ってくる。
A. 1 I love you/ B. 1 I/...2 love you!/ C.1 I/...2 love/...3 YOU!!/
2.字幕制作会社が作成したスポッティングリスト(ハコの長さが測ってあるもので、そのセリフが登場するタイム=In Point と、消えるタイム=Out Point、そして差し引きしたセリフ/ハコの長さ=Duration、さらにアテネのような親切な制作会社は字数も書いてあるリスト。字数は換算リストがあるので、昔はそれを使って割り出していた)と台本、それにキャラ(タイムコード/カウンター)入り映像素材を元に字幕翻訳を行う。
<字幕翻訳作成時の決まり事>
1.タテ字幕は普通1行10.5文字、ヨコ字幕は普通1行13文字。いずれも2行まで。記号(?、!、-、~、・・・、””、『』、<>など)は字数に含めない。ただし、長さ計算には含めるので、「『ロボット』見に行く?」という字幕なら、目で読む字数は8文字だが、長さは記号の分も入れて11文字分となる。なお、「0.5文字」というハンパがあるのは、半角アケが使えたりするためである。
タテ字幕とヨコ字幕は、映画祭では英語字幕が入っているところに日本語字幕を入れるためタテ字幕になることが多く、一般公開はヨコ字幕が多い。一般公開でも、配給会社が「人の頭が邪魔になって読めないということがないよう、タテに入れたい」と希望してそうなった「ボリウッド・ベスト」の3作品(『家族の四季』『たとえ明日が来なくても』『DON』)のような例もある。
また、「タテ字幕はヨコ字幕に比べ文字数が少ないので、盛り込める情報量もそれだけ少なくなる」と誤解する人もいるが、文字数はあくまでも元のセリフの長さに応じて決まるので、タテ字幕でもヨコ字幕でも同じ字数となる。タテ字幕で、息継ぎまでが長くて20文字以上になった場合は、ハコをさらに2つに割るといった処理をする。
2.句読点は使わず、半角または全角をあけて文を読みやすくする。字幕の原稿には、「半角アケ=△」、「全角アケ=*」などのマークを使って表記する。句読点とは違うので、文章の最後にこういったマークは付けない。
例:0213 でも△私は知らなかった (画面「でも 私は知らなかった」)
0214 何だと!*ウソをつくな (画面「何だと! ウソをつくな」)
3.ナレーション、電話の相手方の声など人物が画面に出ていないシーンのセリフ、歌の歌詞、画面に出てくる文字(看板、パソコン画面など)の訳などはイタリック体(斜字体)にする。指定の書き方は、「@イタ」「@斜体」とかが多い。歌で2行になるものは、ぶっちがいというか、1行目は頭出し、2行目はお尻揃えのような形にするものが多く、それを「チドリ」と呼ぶ。指定の書き方は、「@イタ/チドリ」などと書く。
例:0005 ここは上海*魔都だ @イタ (画面「ここは上海 魔都だ」)
0022 ズン△ズン△ズンドコ @イタ (画面「ズン ズン ズンドコ」)
4.画数の多い漢字はなるべく使わない。どうしても使う時はルビを振るなどする。また、読み方の誤解を招く恐れのある漢字などにもルビを振るほか、どうしても原語音を示したい時などにもルビを振ることがある。(ここではルビが出せないので、完成形は省略)
例:0079 お義父さん @ルビ[義父|とう]
0107 僕は資産を金に替えた @ルビ[金|きん]
0841 それは焼餅だ @ルビ[焼餅|シャオピン]
5.次のセリフに続く字幕は最後に「―」を付ける。指定の書き方は「@幅広[-]」などと書く。
例:0334 そんなことを@幅広[-]@ (画面「そんなことを―」)
0335 今さら言わないで
6.差別用語、不快語、不快表現などを使わないよう注意する。また、流行語も使わない方が無難(映画は5年程度の期間を設定した上映権を買っているので、5年後に見た時に「?」とならないように注意する)。と同時に、古くさい言葉等、特定の観客層にしかわからない表現も避ける。
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IFFJの関係者の方も見て下さるといいのですが。ただ、上記の内容は基本中の基本で、実際に字幕翻訳をやるためには、もっといろいろ知っておかないといけないことがあります。もし、本気で字幕翻訳者になりたい、と思われる方は、映画美学校(松岡葉子さん、寺尾次郎さん、間渕康子さんら一流の講師陣が教えて下さいます)などがやっている字幕翻訳者養成講座に通って下さいね。私はこういう学校に通わなかったので、自分の技術不足や知識不足を思い知らされることが多いです....。
小さな映画祭でボランティアで字幕制作する場合、私の経験からしていくつか例外のルールがあります。
<タテ字幕の場合>
・外注せずにパソコンを使って自力で映像に字幕をのせる作業をする場合、イタリックがきれいに表示できないことが多いので(ファイナルカットなどのソフト)イタリックはナシにする。
・同じくタテ字幕だと“ ”がうまく表示できないのでナシにする。
・同じく幅広「―」がきれいに表示できないので極力使わないようにする。
・半角2ケタの数字は横に寝てしまうので縦中横にして別途作業しなければならない。
<スポッティングとか文字数が分からない場合>
・目分量で読みきれる字数に調整する(汗)
※今年のIFFJ、これだけ気をつければ少しはよかったのかも。
あと気になったのが「・・・」が全角で3文字使ってあったことです。
「…」と1文字で表記するのよ!とめちゃ言いたかった…
チドリは2行目が1行目より2文字下がるようにすればだいたい格好がつきます。
来年は大量にチケットを買う人のために(私のことです)改善されることを望みます。
「@イタ/チドリ」…なんか“ウナギイヌ”みたいで妙に親近感を感じてしまいました(*´∀`*)
それはさておきIFFJの字幕にはいろんな事があったのですね。なんかお話をお伺いして少し腑に落ちた感じです。普段何の苦労もなく見させていただいている字幕が出来上がるまでにはいろんな方々のご苦労や工程がある事をあらためて感じた事件?でした。
次回は少しでも改善されることを心より祈りつつ。
追伸;香港傑作映画祭り…たまりませんね~!!今年の締め映画は「シバージ」と思ってましたが嬉しい誤算です!
