大阪地下鉄御堂筋線では10/31にダイヤ改正を行なった。改正概要は以下の通り。
●ホーム棚設置に伴い、各駅での停車時間を5~10秒延長させる。
●梅田発23時台の中津行4本のうち3本を新大阪行、1本を江坂まで延長運転する。
●千里中央発江坂行の最終と江坂発なかもず行の最終を1本化させ、千里中央発なかもず行とする。
●土日ダイヤにおいて中津発着朝11往復夕7往復を、新大阪発着に変更する。
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10月末に行われた御堂筋線のダイヤ改正、ダイヤをホームドア設置前提にした他、土日朝夕を中心に中津止と新大阪まで延長運転することになった。
まず、ホームドア設置に伴い停車時間を見直す。ホームドアは、既に天王寺、心斎橋に設置されているが、再来年3月末までに全駅への設置を目指している。
停車時間の見直しに伴い、江坂~なかもず間の所要時間は、朝ラッシュ時47分だったのが48分に、データイム45分だったのが46分になっている。所要時間が増えたので、平日朝ラッシュ時の運用本数は36本から37本に増えている。
朝ラッシュ時はピーク時の2分15秒間隔時間帯を見直すことになった。なんば発北行の2分15秒間隔時間帯は、改正前は7時26分~8時56分の90分間だったが、改正後は7時58分~9時10分の72分間と後ろにずれて縮小されている。梅田発南行の2分15秒間隔時間帯は、改正前が7時51分~8時52分の61分間だったのが、7府46分~8時58分の72分と拡大してる。
夜間時間帯は中津止4本を新大阪行、もしくは江坂行に延長変更して、新大阪だけでなく西中島南方の利便性も向上させている。梅田~西中島南方では阪急と競合しているけど、阪急は23時以降の普通は15分毎だからな。御堂筋線を5分毎になるけど、運賃の高さをフォローできるのだろうか。新大阪、江坂はビジネス街イメージだから大阪からの帰り客は少ないイメージはするのだけど、実際の所どうなのだろう。
新大阪発なかもず方面23時台は12、22、32、44、と10~12分間隔だったのが、4本増発で、11、16、21、26、31、41、47、56の前半5分間隔、後半6~10分間隔となる。対して、東京からの『のぞみ』は23時12分※、21分、30分、38分、43分※、45分に新大阪に到着する。(※は金日運転)
21分に着いた場合、急げば26分に乗れるし、その後の31分でも改正前より早くなる。30分や38分に着いた場合、接続時間が3分短縮される。最終の45分で着いた場合、今まで0時02分まで待たなければならなかったのが、23時56分と6分繰り上がる。
山陽新幹線を見ると、18分着の『こだま』は32分に接続していたのが26分に、32分着の『ひかり』は44分に接続していたのが41分と繰り上がるが、37分着の『みずほ』は44分に接続していたのが47分に繰り下がる。速足で乗り換えれば41分に間に合わくはないが。
また、23時09分の列車を23時06分に繰上げて、運転間隔を7分、3分間隔だったのを5分間隔に平準化させる。このことで23時丁度に到着する「のぞみ」からの接続時間が短縮される。
土休日については、朝夕の中津発着を新大阪発着にする一方、データイムの運転間隔が3分45秒だったのを4分に拡大している。土休日の中津折返しは、なんば場面で6~9時台11本、16~18時台7本設定されていた。
中津折返しがあるせいで、千里中央行を逃すと新大阪に行くのに次の千里中央行まで6~7分待つことになったが、この延長でその状況が解消された。大きな荷物を持った長距離客が千里中央行に集中していたからな。新大阪だけでなく西中島南方への利便性も向上するので、御堂筋線沿線から阪急京都線へは梅田より便利な西中島南方乗換という選択肢もできる。夕方は10分毎に準急が停車するから茨木市辺りまでは有効だろう。
朝夕の新大阪延長と所要時間増の影響で、データイムの運転間隔を少し延ばしている。新大阪~天王寺間は3分45秒間隔だったのが4分間隔に、それ以外の区間は7分30秒間隔だったのが8分間隔になる。毎時16本から15本になるとはいえ、普通の人は運転間隔が15秒拡がったくらいでは気づかないだろう。
ただ、7分30秒間隔の四ツ橋線、千日前線、15分間隔のJR東海道線とは接続時間が一定ではなくなる。乗換アプリが浸透した現代ではこだわる必要はないけど。
四つ橋線については、6時台前半まで両方向とも2分の繰上げた修正程度となっている。
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