JR東日本盛岡支社では、盛岡市と連携、社会実験として山田線「盛岡~上米内」間に列車を2往復増発することを発表した。
列車は盛岡発1810、2039、上米内発1829、2059、今年の9月末から平成28年3月末までの2年半実験を行い、1日の乗降客数を現状より200人増やす。
また、上米内駅には無料駐車場を設置してパークアンドライドでの利便性を向上、また岩手県交通のバスも設定する。
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JR東日本としては越後線についでの社会実験、越後線と同じく、駐車場やバス路線が整備される。
盛岡発は終電の1859の前後に設定、県庁所在地駅で最早の終電は2039まで繰り下げられる。それでも県庁所在地駅で最早だけどね。下り新幹線からの接続は、2022着のはやてとか2039着の仙台以北各停のはやてとかまずまず。
乗降客数は1日200人の増加を目指すと書いてあるが、キハ110の定員が121人であることを考えるとハードルが高いような。それとも乗客数と降客数は別カウントなのだろうか。1列車あたり40人前後増やすと考えると、新設は単行で立客が出るレベルか。ちなみに現状の一日乗車数は74人だから、それを倍以上増やさなければならないことになる。
上米内駅の近くには桜台ニュータウンがあり、その通勤客が今回の社会実験で大きな役割を果たすことになる。ニュータウンにはバスが乗入れているけど、行き先は盛岡駅から2キロ以上離れた盛岡バスターミナルになるんだな。そう考えると、少なくとも盛岡から他の路線に乗り換える客は鉄道へ移行するはずなんだけど。
盛岡市が今回の社会実験に踏み切ったのは、IGRの近距離客の利用増があるのではないかと。青山の乗車人員は開業当初に比べると倍増しているからな。
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