びっくりです。
限られた時間内で、それをこなしていくプロって、やっぱり凄いですね。
おかげで、僕らも外国語の映画を楽しめるというわけです。
ほんと、感謝です。
IFFJも、字幕を担当した人はとても大変だったろうに、それを無にするような上映となったのは、本当に残念なことでした。
ところで、新文芸座のオールナイトでインド映画の3本立て上映があるようです。体力的に厳しいけれど、とても楽しそうなイベントですね。
http://www.shin-bungeiza.com/allnight.html
しかし、こんな字幕の授業を受けられるとは、学生さんたちがつくづくうらやましいです!
SSTという字幕ソフトは30万円近くもするという超高価なソフトですが、とてもスグレモノです。ちゃんと学校で字幕翻訳を習得された方は、皆さんだいたいこれを使ってらっしゃいます。下のサイトで概要がわかり、SST G1の購入もできます。
http://www.canvass-net.com/solution/products/sst_g1/index.html
私もずっと前にある方から教えていただいたものの、ちゃんと習得せず今日に至ってしまい....。というわけで、「技術不足」のまま、今でも字幕制作会社に甘えています。インド映画の字幕翻訳者(原語が理解できる字幕翻訳者、という意味)で、SSTを使いこなしているのは、私に教えてくれたその方だけだと思います。
maikoさんは「中国インディペンデント映画祭」や「シンガポール映画祭」など、インディーズ系映画祭の貴重な助っ人ですねー。IFFJが教えを乞いに行くべき人、ナンバーワンかも。書いて下さった投影字幕用の例外ルール、私も知らなくてびっくりでした。
「…」は、私も最近になって「記号の中に1文字で入っている!」と気づいた人間です。「~∥|…‥」というように並んでいるんですよね。それまでは「・」を半角にして3つ並べていたので、1.5文字分取っていた....。
ホント、「無知の涙」エピソードがいっぱいです。
なるほど、「イタチドリ」なんて書くと、イタチに羽が生えて飛んでいくイメージですね。「ウナギイヌ」との連想にザブトン1枚!
