秩父鉄道では2020年4月から計画運休を実施、2021年3月12日改正はそれをベースに行うことになった。まず、羽生~熊谷間の平日ダイヤから検証してみる。
計画運休ダイヤでは、以下の10往復を運休していた。
羽生発
622、934、1031、1049、1136、1315、1405、1515、1647、2022
熊谷発
552、856、946、959、1100、1235、1325、1440、1615、1946、2317東行田止
このことでデータイムは30分以下の間隔だったのが、ほとんどの時間帯で50分前後の間隔となっている。2本連続で運休になったため、羽生発で9時57分から11時14分まで80分近く開いているところもある。その一方、羽生発12時台や熊谷発11時台は運休がないため、20分間隔が連続している。
今回の改正では、運休になっていた列車のほとんどをほぼ同じ時刻で復活させる一方、前後の列車を廃止して運転間隔を調整する。このことでデータイムは所々で40分以上の間隔となっている。
朝時間帯は羽生発6時18分を復活、9時34分発も9時21分発から繰り下げる形で復活させている。このことで、9時21分着の東武線下りから接続させる。9時57分から12時24分までは11時14分、12時00分だけで運転間隔が80分以上に広がっていたのを、10時32分、57分、11時40分とし、最大43分間隔とする。計画運休ダイヤで運行と続けていた2本を廃止し、運休していた3本を復活した形だ。
午後は15時17分発を復活、この影響で14時30分発は10分繰り上げ、先行との間隔を44分に短縮する。その代わり16時03分発を廃止して、15時40分発を15時50分に繰り下げる。16時43分発も復活させて20分前後の間隔の時間帯を拡大させる。
17時代以降は列車の増減はないが、20時00分発を12分に、22時36分発を49分にするなどして羽生発を繰り下げている。このことで20時09分着や22時39分着のりょうもうから、新たに接続するようになる。最終の23時11分発の熊谷行も、23時27分に繰り下げ、23時19分のりょうもうから接続させる。今回の改正ではほとんどの地域で15分以上繰り下げとなっているが、この区間はその逆のレアな区間になっている。
熊谷発羽生方面では、まず熊谷発5時48分を復活させている。6時50分、56分と続行になっていたのは、46分、7時03分にして調整、以降も時刻を繰り下げ、8時15分発は33分に44分発は57分に繰り下げて、運休となったスジを踏襲させる。
9時台は58分を復活させて約30分の間隔に、11時23分発も11時11分に繰り上げて、57-23分間隔を45-34分間隔に平準化させる。
午後は14時34分発が復活、代わりに15時05分発が廃止になるので、間隔は50分から47分に短縮するだけとなる。さらに16時14分発も復活となる。
19時台は06分、25分となっていたのを15分、41分に繰り下げるが、20時台は09分、32分となっていたのを00分、24分に繰り上げる。このことで、44分のタイムラグをなくし、19~26分間隔とする。19時25分着は41分に繰り下げとなるため、熊谷着19時35分の湘南新宿ラインからの接続が改善される。
22時台は00分、40分最終となっていたのが22時15分、23時00分最終に繰り下げとなり、熊谷着22時53分の湘南新宿ラインから接続するようになる。
羽生~熊谷間では46往復あったのが、計画運休で36往復に削減、今回の改正では計画運休をほとんど復旧させたものの、廃止となった列車も多いので39往復となっている。
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