●朝ラッシュ時
目立った動きは、早朝上りの相模原線特急新設と下り新宿発7時台前半を中心に特急が増発されたことぐらいか。
上り早朝の相模原線特急は多摩センターで区間急行と緩急結合、調布で本線普通から接続を受け、本線特急に先行したスジで設定される。府中以西までの客を受け入れた本線特急より混みそうな予感。
改正前は700と730の間の優等は07快橋、13急八、24通橋だったのが、01区橋、08特八、09快橋、20特八、22区橋と増やされた。一部の特急が京王八王子まで48分もかかるのは、急行格上げだということを考えると仕方がないか。なお、朝下りと夜上りに相模原線急行が残るそうだ。
●データイム
本線については、相模原特急のスジが新たに挿入されたものの、既存列車については現状と1~2分しか変わらず、待避パターンも変わらないという改正になった。現状とあまり変わらないとはいえ、相模原特急がずっと急行の後を追っていた90年代を考えると夢のようなダイヤだ。
相模原線は、各駅停車の10分ヘッド化。相模原特急と相模原線の各駅停車(快速)の緩急結合を調布でできるようになったのは大きい。90年代の相模原特急は多摩センターで緩急結合を行なっていたからな。区間急行は橋本折返しに18分かかるから、快速は特急で、特急は快速で折り返すのだろうか。そうすると新宿折返しも一致するし。
●夕ラッシュ時
特急はデータイム同様、相模原線特急が追加、さらに地下鉄からの直通の化け急行高尾山口行が20分毎に4本設定される。夕ラッシュ時は優等の増発で混雑緩和が期待できる。
新宿発17時台後半から21時台前半まで全ての普通が橋本行に変更、代わりに本線調布以西には調布から各駅停車となる快速と地下直急行が乗り入れるようになる。改正の種別整理で化け種別がなくなると思ったのだけど、結局は残るのね。快速を名乗っても仙川などを通過するし、区間急行を名乗っても飛田給を通過するし。改正で名称廃止となる通勤快速は使えないのだろうか。改正前の通勤快速を調布以西各停とした形で。
高尾山口まで来た都営からの直通はつつじヶ丘で折返し調布まで回送、そしてまた各駅停車として高尾山口へ向かう。京急だったら全区間各駅停車も快速扱いするだろうな。
地下鉄からの相模原線急行は設定時間が7分繰り下がったものの現状維持、相模原線内では特急と併せて8~12分間隔となり、多摩センターで緩急結合を行なう。
●夜間
現状の23時台優等は、20分サイクルに化け急行京王八王子行、通快橋本行が1本ずつ設定されている。それが改正では、12分サイクルに特急もしくは化け特急の京王八王子行が1本、区急橋本行が1本で、特急は調布で区急に接続するダイヤとなる。特急の新設により遠距離客の利便性は大きく向上、例えば高幡不動は20分毎の急行で新宿から40分かかっていたのが、12分毎の特急で30分と大幅に短縮される。なお、土日は区急が快速に変更となる。
下りだけでなく上りも特急運転時間帯が延長、京王八王子2325発まで12分毎に新宿まで40分の特急が運転される。ちなみに中央特快の八王子発最終は、平日2237、土休日2114、中央快速の最終は平日2301、土休日2151と京王特急に比べるとかなり早い。次の改正でJRが上り快速の運転時間帯を拡大したら面白いな。
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