指定の書き方は皆さんそれぞれのようで、たまに字幕の監修を担当すると、「@=イタリック」という指定で「0023 ××××××@」というような実にスッキリした指定を拝見したりして、勉強になります。今のところ、「イタチドリ」が好きなので(笑)ずっとこれを使っていますが。
<冬の香港傑作映画祭り>はどちらかで、「『最愛』は中国映画なのに”香港”に入れるのはおかしい」という指摘を見ましたが、アーロン・クォックが出てるし、まあいいじゃん、なんでしょうね。しかし、3本ともまったく違う持ち味の作品のため、まさに映画祭級の興奮を与えてくれそうで、おっしゃるとおり「たっまりませ~ん!」。
『大魔術師Xのダブル・トリック』は、トニー・レオンがセロみたいにカッコいいです! 『狼たちのノクターン』の不気味なニック・チョンもいいです~ぅ。ご期待下さいね。
新文芸座のインド映画3本立て、お知らせ下さってありがとうございます。『ロボット』『ラ・ワン』『チャンドラムキ』なんですね。
『チャンドラムキ』、まだ権利が切れていなかったとは朗報です。『ロボット』でラジニ・ファンになった人もいるかも知れないので、再上映はいい機会ですね。
あと、『ボス その男シヴァージ』は明日11月23日(金・休)の午後4時から、シネマート六本木でインドビール飲み放題&カレー付きのマサラシステム上映会が行われます。詳しくは公式サイトのこちらをどうぞ。
http://blog.livedoor.jp/robotmovie/archives/19960770.html
インド映画を楽しめる機会が飛躍的に増えて、嬉しいです~。
大学での授業は、講義ばかりだと学生たちもダレるので、積極的に授業に参加してもらうために年1回、なんちゃって字幕講座をやっています。自分の日本語能力にも気づいてもらえるいい機会だし、基礎だけでも知っておくと就職してから役に立ったりするかも、と思ってやってるのですが、いまだ「先生、あれが役に立ちました!」と言ってきてくれる卒業生はいません(笑)。
あと、学生たちが思わぬ名訳をしてくれることがあり、私も大いに勉強になるので、楽しみな授業でもあります。
教材にしているのはちょっと古い映画なのですが、その中で主人公2人が「Fuck you!」「Shut up!」と掛け合いをするシーンがあり、某大学でやってもらった時は、「Fuck you!」に「クサレ外道!」なんていう訳をつけてくれた学生がいました。さすが、マンガの講座があったりする大学だけある~、と感心、こんな訳は自分ではとても思いつかないので今でも忘れられません。
というわけで、教えてるのか教わってるのかわからない、私の授業なのでした。
私は日系企業のインド進出関連の仕事をしてきましたが、今年の春先にIFFJの代表を紹介されまして、そのコンセプトにとても共感するところがあり、やる価値があると思ったので、互いに初めての試みながら是非実現をと準備に奔走してまいりました。準備期間中は皆様にご挨拶にいく余裕もなく、順番は前後してしまうけど終わったらご挨拶に伺おうと思っておりましたが本番の字幕騒ぎでしばらく立ち直れませんでさらに遅くなってしまいました。本来は別途ご連絡すべきなのですが、まだ字幕の件が書かれていると聞きまして、見ると翻訳者の方のこともでていたのでいきなりこちらから失礼します。またまた前後して申し訳ありません。
映画祭自体は、インド映画ファンのはこんなにいらしたのかと驚くほど多くの方々に来ていただいたのに、字幕投影で大騒ぎになりまして観客の皆様と映画には本当に申し訳ないことでした。
そして、初回の試みに対して、リスクを承知の上でリスクよりもインドの素晴らしい数々の映画を日本の皆さんに紹介する活動への協力の方をとってくださった翻訳者の皆さんにまで批難がいっているとのこと、本当に耐え難い辛さです。アルカカットさん、皆さん、大変申し訳ありません。そうなのです、翻訳・監修はすべて無償です。無償であることと時間的制約(お願いしたのは8月になるころだったと思います)から1本を除き監修やクロスチェックなし、字数も指定せず、話がわかる程度の日本語でよいという条件でお願いしました。(ですのでゆるゆる字数については運営側の試みです。)しかしご自身が担当される以上は出来るだけ日本の皆さんに本来の映画を理解してもらえるようなものにすると言っていただき、そのような意気込みで翻訳者の皆さんが作ってくださった字幕テキストでした。(どれだけ力を注いでもらったか、テキストのファイルを開いた瞬間になぜか涙が出るほど感じられました。)それを投影する局面でトラブルが生じることとなり、少しでも救おうと期間中も上映時間直前までずっと劇場側の皆さんともあらゆる手を尽くしたのですが、救いがたいものがたくさんできてしまいました。
今までツイッターでしか日本語情報発信できていないので、こいつら誰だ状態だったと思います。近々ブログ開設しようと思います。こちらをお借りしての懺悔となってしまって重ねて申し訳ありません。
実は、このようなご文章がIFFJのサイトに出るのでは、と思って時々チェックしていたのですが、先に拙ブログへのコメントとして頂戴してしまい、アップしていいのかなと一瞬迷いました。でも、拙ブログへの訪問者には関心を持ってらっしゃる方も多いので、アップさせていただいた次第です。
近々ブログも開設なさるとのこと、そちらにまた、もっと整理された形で今回の総括が出れば、来年への大きな力になると思います。
私も含めて外野があれこれ言っているのは、来年はぜひもっといい形で、と願っているからなので、落ち着かれたら冷静に分析していただいて(例えば、「cinetamaのこの提言は、当映画祭では実現不可能。よって無視する!」とかですね-笑)、来年のご準備をなさって下さいませ。回を重ねると、「そう言えば、第1回は字幕がひどかったんだよねー。それがよくぞここまで~」という評価になっていくと思います。
実は、もうすでにIFFJの方が来年に向けてご努力中、というお噂は聞こえてきていて、「がんばって!」と思っていたところでした。
私は時期の関係もあって字幕のお手伝いはできないと思うのですが、こんな形でブログでの宣伝等はできますので、何かあったらおっしゃって下さいね。
(コメントでメールアドレスを頂戴できましたら、それをアップしないでこちらからご連絡致しますので。他の皆様方も、必要な場合はその手でご連絡下さい)