JR東日本は、輸送障害発生時に対応能力を強化させるために、下記の整備をすることを発表した。
●大宮操車場に折り返し設備整備(2016年度末~)→高崎、宇都宮方面からの折り返しが可能になる。
●深谷・岡部・本庄駅を15両対応にする。(2017年度末~)→籠原での列車の渋滞を改善させる。
●茅ヶ崎駅に折り返し設備整備(2016年4月~)
●友部駅4番線・5番線を10両編成対応にする。(2016年度末~)
●山手線と京浜東北線、中央快速線と中央緩行線において、並行区間で片方に障害が発生した場合に、もう一方の路線を共用し、運転再開時期を早める。東海道線と横須賀線についても同様のことを行なう。
●京浜東北線駅のうち、宇都宮線が並行通過する駅、及び、新子安、東神奈川のホーム端に線間柵を整備、隣接する路線を運転しながら、復旧作業を行なえるようにする。
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JR東日本30周年に伴う改革の一つとなった輸送障害発生時の対応能力強化。といってもインフラを整備するだけで、いざというときはすぐに使わないと思う。一部区間で早く動かしたとしても、運転整理が大変だし。
大宮は北側からの折り返しを可能にすることで、運休区間を東京・新宿~大宮だけにすることが可能になる。また、それが京浜東北側での障害ならば、線間柵で復旧が早まる。あくまでも復旧が早くなるだけで、ダイヤ乱れはそれなりに続くと思うのだけど。現行でも大宮駅構内での折り返しはできなくはないけど、操車場での折り返しも行なって渋滞をなくすのだろうか。
高崎線は15両対応駅を本庄まで延ばして、籠原の負担を減らすことに。深谷駅の上りホームと本庄は現状だと14両までしか対応してないから、ホームを少し延ばす感じになるのだろうか。半分くらい籠原入庫なのに切り離し列車で渋滞することはあるのだろうかと調べたら、20時台にあるのね。切り離しを終えた列車が出発した3分後に次の列車が来るケースが。しかも後の列車はスワローあかぎ待避を受けるから、4番線に入らなければならないし。でもって、遅延で切り離しできない列車は本庄止に行先変更か。少し待てば、切り離しをした高崎行が来るけど。夜間は『スワローあかぎ』も折り返すから、すぐに籠原の方へ折り返さなければならない。茅ヶ崎折り返しも、高崎線同様、平塚での分割渋滞をやわらげるためだと思われる。馬入川(相模川)の洪水対策もあるのだろうか。茅ヶ崎駅は浸水エリアの外だし。
山手線と京浜東北線の線路共用は、国鉄時代に日常的に行っていたのだけど、京浜東北の快速運転開始とともに止めたのね。それが、山手線から6扉撤退したことで、ホームドアがあっても可能になったと。京浜東北線は、東十条~蒲田間で輸送障害が発生した時に全線で停まってしまうのがキツいからな。中央快速線から緩行線への線路共用は、グリーン車を連結したらできなくなるのではないかと。でも、最近になって中央線グリーン車導入の延期が決まったから、どうなることやら。
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