しーさるの鉄日記

東北本線(陸前山王、国府多賀城)、くりはら田園鉄道惜別乗車

快速で仙台に着いた後、空港線ホームの茶屋で一服して、E721運用の松島行に乗り込んだ。東仙台と岩切は翌日にまわして、陸前山王で下車。2面3線構造で、上屋は仙台方面にわずかにあるだけである。駅舎は小牛田方面側に接しており、東側は貨物ヤードになっている。次の列車まで25分も時間があるので県道を駅歩き。歩道はせまく、車の交通量は多いので少し危険である。川を越えると多賀城跡がある丘が目の前に見えてくる。ここで右折して線路の方向へ向かう。途中、サッカー場ごしに橋上駅舎が見えてくる。時間がないので一か八かサッカー場沿いに歩く。すると草の生えた荒地沿いの向こうに駅舎が。仕方が無いので荒地に踏み入れると、途中に幅30センチはある水路。電車の到着まであと6分、遠回りなんかしている暇はない。迷わず飛び越え。まさかここでこんな目に遭うとは思わなかった。

国府多賀城は相対式の橋上駅。駅事務室や改札は下りホームの上にある。北口はロータリーが整備されており、西側は先述したとおり荒地、東側は一戸建ての住宅街になっている。南口もロータリーが整備されており、東側には東北歴史博物館がある。ホームからはその展示物である藁葺屋根の民家が見える。国府多賀城からは途中下車せずに一路、北上する。ちなみに塩釜と松島はすでに駅降り済みである。

松島を過ぎると毎時3本から毎時1本になる。車内は100ptだが、18シーズンを考慮に入れると妥当なところか。なお、13時台以降の松島以北は毎時2本、15時以降は松島行が消滅して毎時3本体制になる。松島以北では鹿島台以外、特に大きな流動はなかった。
小牛田は、去年の春に増改築されたばかりで、改札は西側の駅舎から跨線橋に移動した。西側の駅舎はそのままで、改札が無いのには少し違和感を感じる。

石越に着くと、乗客の半分近くが降りた。一団は当然ながらくりはら田園鉄道の駅へ向かう。そして数分後には駅舎を先頭に数十人の列ができていた。今度は2時間ブランクの後の列車なので、先行の東北線からの客でホームはいっぱい。これで積み残されないだろうかと不安を感じながら列車を待った。

14時39分、予定より34分の遅延で上り列車は石越に到着した。上り列車の客が一通り降りたところでドア締め。運転手が移動したところでドア扱いして乗り込むこととなった。列は順調に進み、積み残されるどころがロングシートを確保。列車を待つ人は多かったものの、2両つないだおかげで車内の奥は余裕ある状態だった。14時48分、28分の遅延で発車。乗った列車は「OH!バンデス号」、さとう宗幸の車内自動放送には少し違和感を感じた。

若柳で10数人の乗込み。錆びているものの、ツートンカラーの電車が懐かしい。栗駒では元名鉄のKD11と交換。団体で借りているようだ。鴬沢を過ぎると山の中を走るようになり、15時36分細倉マインパーク(以下細倉(マ))到着、32分の遅延である。細倉(マ)は北側にホームのある棒線構造で、ホームから少し離れたところに駅舎がある。ローカル私鉄の終点とはいえ新駅なので、ロータリーは整備されておりマインパークへの送迎バスが乗り入れる。また、20台以上収容の駐車場がロータリーの真ん中にあった。

一通り駅周辺を回ったので、列の最後尾につく。そして発車数分前に乗込み、ドア付近を確保した。15時47分、37分の遅れで発車。遅れが段々拡大している。山を降りた栗駒で下車。栗駒は細倉寄りに駅舎との通路がある島式ホームで、南側に側線がある。通常、交換は沢辺のみだが、ダイヤの乱れでここ栗駒で交換。上りは42分の遅延に対し、下りは16分の遅延となった。

栗駒には一ノ関や細倉方面へのバスが乗り入れ、西側には宮城交通の車庫があるが、バス停はない。時刻表は栗駒の駅舎の中に手書きであった。栗駒は栗駒山の玄関口で、街の中には芭蕉も立ち寄った松の木がある。駅前広場の向こうを横切る道路は整備されており、みちのく風土館などに通じている。残念ながらみちのく風土館は16時で閉店、街の中にあるたい焼き屋で栗入りたい焼きを食べた。銚子にしろ、鹿島にしろ、ローカル私鉄といえばたい焼きである。

栗駒からの上り列車は先程の折り返しで18分遅延。細倉寄りに通路をもつ島式の沢辺で下車した。沢辺から高速バスで築館の親戚のところに向かった。

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