3連休東日本・函館パスを使った旅行3日目、今日は大湊線を攻めることにした。大湊線は、本線が少なく、特に普通列車は朝と午後しかないが、駅数が少なく、金谷沢までは路線バスが並行しているので、駅降りの難易度はあまり高くない。朝から駅降りすれば、臨時快速の手を借りなくても18時までに全駅の駅降りができるのだ。
青森発5時41分の八戸行で出発、野辺地で大湊線に乗り換えた。駅降りした順序は以下の通り、数字は野辺地からの駅数。午前中は朝しか普通列車がないので、赤川から歩いた後は、快速停車駅が連続する。
0野辺地ー2有戸(バス)3吹越ー8赤川(歩)9下北ー10大湊ー4陸奥横浜(バス)5有畑ー7金谷沢ー6近川(バス)4陸奥横浜ー0野辺地ー1北野辺地(歩)0野辺地
野辺地では青い森鉄道に直通するので、2番線発着が多いが、一部は1番線から発着する。青い森鉄道から分かれた大湊線は、野辺地町の中心を囲むようにして走る。
北野辺地は、カーブ上にある海側片面、外へは1998年に建てられた小さな待合室駅舎を経由する。
有戸は海側片面、外へはほぼ野辺地寄りの階段を降りることになる。大湊寄りに少し離れたところには保守車両の基地がある。
有戸から吹越までは13キロ以上離れている。海に近いところを走り、国道より眺めはいい。1回しか通れなかったことを後悔している。
吹越は、中ほどに待合室のある海側片面、出口が大湊寄りにあるだけだ。
陸奥横浜は島式で、唯一列車が交換できる。海側の駅舎とは、野辺地寄りの構内踏切で結ばれているので、大湊行の到着時には気を付けなければならない。有人駅で駅窓口は8時20分から15時40分まで営業、新幹線などのきっぷ販売は9時からだ。駅舎の中には、なのはな文庫があり、植物にちなんだ本の他に古い本があった。近くには道の駅があるものの、踏切工事で遠回りしなければなかったので、行くことができなかった。
有畑は海側片面、ほぼ野辺地寄りにある小学校へ出る階段出口の他、大湊寄りにも獣道のような出口がある。
近川は山側片面、待合室駅舎は1998年に建てられたものだ。他の駅より、利用客は多いみたいで、9時台の上り快速と16時台の下り快速も停車する。
金谷沢は山側片面、野辺地寄りに出口のある簡単な作りになっている。赤川は山側片面、プレハブの待合室の横に周囲と同レベルの出口がある。この辺からむつ市の市街地になる。
下北は山側片面、2009年に建て替えられた駅舎が大湊寄りにある。以前は島式だったが、海側の下北交通が廃止となったので、今の形になった。下北交通の廃止跡は草に覆われてわからない。業務委託駅で窓口では指定券を販売、窓口は7時40分から17時10分まで開いているが、20~35分の休憩が5回ある。以前はバスのきっぷの販売を行なっていたが、最近になって定期券の販売すら止めた。駅周辺はバスのりば、タクシーのりば、駐車場が整備され、大畑や恐山へ向かう下北交通のバスが乗り入れる。駅は市の中心部から離れているが、近くにはコンビニやホテルもある。
田名部川を渡って左カーブ、ドームの横を通ってしばらく走ると、相対式の大湊に到着する。
大湊は、頭端式の相対式、駅舎は山側にあり、2010年にリニューアルされた。通常は駅舎側の1番線で折り返すが、21時07分着と6時28分発は、滞泊のために2番線での客扱いとなる。客車列車が折り返した名残で構内有人駅で5時から20時まで窓口扱いを行うが、列車本数が少ないため、下北同様閉まる時間がある。ここもバス定期券の販売を止めた。
駅前広場には、田名部、脇野沢へ向かうJRバスが乗り入れるが、下北のようなバス乗り場は整備されておらず、駅舎入り口付近にバス停があるだけで、列車から降りた客はそこに並ぶ。駅を出て左側には系列のホテル、フォルクローロ、駅周辺にはスーパーや銀行があり、ローカル線の終点にしては栄えている。
なお、駅降りして利用率が高かったのは、金谷沢から乗った14時台の上り普通、脇野沢方面からのバスの接続を受けたためか、結構乗っていた。陸奥横浜から乗ったリゾートうみねこも利用率が高く、席の半分以上が埋まっていた。
野辺地からは18時10分の普通に乗車、三沢で結構降りると思ったが、八戸までの乗車もそれなりにあって、長距離需要もあるようだ。八戸からは19時06分発の『はやぶさ』、新青森始発で速達『はやぶさ』の14分続行なので、発車直前でも席が残っていた。その後の最終『はやぶさ』は満席だったので、青い森鉄道が遅延したら、帰るのが遅くなるだけでなく、座れなかったかもしれない。
最新の画像もっと見る
最近の「駅降り」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事