しーさるの鉄日記

JRグループ春改正(上信越)


JR東日本の新潟支社、長野支社、えちごトキめき鉄道、北越急行の改正概要は以下の通り。

●金沢発1550の北陸新幹線『かがやき』を新設する。これに伴い、金沢発1947の『かがやき』は廃止、1851発を1918発に繰り下げる。新設の『かがやき』は長野で『しなの』からの接続を受ける。なお、金沢発1755については所要時間を5分短縮させる。
●飯山駅での新幹線と飯山線の接続を見直す
●越後湯沢発1601の上越新幹線『Maxたにがわ』を新設する。これに伴い、越後湯沢発2036の『Maxたにがわ』を廃止する。
●新潟発15時台と19時台の『Maxとき』を20分繰下げ、柏崎方面からの普通・快速から長岡で乗り換えられるようにする。また、15時台については燕三条で弥彦線吉田方面からの接続も受けるようにする。
●新潟758発の長岡行『とき490号』を廃止する。

●糸魚川~新潟間で運転している快速1往復を廃止する。代わりに、土休日のみ直江津827発の快速長岡行をE129系の2両で運転する。
●糸魚川発快速の代わりに、泊715発の普通を梶屋敷まで各駅に停車する快速に格上げして、上記の快速長岡行に接続させる。快速通過駅については、糸魚川発737の普通直江津行を新設してフォローする。
●直江津発1759の泊行を10分繰り下げ、新潟方面からの『しらゆき』に接続させる。また、直江津2122発の糸魚川行を新設して、直江津ではほくほく線などからの接続を受け、糸魚川では金沢行『はくたか』への接続を図る。

●ほくほく線については、直江津927発の普通越後湯沢行を黒井停車の快速に格上げする。また、六日町2107の普通直江津行を快速に格上げしたうえで越後湯沢始発に変更する。これに伴い、東京発1936の新幹線でも乗り換えできるようになり、東京での滞在時間が44分拡大する。なお、1856の直江津行については、六日町での乗換が必要となるが、東京~直江津の所要時間に変化はない。

●石打625発の長岡行を4両にしたうえで新潟まで乗り入れさせる。これに伴い送り込みの長岡2100発の越後湯沢行も4両に変更する。
●朝時間帯の長岡行2本と水上行1本、及び上記の夜の越後湯沢行を上越国際スキー場前駅に停車させる。
●E129系の増投入を進め、改正時点では新潟支社内の普通電車の8割をE129での運転とする。これに伴い、直江津から長岡間の列車4往復をワンマン化させる。

●中央線特急の停車駅を見直し、上野原と長坂は全列車通過とする。
●夕方時間帯において、塩山~甲府~小淵沢間で運転している列車1往復を3両から6両に変更して、甲府発18時台塩山方面の混雑を緩和させる。
●甲府発1039の高尾行のうち、甲府~大月間を部分廃止し、甲府1456の大月行を新設する。また、甲府1136の小淵沢行は廃止、その折り返しの小淵沢1230発高尾行についても、小淵沢~甲府間を部分廃止する。甲府発1513の大月行、大月1521の小淵沢行は、大月~塩山間で部分廃止し、塩山発着に変更する。

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北陸新幹線の金沢延伸後2回目のダイヤ改正は、東京行『かがやき』1本の設定時間を夜から夕方前にシフトすることで落ち着いた。シフトされた『かがやき』は臨時『かがやき530号』を2分繰り上げたもの、臨時とはいえ毎日運転なので、改正後も全く変わらない。その代わりに、臨時『かがやき』が夜間にシフトとなるか、それがどのくらいの頻度での運転になるかは、気になるところだ。もしかして、1918発が臨時から定期になった代わりで、1947に設定されるかもしれない。なお、金沢発1851の『かがやき』は繰上げで上野停車になったので、代わりに金沢発1755の『かがやき』が上野通過の最速タイプになる。

上越新幹線はE7でも導入すると思ったが、一部列車の繰下げとか。でも、夜7時台で柏崎・柿崎方面から首都圏への接続見直しは大きい。新潟発1513の『Maxとき』は、20分繰下げるとともに8分の時間短縮、『あさま』が先行していることから、本庄早稲田・熊谷通過にすると思われる。逆に19時台の所要時間は5分増、これは越後湯沢2036の『とき』と統合することで各駅停車にするのだろう。19時台繰下げの狙いは、柏崎方面からの接続、廃止『とき』のフォローの他、新潟口で平準化させて、新幹線通勤客に対応というのあると思う。現状だと、1856、1916、2018で20~62分間隔になるけど、繰下げれば約40分間隔になるからな。新潟758の『とき』は、新幹線の金沢延伸前に7時台の東京行が多く設定されていた頃の名残だけど、7分前を東京行『Maxとき』が先行している時点で利用率が低迷していたのではないかと。

485系の糸魚川快速は1年目乗り切ったものの、2年目で廃止されることに。これで、485系による定期列車の運行は約50年の歴史に幕を閉じることになる。改造のジョイフルトレインは残るけど。また、信越本線からグリーン車が撤退することになる。でも、糸魚川~新潟間の485系6連快速の代わりが、E129系の2両、それも土休日片道だけ運転って。新潟10時半過ぎの到着だけど、どれくらいの混雑率になるのだろう。30分前に普通列車があるとはいえ、長岡で座れないくらいの利用率かもしれない。2018改正時にE129で統一した時に利用状況次第で4連に増結すればいいのだけど。

ほくほく線は、普通列車の快速化、六日町~十日町の間にある3駅と大池いこいの森は通過となる。ただし、直江津発932の快速については、現行927発の普通が通過している黒井に停車することになる。北陸対首都圏のショートカットの機能を失ったほくほく線は、上越地方対首都圏で北陸新幹線への流失をどこまで防ぐかがキーになるわけで、上越新幹線と連携を取りながらダイヤを工夫する必要が出てくる。なお、上越新幹線の時刻繰り上げの影響で、犀潟発1854の六日町行に乗ると、東京着は現行に比べ16分繰り上がる。

上越国際スキー場前は停車列車増で、通過するのは長岡方面:初電、終電、越後湯沢方面:初電、20時前の1本の2往復だけに。ここまで来ると、全列車停車した方がしっくりくるのだけど。でも大沢駅からは1キロしか離れてないことを考えると、臨時駅からここまで成長したのは謎、周囲には建物が建っているけど殆どがペンションだし。

上野原は、801の新宿行『かいじ』、901の東京行『かいじ』、2252の甲府行『かいじ』が通過に。乗降客数的には大月に匹敵する上野原だが、日大明誠や帝京科学大学への通学客がメインで、特急利用者は少ないのだろうか。一方、北杜市の玄関口、長坂も703の東京行『あずさ』、1936の松本行『あずさ』が通過に、こちらも特急利用者が少ないのだろう。

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